夏-①

夏の始まり


 七月中旬 大学構内 


 大規模な合同ライブ『グラフェス』が終わり、夏休み。

 思えば色々あった……いや本当に色々あった。


 月無先輩のことは……とりあえずは現状維持。

 鍵盤パートとしての師弟関係、そしてゲーム音楽仲間としての位置づけは変わっていない。


 今日も今日とて、月無先輩は夏休みだというのに午前中から練習に付き合ってくれて、夏のバンドに向けての心得も習ったところ。

 一区切りとなってので切り上げて部室に移動中。

 部室はゲームをする場で、長期休暇中のゲーム相手というのも実際のところだ。


 そして当の月無先輩は何をしているかというと……。


「ほらほら~、かわいいよ~。白井君も愛でよ~」


 地面に座り込んで、たまたま見つけたカブトムシを愛でている。

 とても今年成人する女子大生のやることではない。


「……カブトムシ好きなんですか?」

「うん! 超カッコいいじゃん。それに夏だなって感じ。触れないけどね」


 とりあえずツノが大好きらしい。

 

「ほんとはクワガタ派なんだけどね~。メダロット好きだったからさ」

「先輩メダロットも好きなんですね。ほんとロボ好きだな……」


 全くブレないなこの人。

 ロボと筋肉さえあればなんでもいいんじゃないか。


「え!? やったことある!?」

「7と8だけですけどね。面白いですよね」

「ほんと!? やった! 大学でメダロッターに会えるとは!」

「いやメダロッターではないです」


 昔は人気あったみたいな話は聞くけど、自分がやってた時はかなりマイナーだったなぁ。

 自分からってわけでもなくロボオタの友達が貸してくれたのだし。


「メダロット大好きだから嬉しいなぁ。部室言ったらメダロット談義しようぜ~」

「そんなに詳しくないですけど……」

「ふんふ~ん」

「無視かよ」


 そんなこんなで部室に。

 夏休み期間に入っているから部室棟に人の気配もなく、完全に二人きり。

 しかし先輩はロボトルでもすんのかってくらいテンション上がってるから変な気にもならん。


「いやぁ白井君がメダロッターでもあるとは!」

「だからメダロッターではないです」


 相当思い入れがあるようで、ゲーム自体が好きだっただけでなく、やはり曲も最高だと。

 面白かったのは同感だが……。


「でも確かに曲良かった気はしますけど……しっかりは覚えてないですよ」

「だって白井君やったのって7と8だけでしょ? メダロットの本領はゲームボーイ版だよ!」


 曰く、アニメ版主人公でもあるイッキ編、2~4こそが至高という。

 ゲーム自体の面白さも音楽も図抜けているとか。


「メダロットの曲ってさ、GB音源ならではフレージングで最高にカッコいいんだ~」


 自分がやった3DS版メダロットは生音源。

 全部は覚えてないけどかなりよかった記憶はあるし、それも含めて好きだった。


「作曲者も違うからね。メダロットらしさはしっかりあるけど、生音前提って曲だから聴き味の良さが違うんだ」


 なんだか前にもこんな話あった気がする。

 無印ロックマンの時だったか。


「生音に直せない、みたいな奴ですっけ?」

「そう! このフレーズはこれだからこそってヤツね!」


 GB音源ならファミコンと同じように楽器らしい音なんてほぼないし、そういうのも多いのかもしれない。

 聴き覚えを辿ればドラクエモンスターズとかもそうだった。


「でもよくそんな古いゲームまでやってますね」

「ん~。最初にやったのはあたしもDSの奴なんだけどね。お兄ちゃんが持ってて、こっちの方が面白いって」


 なるほど。うちの父みたいなものか。

 身内にゲーマーがいる人なら確かにそれもあるな。


「7つ離れてるからね~」


 お兄さんは度を超えたゲーオタらしいし、先輩のゲーム守備範囲は実年齢+10くらいに思った方がいいな……。

 見てただけのもって含めたらもっと上まで余裕で行ってそうだが。


「でもメダロットクラシックての出てるから、今でもやれるよ。今度貸したげる!」

「おぉ、それは嬉しい。あ、でも練習が」

