第8話 2人のヒューマノイドメビル
「そこまでです、ブライト!」
そこにはヒカルの姿があった。
「彼らは僕が片付けます」
するとヒカルの背中がパカっと開き、そこから機械の鎧が飛び出しヒカルの体を包んだ。
「僕は、、、僕はヒューマノイドメビル第一号、獣使いのヒカルだ!」
ヒカルの背後から突如機械の獣が現れ、俺たちを分断する、、、!
「君の相手は僕だ、秀人!」
俺は機械の獣の、秀人はヒカルの相手をすることになった。
「くっ、、、」
機械の獣は動きが素早い、斬ろうにも刀を振り下ろす頃には背後に回られてしまう。
「ガアアァァ」
「うわっ、、、!」
不意を突かれて飛びかかられた、その時、、、
「ふん!」
そこには巨大な拳で獣を粉砕する父さんがいた。
「父さん!」
「無事か、登!」
「父さんこそぼろぼろじゃないか!」
ここまで来るのに一体いくつのメビルと戦ったのだろうか。普段は普通のメビル相手に苦戦を強いられる父さんが、よくここまでやって来たものだ。
「お前こそ無事か、俺はお前たちに万が一の事がないか心配でここまで頑張って来たんだぞ!ちょっとは褒めてくれよ!」
父さんはこんな時までおちゃらけていた。一瞬場が和んだその時、新たな敵が現れた。
「新垣登くんとその親御さん、よくぞここまで来られました。歓迎しますよ」
淡々とした口調で喋り、現れたのは砂場先生だった。そして彼の背中が開き、ヒカルと同じように全身が鎧に覆われた。ヒカルと違ったのは、更にその体が巨大な球体に覆われ、周辺の砂を集めるという特徴だった。
「私も心苦しいですが、やむを得ません!」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます