第10話 ファンクの登場
俺たちレジスタンスは順調に領地奪還の任務をこなしていた。そして気づけば2ヶ月が経ち、領地も当初の予定を大幅に越える範囲を取り戻していた。そして新しいシャドウとも交流を深めていった。それから、登、秀人、俺、3人のシャドウの力もあり、犠牲者は1人に落ち着いていた。
「ついにこの日が来たか」
と照。そう、今日はついに総帥ファンクのところへ殴り込みに行く日だ。
「ああ、ついにここまで来たんだ」
とスミスも興奮気味だ。
「みんなくれぐれも用心深く行動してくれ。相手は親玉でしかも正体が謎なんだからな」
親父はあくまで慎重に動くよう俺たちに言った。そして俺からも一言。
「ありがとう、みんな。お前らのお陰だ」
すると照は恥ずかしそうに頬をかいた。
「よし、それじゃあ行くか!」
登の一声で、俺たちシャドウ3人は戦車を出た。
今回の任務はシャドウ3人のみという小規模の編成で効率的に行う。メビル軍を率いているとされている総帥ファンクを無力化することが目的だ。これでメビルに命令するやつもいなくなり、俺たちレジスタンスの勝利はほぼ確定する。
俺たちはメビルの基地に潜入していた。
「せいっ!」と登は刀を一振り。
道中で襲ってくるのが小型のメビルばかりなのが少し気にかかった。普通は警護を厳重にするはずなのだが、、、だが作戦はいたって順調だった。
「はっ!」と秀人は左腕でレーザーを一発。
俺は淡い不安をかき消すように、襲いかかるメビルを脚で蹴り破壊していく。
「ふんっ!」と俺はかかと落としを一発。
「ここだな」
登がそう言う頃には、既にファンクのいる部屋の目の前にたどり着いていた。ついに時は来た。一体ファンクとは何者なのだろう、それを知るときだ。
ウィーンという自動ドアの開閉音を潜り抜け、俺たちはファンクと向き合、、、え、なんだ?こいつはまるで、、、
「メビル、、、!?」
俺たちの目の前に現れたのは旧式のメビルだった。
残
り
あ
と
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