第2話 ダチョウの胃にはダイヤモンド

「しきそくぜくうくうそくぜしき……」


 私は仏道の加護により、高ぶった感情を落ち着けようと試みていた……。心頭滅却すれば全裸もまた涼し……なんのことだ……? やはり混乱している……。


 それにしても記憶喪失なのに、こういうところがものすごく日本人だな、私。パッと見は、人種がよく分からない地味な顔なんだけど……。


「なにそれ? まほうのじゅもん?」とカラカルが聞く。

「まあ、そんなものだけどね……」

「ふーん。ぎゃーてーぎゃーてー……」

 最後のその部分しんごんは、本当にみたいなものだ。




 しばらくして私たちは食事を終えて早々に、『ジャパリ銭湯バス』を目指して、この「フレンズの村」を出発することになった。メンバーはカラカル、キリン、アードウルフ、ヘビクイワシ、そして私。


 民家の庭園の出入り口の、屋根と夜間照明のついた扉のところで、私はふと思い出して……今まで聞きそびれていた質問を、サバンナ地方の「先生」であるヘビクイワシに投げかける。


「あの、ヘビクイワシさん。前々から気になっていたんですが……どうしてみんなここを『大きな村』って呼ぶんですか?」


「え? ご存知ないのですか、ハナコ先生? それはほら、もちろんココに『大』『村』って書いてありますから」と、民家の庭への出入り口の門柱に架けられた人工大理石らしい「表札」を指差して、予想どおりの返答を返すヘビクイワシ。

 ところで、このはいったい何者なんだろう……?

「いえ、それはそうですけど……」


「それにですね、ホレ……この『ずかん』にも、『村』の絵がかいてありますでしょう?」と言うと、彼女は自分の手持ちの図鑑――幼稚園児や小学校低学年の使うような……写真やイラストが豊富な、ページの厚い大判絵本だ――を見せて、都会や地方の風景写真の載っている『まちやむら』という題名のページを見せてきた。


「この絵には、たくさんの『町』が書いてあります。こっちは、『村』がいっぱいある絵ですね……わたくしは違いがよく分からないのですが……さばんなちほーのここは、『村』って入口の石に書いてあるから、そうなんでしょう?」


 なんだか、理解してきたぞ……。フレンズは独学で読み書きを学習しているみたいだから、時々しているみたいだ……。




「……もしかして、わたくしの考え、まちがってるでありますか?」

「いえ、フレンズの皆さんが『村』だと呼ぶなら、その言葉が正しい――」

「そういうことじゃないであります! わたくし、このさばんなの『先生』として、正しいを求めています! ハナコ先生、お気持ちはありがたいですが……もしわたくしの考えにマチガイがあるなら、それを直して下さい! お願いします!」


「ごめんなさい、下手に気を使わせてしまって……ええと、まずこういう建物――『たてもの』というのは、サバンナ地方のとか……この写真とかですが、こういうものは『村』ではなくて、『家』と言います」

!」


「あら、そうだったの!」

「うもも~……それは初耳ね……」

 カラカルやキリンも驚いている。


「でも、あそこの石には『大きな村』って……」とアードウルフが表札の件を指摘する。

「あれは、昔ここに住んでいたヒトの名前だから、全然関係無いんですよ」


「ななな……なんとまぎらわしいなんでしょう! いなくなったら、別の人が棲むかもしれないのに……。この『ずかん』にも『の所』がありますが……ヒトって何にでも、物にでも縄張りにでも、文字でマーキングする習性があるんですか?」と、ヘビクイワシが妙な観点の質問を投げかけてくる。


