第4話 空の友人
よく友達と話す。世界の命運と,それに際して,私が肉体として為すべき行いについて。それは至極単純で明快。存在の向こう側を観ようとすると,目の前に一つの林檎が在る感覚だ。
友と握手をする。友は宇宙に融解する。
こうして気付くと昼になっている。
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