まみ

勝利だギューちゃん

第1話 日常

なんだろう・・・

意識が、はっきりしない・・・


夢なのが、現実なのか・・・

おそらくはその狭間・・・


とりあえず歩いてみよう・・・

1歩、2歩、3歩・・・


道が分かれていた・・・

「寝る」「起きる」

疲れた・・・もう少し寝よう・・・

「寝る」の道を進んだ・・・


「・・・さん、起きて下さい」

すやすや

「塁さん、起きて下さい・・・」

すやすや・・・

「もう、世話がやけますね」

チュッ


「えっ」

目が覚めた


「さすが、キスだと、すぐに起きますね」

「あっ、まみ?」

「おはようございます。塁さん」

「おはよう」

「朝ごはん、出来てますよ、塁さん」

「ありがとう、まみ」

また、一日が始まる。


「もしかして、塁さん」

「何?」

「私にキスしてほしくて、寝たふりしてました」

「はい」

「即答ですね。でも嬉しいです」

まやは、悪戯っぽく笑う・・・


何気ない日常・・・

今日も1日が始まる・・・


変わらない朝、

変わらない食卓、


そして、そばには・・・まみ


傍から見れば、普通の環境だ・・・


まみも、傍から見れば、普通の人間の女の子だ・・・

そう、傍から見れば・・・


だが、まみは人間ではなかった・・・


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