第12話 タイムジャンプ
「ブライト!」
ブライトはいつの間にか謎の少女に両断されていた。
「やあ、諸君!元気かぁ!?私はカレンだ、みんなよろしくな!」
彼女は両腕にブレードのついた鎖を巻きつけていた。まさか、こいつはシャドウ、、、?
「あああぁぁぁ!」
ヒカルはカレンと名乗る少女に突進していた。
「こいつ、さっきヒカルが言ってたシャドウか、、、!?」
俺たちは秀人に事情を聞いた。
「なんてことだ、彼女は、、、」
「父さん?」
父さんは驚愕していた。とても動揺しているようであった。
「彼女は私と同じ、歳を取らない異世界人のような存在だ。彼女の能力は『Devil the Shadow』といって、メビルを意のままに操るものだ、、、!」
父さんがなんでそんな事を知っているのか聞く暇もなく、俺たちは大量のメビルとの戦いを強いられていた。だがその物量は砂場先生の力でほとんど無力化されていた。俺たちは彼のサポートもあり有利に戦えていた。
「くぅ、こいつはまずい、まずいぞぅ!」
カレンは焦っている、このままなら勝てる、そう思った矢先のことだった。
「おおそうだ、こいつを使えばいいんだったなぁ!」
カレンはそう言うと、懐から真っ赤な物体を取り出して
「タイムジャンプ!」
と言った。すると爆風が発生し、いつの間にかカレンが消えていた。
「まさか、、、」
すると父さんは焦ったように言った。
「いいか登、秀人。彼女はタイムジャンプという未来へのタイムスリップを行ったんだ。だけどそれには異世界人の心臓を消費する必要がある」
「父さん、何を、、、」
「いいか2人とも、未来へ飛んで、世界を救ってくれ、お前たちなら出来る!」
父さんは自分の胸にレーザーで穴を開け、心臓を取り出した。そしてタイムジャンプを半ば強引に実行に移すのだった。
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