さくら、ひらり
さくら ひらり 舞い散る夜に
涙色の雨が降る
あなたは知らないでしょう この思いを
それでも良いのだと 私はうつむいた
二人での並木道 一歩先をゆくような
ひとりよがりな そんな恋だった
ただそれだけでよかった それなのに
私をおいてあなたは
遠いところへ 行ってしまった
さくら ひらり 舞い散る夜は
雨音しか聞こえなくて
それは 変えられない運命だと
雨粒たちが 私に告げた
並木道が
そこにはもう 雨は降らない
もう一度だけでいい
葉桜を見上げて ただそう想う
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