第2話 普通の高校生活 登編

俺は翌朝、登校中に電車の中で、向かい側に座るおじさんの新聞からとある記事を見た。謎の機械による銀行への襲撃?物騒だな、、、

「よう、登。おはよう」

「秀人、おはよう」

電車の中だということもあり、俺たちは小声で挨拶を交わした。

「なあ、登。今朝のニュース見たか?」

俺はとっさに、、、

「ああ、機械の襲撃事件か?妙だよな、、、」

「違う違う、通り魔事件のことだよ。怖いよなぁ」

秀人に話題を逸らされたような気がするが、まあいいか。

時は過ぎ、俺たちは現代社会の授業を受けていた。

「えー、2028年現在、我が国ではスポーツ大会などにより、他国との親交を深めており、、、」

「なぁ、登?」

「なんだよ秀人、授業の内容が分からないのか?」

俺たちはひそひそ声で話していた。

「退屈じゃね?ちょっとジャンケンでもして、、、」

「この問題、左撃多!分かるか!?」

「げっ、、、」

自業自得だ。ざまあみろ。

「登、、、」

「左撃多!自分で考えろ!」

後で、先生から叱られて少し反省する秀人なのであった。

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