「……べつに、そういうわけじゃないかと思いますが……いや、よく考えると、そうかも……」

 土地財産などの『所有権」など、まさに所有者が書類に行為であろう。




「こんな難しい『もじ』で縄張りをするなんて、ヒトって変わってるわねぇ……」

「私もこの『かんじ』は読むのが難しくって……とかツメ跡とか、もっと分かりやすければいいのにね……」

「あ、でもヒトはみんな文字が使えるんですよね……。ハナコさん、やっぱりヒトって動物はすごいです……」


「こんな石にをしっかりマーキングしたら……雨風で消える『スプレー』や『爪とぎ』と違うんだから、いなくなったり死んだりしても残ったままじゃない」

「はた迷惑ね~」

「そうやって残るのが『文字』のよいところですよ。昔の人が残した言葉や、離れた相手の言葉が分かるんですからね。自分の物や縄張りにまで文字を書くのは、やり過ぎだと思いますけどねー」


 フレンズ達はの概念について、全くなじみが無いようである。まあ、そりゃ彼女らはもともとが動物だからね……。


 ジャパリパークは、正しい意味で「原始共産制」らしい。それは、近代のアジアの共産主義の歴史を知っていれば分かる通り、ヒトが正しい形で成しえなかったこと。だからそういう意味では、フレンズ達はヒトよりも「進化した」意識の持ち主と言えないだろうか?


 私はその後もフレンズ達に説明を続けた。


「なるほどね~……『いえ』ののことを、その数のちがいで、『むら』とか『まち』って呼ぶのね……アタシはじめて知った」

「うもーっ! 木の集まりが林や森なのと同じね!」

「オオカミの群れパックやライオンの群れプライド、カラスの群れマーダーみたいなものでありましょう」


 ……なんだか私、本当に先生になってきたぞ。

 友達と子供を同時に持っているような気分だな……。




「でも……みんながそういう言葉を使うなら、それがパークのだと、私は思いますけど……」

 ピジンあるいはクレオールという言語学の考え方だ。


「そんなことありません! ヒトの優れた文化や知識を正しく受け継ぐこと、ヒトの『ぶんめい』をよみがえらせることが、我々フレンズにとって必要なのですっ!」


「そうかな……私は、文明なんか無くっても……みんな仲良く一緒に生きていければ、それでいいと思いますけど……」

「ハナコ先生はフレンズに甘いですよっ! フレンズはもっとをするべきです! ハナコ先生はフレンズ達にものをがありましょうっ!」

「……」


 が、自分たちをしてくれと言っている……こういうのは、なんとなく……イヤな感じがする……。読み書きや、技術知識なんかは積極的に教えていきたいけど……。


 私、フレンズ達のがキライじゃないんだよな……。フレンズがしまったらイヤだな……。


 それって私のエゴか? 上から目線の、一方的な押し付けだろうか……?




 熱帯草原の「大きな家」を出て、陽の昇る方角へ……我々は東へ向かって歩き続ける。私は「家」でもらったパンフレットの地図を、キャンバス地のレトロなマップケースから取り出し、太陽の方角や森、川、崖などの地形を参照しつつ歩く。


 地元の地理に詳しいヘビクイワシが道案内をする。

 我々は、サバンナの枯草色の絨毯の敷き詰められた獣道けものみちを進む――フレンズや野生動物たちがよく通る、植物や岩の少ない歩きやすいルートだ。




「だあああぁ~っ!! お客さあああぁ~んっ!!」


 な、何事だ!?

 突然、ひとりの鳥のフレンズが大声で叫びながら、草原のはるか遠くから猛スピードで私たちのもとへ走ってくる……「ドップラー効果」でどんどん声を高くしながら……。


「やぁーっ! はじめまして! 私、ダチョウです!」

「ぼくはエミューだ!」

「あたしはアメリカレアだよ!」


 と、猛ダッシュの直後でも息ひとつ乱さずに……優雅なすみれ色のフリルのついた漆黒のドレスをまとったフレンズ、優雅な深窓の令嬢を思わせるダチョウが自己紹介する……だけで……。


 そう、あまり上手くない腹話術で、の声色をつくっているのだ……。


 よく見ると、両手に持っている泥だらけのは、最初はよく分からなかったが、泥でできた鳥のおもちゃらしい。粘土でこしらえた胴体と頭部に、樹液で鳥の落ちた羽を貼り付けている。長い木の枝で首や脚を、石ころで目を表現している? ……彼女のか?


 あ、あの、この両手の「おふたり」がエミューさんとレアさんですか? ダチョウさんのイマジナリー・フレンズの方かしら……?


 もしかして、この子……なんか、少し病んでるというか……ちょっとアブなくないか……? っていうか、両手のふたりのじゃないですか……?




「あ、ダチョウさん。『お笑い』の『芸』の練習ですか?」ヘビクイワシの知り合いのようだ。


「そうなんですよ~。私たち、この『さばんな交差点』あたりで『辻芸人トリオ』をしてますっ!」


 サバンナ交差点……?

 よく見ると多くの獣道は、大きな木やアリ塚を道しるべランドマークにして、動物やフレンズたちが通ることで踏み固められている。それら目印をつなぐように、たくさんの獣道が縦横に、真っすぐに伸びているわけだ。

 そしてここは、それら獣道が交わる交差点部分……フレンズの人通りが一番多そうな場所だ。


「私、お笑いトリオ『ダチョウの倶楽部』を作りたいのですが……他のダチョウの仲間は、フレンズになっていないみたいで……だから、エミューさんやレアさんのをしてるんです、です……。私は、どーしてもひとりピンじゃいやで、三人組トリオになりたい……だってトリだから!」


「ぷぷぷぷ、あはははは!! すごくおもしろっ!!」




 ……え、何?


 今の、え?




 ヘビクイワシさんがめっちゃ笑ってるけど……今のギャグらしきもの、フレンズ的な感性では、面白いの……?


 ……いや、そうでもないらしく……カラカル、キリン、アードウルフはボケーッと白けた表情をしている……。ギャグがウケてないというか「全然分からん」って表情に見えるけど……。


「これはオとをかけた、高度なお笑いですよっ!! うぷぷっ!!」

なんですよ……空を飛ぶ鳥だけに……!! ふふふ……どーですか私の『おーぎり』は?」


 反応に困る追加ギャグでヘビクイワシが笑い転げているよ……。

 あなたがた、ふたりとも走る方が得意じゃ……。

 そもそも、大喜利ってひとりで出題して答えるものじゃないでしょ……知らんけど。


「むむむぅ~! つかみはおっけー! ……今日の鳥じゃないお客さんは、ノリが悪いですねぇ! でも私ので、お客さんの望むネタはお見通しですともっ! ひっ、ひっ、ふー……ふんぬぅっっ!!」


 ごろん。


 うわっ!!


 ダチョウがラマーズ法ふうの呼吸法をして、かけ声を出して強くりきむと……なんとスカートの中からが出てきた! えええっ!? フレンズの誰も突っ込まないけど、これどういうことなのっ!?


「ふむふむ……この水晶玉で、お客さんの心は丸見えです……さて、お望みのネタをお見せしましょう……」


 えぇ……。



「さて、ふつうの鳥のことを、むずかしい言葉だと、胸峰類きょうほうるいと言いますが……私のようなダチョウやエミュー、レア、キーウィ、ヒクイドリなんかの走る鳥――走鳥類のことを平胸類へいきょうるい『平たい胸の鳥』と言います……。でも見て下さい! 胸、ありますよ、私!! ほれほれ!! ぼいんぼいん!!」


 ダチョウの身体を張った下ネタセクシーギャグ。


「わははははっ!! ひひひひっ!!」

 地面を蹴りまくってへこませながら(すごい脚力だ)思い切り笑うヘビクイワシ。それに対照的な、残りの白け顔のメンツ……。


 とか、平胸類へいきょうるいの私に喧嘩売ってんのか……。

 ダチョウの笑えないギャグに私はちょっとイライラしてきた……。




 らちが明かないと思った私は、オブラートに包まずに正直に感想を言う。


「あの……鳥の子の仲間だけにウケるって、それ以外の人には、面白くないから……あとトリオって設定なら、それをもっと生かした方が……」

「ぶほほっ!! だちょーんっ!!」


 私が指摘すると、ダチョウは私の予想以上に様子だった……。




「ハ、ハナコ……アンタ……けっこうキツいこと言うのねぇ……」

「ホントね……意外な一面……『おわらい』には『いっかげん』持ってるのね……」

 カラカルとキリンが、若干引いている。


「そ、そうかな……? もしかして、悪いこと言ったかな?」

「うん、けど、そう正直に言っちゃうのは可哀そうですよ、ハナコさん……。ほら、ダチョウさん……もう何も聞きたくないって、地面に首を突っ込んじゃいましたよ」


 そうアードウルフが言う通り、ダチョウはお尻を高くこちらに向けたポーズで頭を下げ、土の中に頭を突っ込んでいる……。


「聞こえない、聞こえないっ! 今のは聞いてないよ~っ!」

 頭隠して尻隠さず……パ、パンツ見えてますよ……。


 それにしても、「ダチョウは危険が迫ると頭を隠す」ってのはのハズじゃ……まさか、動物の生態だけでなく、のか?


 いや、この場合、ただ単に現実逃避オーストリッチ・シンドロームしてるだけかも……?




「ぶはっ!! 息ができませんっ!!」

 しばらくするとダチョウは、閉じこもっていたから顔を出した……鳥だけに……。


「すいません、取りトリ乱しました、鳥だけに」と、頭から砂をぱらぱら落としながらダチョウが言う。


「ほ、本当にごめんなさい! 私ついひどいこと言って……そんなにショック受けるなんて!」

 私の軽い発言で、彼女をひどく傷つけてしまったことを謝罪する。

 ギャグはつまらんかったけど、だからってあそこまでショックを与えることはなかったと反省……。


「ふふふ……いいのですよ~、お客さん。今ちょっと、ビックリして頭隠しちゃいましたが……を言って頂いて、すごくありがたいのですよ」

「そ、そう……本当に……?」


「はい。正直、鳥の子以外の子はいつも、みんなヘンな顔して、私のウケないなーって、前から思ってたんです。それを分かりやすく言葉にしてくれて、ありがとうございます!」

「どういたしまして……それなら、よかったけど……」




「はい! 私これから、みんなに面白いネタを頑張って考えますっ! あああっ! 私のぎゃぐで、フレンズが笑ってくれることを思うと……うう、ワクワクしてきたあっ……だあああぁーっ!!!!」


「うわぁっ!!」

「うもおっ!!」


 ダチョウが全く唐突に、をかましてきた。

 一番背が高いキリンの額に足がぶち当たり、そのままのすごい勢いで、直線状に斜めに崩れ落ちるキリン。


 や、したけど、大丈夫かよキリン!?


「い、痛いわね~! 突然なにするのよ!」

「ご、ごめんなさいっ! 興奮してついうっかり!」

 すぐ起き上がるダチョウとキリン。


 痛いわね~……で済んじゃうか、フレンズは……。


 今の技……すごいのスクリュー式ドロップキックだった……ちゃんと受け身取ってるし。

 動物のダチョウのキック力は、100㎠に五トンくらいの威力があるって聞いたことがあるけど……。で……あの頑丈なキリンが、あんなふうにとか、ありえない……。


 この子やっぱり、最初の印象通りだ……精神的にだけじゃなくて、物理的にも……。


「本当にごめんなさいね、キリンのお客さん……」

「名探偵は、! こんな全然へっちゃらだから、気にしないで! 私もよくやるもの!」

 全然へっちゃらなのか……丈夫すぎるぞキリン。殺しても死ななそう……。あとあなた、今最後に言ったよね……?




「あの、らんぼうしたお詫びというか、お笑いを見てくれたお礼というか……いいものがあるので、受け取ってください」とダチョウが言い、そして……両手の


「おえええっ!! げろげろげろっ!! ……げろっぴ!!」


 ……当然の帰結として嘔吐し始めるダチョウ……!! 胃液が渇いた砂地に黒い染みを広げる。


 り、理解できないっ!!

 ホントなんなんだよっ、この子っ!!

 なっなんで他のみんなもんだよお!!


 フレンズのみんなは大好きだけど……身体能力も考え方も、文化も価値観も常識外れすぎるっ!! キミら、人間と違い過ぎるよっ!!




「鳥の子もネコみたいに、お腹に毛玉がたまるから吐くの?」

「猛禽類だと、溶け残しペリットしますけどねー」

「私も、シロアリの種類によっては、よくお腹壊してたなぁ~」

 カラカルとヘビクイワシとアードウルフの冷静な会話。


 み、みんなっ……女の子が公衆の面前でしたりぶちかましたり散らしたりって、異常すぎる光景を見て……なんでそんなに冷静なんだっ!! ついていけないっ!! が分からないよっ!!


 フレンズ達! みんなもうちょっと、人間らしく、女の子らしくなってくれ!

 ……あれ? 前半に書いてたことと矛盾してるような……。




「ふううう……うっぷ……ハイこれ……お礼です。この前落ちてるの見つけて拾って、砂肝に入れておいた、、お礼にあげます……げろろろっ!!」


 ダチョウは、口から虹色の胃液を服に垂らしてニコニコ笑いながら……サンドスター粒子の立ち上る嘔吐物の中からを手に取って、私に渡す。


「あ……ありがとう、ございます。こ、こんな高そうな物、もらっていいんですか?」

 は、反応に困る……。ありがたい反面、胃液臭っ……!


「高い? ちっちゃい石ですよそれ? ……むしろ、そんながお礼なんて、申し訳ないですけど……」


 い、いや、こんな何十カラットもありそうな……らしきものを! その硬度ゆえの尖ったエッジに加え、熱伝導率が高くて性質……やっぱりこれ、本物のダイヤなんじゃ……。むしろ人工ダイヤのほうが、サバンナには転がってないと思うし……。


 よくこんなの胃の中に入れてたな……。



 彼女は役に立たないと言ったが、使ありそうだ……。


「へー、きらきらしてて、面白いわね~。いいからもらっときなさいよ」

「そうね、ハナコの『じょげん』のお礼だし、背中の毛皮にしまっときなさいよ」

 カラカルとキリンがそう言う。


「あ、ありがとうございます……こんな貴重なもの、もらうの本当に悪いですけど……」

「貴重? ただの石ですよ? どうぞどうぞ!」


「……それよりも、私のを見ていただいて、ありがとうございますっ! だあああぁーっ!」と、興奮して足踏みを始めるダチョウ。


 け、蹴るなよ! 絶対蹴るなよっ!




「私たち『ダチョウの倶楽部』は、お笑いにもっとみがきをかけますっ! またどこかでお会いできたら、よろしくですっ!!」

「エミューもありがとう! さらばだ!」

「アメリカレアだって感謝だっ! ばいばいっ!」


 トリオ設定、急に復活したね……。


 そして、ダチョウはやって来た時と同様のスピードで、サバンナの大地に砂塵をまき起こしながら……ドップラー効果でさよならの叫び声を低くしながら、ジェット機のように走り去っていくのだった……。




「ダチョウさん、美人だったね。キリンみたいにまつ毛が長くて……」

 私はキリンに言った。


「うん、そーなのよ! この長いまつ毛はサバンナでは、強い日差しやホコリや木のトゲが目に入るのを防ぐのっ!」と、トクイな顔で答えるキリン。


「でも、すごく……だったね……キリンと同じで」

「え!? あなた、さっきのダチョウのキック見てたでしょ!? あんなの頭に受けても平気な私は、してるわよっ!!」



 フレンズたちには突っ込み切れない……。ナチュラルにになってることあるからな、ジャパリパークって……。


 ダチョウさん、すごくきれいな人だったけど、脳みそがすごく目な鳥……ほんと鳥だったな……。たしかダチョウは、目玉より脳が小さいんだよね……。


 でも、ちょっと変わってたけど、いい人だった……すごく努力家で向上心があって好きだな。ギャグは全く笑えなかったけど。




 そして、ダチョウさんの口から出てきたダイヤは案の定、ひどくがした。

 あとで、銭湯でよく洗っておこうっと……。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る