第13話 残された者たち
その場に残されたのは、ヒカルと砂場、そして登の父親のなきがらだけだった。
「僕たちこれからどうしましょう、先生?」
「なるようにしかならないんじゃないか?」
「そう、ですよね、、、」
「よし、決めた!私と一緒に、あまり人目につかない場所でひっそりと暮らそう、うん、それがいい」
「本当にいいんでしょうか、先生はまだ人を殺してないからいいけど、僕はもう、、、」
「いいんだよ、それは!彼らも言ってたとおり私も君を許す。それで十分、問題ないんじゃないか?それでも気が進まないなら、遺族に謝りに行くか?私も一緒に、、、」
「それは遠慮しておきます。流石にもう人とは会いたくないですし。先生と一緒に暮らすの、楽しそうですね、、、!」
2人は登の父親の遺体を土に埋め、穏やかな余生を過ごすのだった。
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