第5話 事件が阻止される
「いやぁ、疲れるなぁ…やっぱり、未来に行くのは疲れるなぁ…」
「えぇ、もう戻ったのぉ…?」
「そりゃ、そうだぁ、テレビ見てみなぁ。」
『おはようございます。2021年2月1日です。今日も、本当に寒いですねぇ。気温がすでに、2度っと寒いですねぇ?これから、日中にかけて-5まで下がるとの事ですから、温かい格好で行ってらっしゃい…』
「本当だぁ、いつの間に戻ったんだぁ。」
「だから、めんどくさいなぁ…7ヶ月前に戻っただけだよぉ。ところで、次の予言は何だぁ?」
「次は、2026年湊川首相暗殺…っと。政権交代っと…」
「あぁ…そうだったなぁ…7月11日だったなぁ…あの事件はすごいからなぁ…」
「えぇ!そう何ですか?」
「おいおい、おまえが書いた日記は現実になるのさぁ。具体的な事は誰も知らないけどなぁ。」
「早速、所沢メトロポリタンホテルで湊川首相がAPW(アジア太平洋雇用派遣対策会議)に参加」だったなぁ…。
「えぇ、所沢ですか?」
「あれぇ、知らなかったかぁ…所沢は埼玉県の主要な都市になったんだよぉ。所沢は社会福祉の拠点として欠かせない都市になんだよぉ。以前は交通が不便な街だったけど…高齢者施設や障害者施設や生活保護受給者や母子家庭などを包括的に住めるように試験的に促進して、都市を作ったんだよぉ。又、在宅で住めるように、病院と団地も1つのビルの中にあるだけでなく、街もその中にある。もちろん、役所やホテルも入っている。色々な反対意見もあったけど…」
「えぇ、ここが所沢駅ですか?街というよりも見た目は単なる大きな箱があるだけじゃないですか?それにしても、何処まで続いているんですか?一応、Aブロック(社会福祉ブロック(高齢者施設、障害者施設など)、Bブロック(母子施設、児童施設)Cブロック(医療・リハビリ施設)、Dブロック(学園都市〜大学、高校、障害など特別地区)となっており、駅があるこの場所は行政地区(役所、病院)になっている。十字架をイメージするとわかりやすいかなぁ?その隣が、デパートや映画館などの施設だなぁ…。もちろん、ABCDのブロックの境には、警察や消防署などもあります。そして、それを囲むようにして、住宅や団地などがあります。まぁ、金持ちなどは、そのエリアには住まないで圏外に住んで、東京よりの地域に住むらしいけどなぁ。まぁ、その地域を肥溜めエリアという人も入れば画期的なエリアという人もいるけど…湊川首相はそのエリアを作った人だからねぇ。国を上げてバックアップして、予算を回してはいるけど…だからねぇ、色々な人が、その中では働いている。酸素吸入していたり、認知症や自閉症などの人など…もちろん、その人たちには個別計画などがあり、それに沿って仕事をしている。でも、その人たちを知らない人がいるので、個別計画を知る権利を知る事が出来る。」
「えぇ、それって?個人情報は?」
「そりゃ、誰しもが気付くよなぁ?プライベートがないよなぁ?もちろん、漏洩しないようにセキュリティは強化しているけど…」
「そう何だぁ…」
「とはいえ、誰もが働けてなおかつ、障害を拒む人もいないし、給料も固定給で20万円まで保証されているし、ここに入れば、税金は免除だからねぇ。もちろん、常に監視されているけど…プライベートがあるのと?ないのがどっちらが良いのか?だから、月に20万円を稼げない人は強制的にこのエリアに…20万円以上稼げる人は別の地域にっと…だからねぇ、湊川首相は金持ちや困窮者には尊敬されているけど…中間層からは常にこのエリアに入りたくないと必死みたい何だぁ。」「なるほどねぇ…」
「会場があるのは、確か行政区の会場だったなぁ…あった。あったここだなぁ」
「えぇ、ここですか?すげい広いですねぇ!
どのくらいあるんですか?」
「あぁ…東京ドームは4つは入るかなぁ。最近は、国際会議も別のエリアで視聴したり、会議に参加出来るようになってねぇ…」
「えぇ、そうなんですか?」
「まぁ、財政が厳しくなってから、国も色々なところから、収入を得る事に必死なんだけどなぁ…」
「あれは何ですか?」
「あぁ…あれは会議に参加する人のグッズコーナーだなぁ…」
「えぇ、それって?どうなんですか?」
「まぁ、賛否両論あるけど…人気はあるなぁ。」
「なるほどねぇ…」
「会議というよりも、今はイベントになっているなぁ。」
「おっと始まるみたいだなぁ…」
「それでは、これよりAPW(アジア太平洋雇用派遣対策会議)を始めます。では、本日の会議主催の湊川首相です。」
「それでは、盛大の拍手でお迎えしましょう!」
「湊川、湊川、湊川〜!おぉ!パンパン!」
「あれぇ、湊川首相が出て来ませんねぇ?」
「どうしたんでしょ?」
一方その頃
「湊川首相はおりますか?」
「ここは通せないよぉ。本番前ですから。」
「この映像を見てもらいたいのです。私は湊川首相を守りに来ました。」
「はい、湊川首相に逢いたいと…緊急との事です。」
「君かねぇ。事前に連絡は受けてはいたが、未来特別捜査局が100年後からやって来ると…正直、信じてはいなかったが、アメリカからの要請ともなれば、やむを得ないと思ってねぇ…」
「湊川首相、まずはこれを見て下さい。」
「はい、それでは、見ますねぇ…あれぇ、これは私ですねぇ。えぇ、誰ですあの人は?」
「観客の1人です。SPに紛れています。」「パンパン!あれぇ、撃たれましたなぁ。はい、即死です。そして、この後、ナイフで刺されます。」
「なるほどねぇ…」
「この映像は何処から?」
「はい、未来からです。」
「よし、捕まえろ!」
「危なく、信じるところだったよぉ。」
「この後の映像の続きには、「続き」があったねぇ…。私がこの映像をみてから、事務次官を代理で参加させてから、人気が出て、その事務次官が野党入党し、政権を奪われる。その後の映像も見させて頂いたよぉ…流石はアメリカの未来特捜局GP マイク・ベイカー君 ありがとう。」
「いえ、どう致しまして。」
「はい、SPと河井事務次官は取り押さえました。」
もう一度、呼びましょう!
「湊川、湊川、湊川!」
「はい、お待たせ致しました。先程、アメリカのマイケル大統領から、電話を頂きまして、遅れました。では、早速、私の方から沢山の観客の皆さん、そして、関係各社の皆さん、今回、APW(アジア太平洋雇用派遣会議)に参加頂きありがとうございます。この社会福祉タウン、ソーシャルインクルージョンタウンを世界の先がけとして発信する事により雇用促進をして参ります。まだまだ、試験中では、ありますが、関東圏所沢地区と四国地域をソーシャルインクルージョンの拠点として、雇用促進していきます。」
「素晴らしい、パチパチ…」
「あれぇ、何かおかしいなぁ?」
「えぇ、何がおかしいのぉ?」
「事件が何者かによって阻止された。」
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