言葉たちに魔法をかけ、命を吹き込め!

スポットワークを駆使せよ!

「スポットワーク?」

「あぁ、映像で言うカメラワークみたいなものだ。特徴としては次のような点が挙げられる。ちなみにググっても無駄だよ、私が今作った言葉だからな」


・懐中電灯で照らせる場所は限られている。つまり説明できることも少しずつしかない。

・しかし、限られたその少ないスポットへ読者の注意を最大限惹きつけることができる。

・照らされていない部分をうまく使えば叙述トリックをふんだんに盛り込むことも可能。

・説明できる内容は少しずつだが、うまくやれば全体像を映し出すこともできる。

・その方法というのは次の通り。さりげない説明、そして後述する「命を吹き込んだ文章」など。これらを駆使することで、時間はかかっても全体像を映し出すことはできる。それどころかうまくやれば読者の想像力を駆り立て、映像では表現できない領域まで高めることもできるかもしれない。

・だからこそスポットワーク、ライトの当て方が重要。ただ単に当てるだけではだめ。伝え方や順番が大事。


「なるほどね、一つ一つ、丁寧にってことか」

「そう、懐中電灯の光は残念ながらCGの煌びやかさもなければ、映画館の迫力のあるサウンドも無い。だからこそ、最大限その『言葉、文章』の魅力を引き出すことが重要だ。次に文章に命を吹き込む方法を伝えよう」

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