「う~ん、それもそうか。じゃぁ今度一緒にやろ!」


 先輩は対戦ゲームは二人プレイ用だけでなく、RPGも人と一緒にやる。

 珍しいタイプだけど、一緒に進めて共感するのも楽しみ方の一つだということだろう。


「曲ってどんな感じなんです? 今聴けるのとかってあります?」

「つべで探せば全部有ると思うけど……ゲームやって実際に聴いて欲しいな!」


 ライブで聴くのと同じように、ゲームをしながら初めて聴く方が感動も倍だと先輩は言う。

 それはよぉくわかる。


「あ、でも7で使われてた曲なら」


 と言って先輩はGB版の通常曲を流した。


「これ初作からずっと変わらないんだけどね。多分印象結構違うよ」


 傾聴してみると、確かに結構違う。

 自分がやったものはこんなに坦々と進む印象ではなかった。


「7なんかだと、ギターの音がメロやってるから全然違うよね。ハードロック寄りな感じ。コマンド戦闘で考えたりするから、このGB版の坦々とした感じもすごく合ってるよね」


 全然印象は違うし、7のバージョンも好きだけど、こっちは音色の厚みがない分フレーズに拘っている気もする。


「この後半のオブリガードがカッコよくてさ~。メロとどっち聴けばいいのか迷っちゃう」


 なるほど、オブリガード。

 いわゆる主旋律を引きたてるためのフレーズか。


「でも普通のオブリガードとはちょっと違うんだけどね。この曲の場合、主旋律が二つあるって感覚に近いよね」


 歴代のを聴いていこう、と通常戦闘曲を次々と聴いていく。

 やはり簡素にならないためか、すごく工夫がある。


「ただのハモりじゃないのがいいよね。フレーズをフレーズで引き立てるっていう感覚」


 言われてみればそうかもしれない。

 主旋律、メロディ以外を聴き流す感覚も多いが、メロディ以外に耳を持っていかれる感覚というのも結構ある。


「FFⅥの決戦なんか超典型例だけど、主旋とその他の複雑な絡み合いってのが上手くいってる曲って本当にカッコいいじゃない」


 あ~……確かにサビのベースラインとかそうだな。

 あれはもう一つのメロディと言っていい。


「でもそれって元々クラシック寄りの考えじゃありません?」

「お、よく気付いた! 昔のゲーム音楽のすごいところってさ、音数制限と音色制限があったせいで自然にそれが生まれたのよ」


 ……それってめっちゃすごいことじゃね。

 クラシックの技術をロックに落とし込んだようなものじゃないか。


「和音で厚みを出したり、音色で表現力を増したりっていうのが難しいからさ、一つ一つのフレーズが大切にされてる感があるのよ。アルペジオだって単純ななぞり方じゃなかったりするの多いでしょ?」


 出来ないことを嘆くよりも出来る範囲で限りなく工夫したということか。

 出来ることが増えてからそういうものは少なくなったのかもしれないし、制限がない時代以降の作曲家ならそういう考えがなくて当然だ。

 自分なりにそうまとめて返してみると、先輩は嬉々としてまた語った。


「そういう工夫っていうのが確かに聴きごたえなのかもしれませんね」


 そして話を続ける。

 伝わったことが嬉しいのか、満面の笑みだ。


 目もキラキラと輝いている。


「そう、それがメダロットの曲の良さにモロに繋がってるってわけね!」

「サントラないならやってみようかな。曲、折角だから全部聴いてみたいし」

「ほんと!? そこまで言ってくれるの!?」


 目もキラキラと……どこからがいけなかったんだろうか。

 すでに自分もゲーム音楽に引きこまれてるせいか、全然わからなかった。


「合意と見てよろしいですね!?」


 いやよろしくないです。メダロット作中にそんなセリフあったけど。


 語り合う中で、少し前なら気付けたであろうそれ。

 不意打ちすぎて「え、お前戦闘仕掛けてくるキャラなの?」的な感覚に陥る。


「いやぁそこまで言うなら是非やってみてもらわなくちゃいけないね!メダロットの、ゲーム音楽ここにありきって感覚は白井君には絶対知ってもらわないといけないと思ってたんだ!」


 しかし気付いた時にはもう遅い。

 こっちが嫌がらないのはもう先輩もわかってるんだろうけど、合意した気もないのに攻撃仕掛けてくるとか。

 デスメダロッターかよ。


「制限下で作られる音楽の工夫と唯一無二の輝きがどれほどのものか!音楽界のヌーヴェルバーグと言っても過言ではないわ!」


 へ~……。ヌーヴェルなんとかとか知らんし。


「メダロットの曲がGB版からメロディ+その他みたいな本当に最低限で普通の構成だったらここまで素晴らしいものになることはなかったわ!他の音との掛け合わせがメロディを相互干渉的に際立たせるの!『メダロポリス』の曲なんか本当に最高よ!メロディ自体はとっても簡素なのに周りのシンセのフレーズと要所でかけ合わせてくる低音のキメがあってこそ全体としてのまとまりを成す!往来の多い都会っぽさの演出として見ても満点とし~中略~」


 うん、まだ聴いたことないんですよその曲。

 さっきゲームやって聴いてとか言ってたじゃんよ。

 始まってしまった一斉射撃を止める術などないし回避しようにも必中だから困る。


 ……さて、事情が分からない人のために説明しよう。

 月無先輩はゲーム音楽への愛が溢れるとこうして状態異常が発生して、気が済むまで一方的に語り続けるのだ。

 ちなみに止める手立ては今のところ判明していない。


「音色と音数を前提とした曲作りだって最高よ!2のラスボス戦だってあの高音の鳴響き方がヒッチコックを思わせる緊張感と恐怖を演出してゴッドエンペラーと対峙する絶望を正に表現しているわ!過度な音数もなしにそれを際立たせてるのが余計ニクいね!音数を削るっていう手法は昔のゲーム音楽ならではの発想ね!あれを生音でやろうとしてもゲーム音楽っぽさを残したまま表現するのは難航必至!電子音だからこそでき~中略~」


 そういやゴッドエンペラーとかいたな。あのめちゃゴツい奴。

 ラスボスっぽいとは思ったけどラスボスだったのか……ネタバレやん。


「3の『Shout!』だって最高よ!これぞラスボスって感覚がイントロから炸裂してるわ!メインの裏でルートを鳴らして低音の強調までしっかりして!携帯ゲームの曲で低音の響きを大切にしてるのもメダロットの魅力だってラスボス戦で思い知れるって最高じゃない!イントロ終わってテンポ倍速になるなんてベタだけど使いこなされたベタがどれだけわかりやすくカッコいいか!しかもこれ絶対生音じゃできな~中略~」


 ……可愛いなぁ。もう放っとこ。


「戦闘曲選べるのも最高ね!好みに合わせて気分も変えれて!『Beat up!』なんて無茶苦茶アツくてまさに熱血って感じだけど弐coreの三つ目も最高にクールだったわ~。7の現代アップデート感もたまらないね!ギターサウンドになってもしっかり新規のオブリが入ってて、ギターであることを浮かせないその音色のための工夫がされてるのは嬉しいね!フレーズで曲を作り込むっていう意識が残ってる証拠と言っ~以下略~」


 とりあえずどんだけ好きかはよくわかった。


 §


 常にメダフォース全開状態かのように続いた猛攻。

 久々に発症したそれは長いなんてものじゃなかった。

 やったことないゲームなのに曲だけ無駄に詳しくなった気がする。


「……ほんとゴメン」

「……いや、何か安心しました」


 最近色々あったせいか、何だろうか本当に安心する。

 こうしてくれることで、浮ついた考えをぶっ潰してくれるというかなんというか。


「久々だったから、本当に嬉しくてさ!」


 そしてまた満面の笑み。

 先輩は好意の伝え方が直接的で裏表がない。


「でもそう言えば、本番中にも思ったんですけど、ライブでのソロもやっぱりあの音色だからっていうの意識したんですか? すっごい特殊なフレーズというか、とてもあんなの思いつかないです」


 するとまたふふーと笑って答えた。


「白井君なら気付いてくれると思った! あの音色を使う説得性っていうのは、すごく意識したんだよ!」


 なるほど、やはり。

 この音色ならこう、なんてすごく拘りそうだし、実際拘っているのも知っている。


「嬉しいなぁ。ちゃんと届いてたんだね」


 ……ほんと恥ずかしくなるセリフ何の気なしに言うんだよな。


「じゃぁ明日はそれについて教えてあげ……明日あたしバイトだ」

「先輩って何のバイトしてるんです?」

 

 思えば全然知らなかった。平日いつも会うし。


「ミスドだよ! 隣駅の。いつもは土日なんだけど、夏休みはシフト増やせますって言ったら早速」


 なんだと……絶対超可愛いじゃん。見たい。


「たまにヤッシー先輩とかも来るよ! サービスは出来ないけどね」


 いや眼福というこれ以上ないサービスがあるだろ。見たい。


「だから明日はダメだった、ゴメンね! 明後日は空いてる?」

「あ、空いてますよ。俺バイト夜ですし」

「そっか! なら明後日またレクチャーしてあげよう!」


 夏休みだからとかこつけるわけではないが、頻繁に会って鍵盤のことを教えてもらえるのは嬉しい。

 夏バンド決定の部会は月末だし、それまででどれだけレベルアップできるか。

 明日は独りでやれることをちゃんと練習しよう。


 ……しかしミスドの制服絶対超可愛いじゃん。マジで見たい。


 その後は一緒にスマブラをやりながら、メダロットのことについて色々と語られた。

 先輩は本気でロクショウをスマブラに出してほしいらしい。

 しかしゲームをしながら他のゲームの話とはいかに……。


 夏休みが始まっていきなりかまされたけど、これも愛すべき日常だ。

 しょっちゅう顔を合わせるだろうし、ゲームも一緒にするだろう。

 毎回こうなるのはちょっとアレだが、今までで一番楽しい夏休みになりそうだ。







 隠しトラック


 ――先輩の語り ~フルバージョン~



「制限下で作られる音楽の工夫と唯一無二の輝きがどれほどのものか!音楽界のヌーヴェルバーグと言っても過言ではないわ!メダロットの曲がGB版から本当に最低限でメロディ+その他みたいな普通の構成だったらここまで素晴らしいものになることはなかったわ!他の音との掛け合わせがメロディを相互干渉的に際立たせるの!『メダロポリス』の曲なんか本当に最高よ!メロディ自体はとっても簡素なのに周りのシンセのフレーズと要所でかけ合わせてくる低音のキメがあってこそ全体としてのまとまりを成す!往来の多い都会っぽさの演出として見ても満点として然るべしこの手法はメダロットの曲の随所で見られてそれが最高なの!たった数音しか同時にならせないからってそれをディスアドバンテージとは思わせないこの工夫がまた独特のリズムも生み出してゲーム画面にトリップさてくれるんだから本当にすごいのよ!ただ豪華な音と重厚な和音だけが音楽の良さじゃないって証明してくれてるわよね!音色と音数を前提とした曲作りだって最高よ!2のラスボス戦だってあの高音の鳴響き方がヒッチコックを思わせる緊張感と恐怖を演出してゴッドエンペラーと対峙する絶望を正に表現しているわ!過度な音数もなしにそれを際立たせてるのが余計ニクいね!音数を削るっていう手法は昔のゲーム音楽ならではの発想ね!あれを生音でやろうとしてもゲーム音楽っぽさを残したまま表現するのは難航必至!電子音だからこそできるこうした独特の表現が楽しめるのもこの時代のゲーム音楽の最大の特徴でもあるわね!例えばこれをオーケストラでやったらイントロの高音はストリングスでクリアできてもメロディラインは編成的に合う楽器がないだろうし、際立たせてしまえばオーケストラでやる意味がなくなるから、電子音の楽器の区別がない音源だからこそこのフレーズ同士の調和と掛け合わせが上手くいくっていう証左にしかならないのよ!生音の表現力に頼らずここまでの説得性をフレーズに持たせるなんて中々できることじゃない!電子音だからこそクラシックの手法もロックの手法もジャズもファンクも融合させられるなんて、制限がなかったらきっと思い浮かぶことすらなかったんだから!言ってしまえばアレよ!全部ワンパンで倒せる技があるなら他の技でコンボ考えたりとかしないでしょってことよ!音数と音源の制限を逆手にとってある意味実験的でもありながらこんな曲作りが出来るっていうのは本当にすごいわ!そこで作られた独特の表現や技法がゲーム音楽をゲーム音楽たらしめる大きな要因でメダロットにはそれがふんだんに敷き詰められてるのよ!3の『Shout!』だって最高よ!これぞラスボスって感覚がイントロから炸裂してるわ!メインの裏でルートを鳴らして低音の強調までしっかりして!携帯ゲームの曲で低音の響きを大切にしてるのもメダロットの魅力だってラスボス戦で思い知れるって最高じゃない!イントロ終わってテンポ倍速になるなんてベタだけど使いこなされたベタがどれだけわかりやすくカッコいいか!しかもこれ絶対生音じゃできない表現だからね!もちろんメタルっぽくゴリゴリに仕立て上げれば勢いは出るけどメインフレーズのオク下の裏打ちが死んじゃうしまずどの楽器でやっても上手くいかないわ!ギターでやるようなフレーズじゃないしシンセでやったとしても低音フレーズは他の音に埋まっちゃうしオク上げでやったら原曲の重厚感は消えちゃうしとにかく簡単に生音にしたら元々の聴き味とは別種のものになっちゃうし聴きどころもかわっちゃうの!全部電子音だからこそできるバランス感覚の凄まじさ!一見メタル基調の曲に聴こえてもその奥深さが本当によく見える最高の名曲よ!実際やってみ!?この曲を生音アレンジ!音拾うのは簡単だけどどのフレーズをどの楽器でやるのか割り振ったところで中々綺麗に調和しないから!メロディだけ浮いちゃったり曲進行が綺麗に繋がらなかったりとにかく楽にはいかないから!やってみ!?あたしそう簡単に納得しないから!ゲーム音楽らしいゲーム音楽を生音に完全に落とし込むのがどれだけ難しいかよくわかるから!それで思い知るのよ!やっぱゲーム音楽すごいって!メダロットの曲にしかない魅力がどれだけすごいかって!2以降は戦闘曲選べるのも最高ね!好みに合わせて気分も変えれて!『Beat up!』なんて無茶苦茶アツくてまさに熱血って感じだけど弐coreの三つ目も最高にクールだったわ~。7の現代アップデート感もたまらないね!ギターサウンドになってもしっかり新規のオブリが入ってて、ギターであることを浮かせないその音色のための工夫がされてるのは嬉しいね!フレーズで曲を作り込むっていう意識が残ってる証拠と言っていいわ!メロがギターになったことで浮いてしまう可能性を今度は足すことでクリアしていったの!安易に和音を足したり楽器の音圧で迫力を稼いだりしてリッチに見せかけるようなものじゃないっていうのをしっかり証明してくれるあたり原曲とメダロットシリーズ、更にはゲーム音楽であるっていうことをしっかりリスペクトした上でやってるんだなって嬉しくなるね!もちろん元の聴き味のよさとは違うけどむしろグラフィックの向上とともに求められた音楽の水準に7以降のメダロットの曲が模範解答になっているのは間違いないわ!ちゃんとメダロット魂残ってるってのが見えてくるもんだからもうアザァーーッス!!ってならざる負えないよね!最高!ックゥーー!!プログレ的手法で作られた7のピラミッドと遺跡の曲なんてのもメダロットっぽさを残したままにまさに現代版メダロットなんて表現が炸裂してるもんだからたまんないね!そんな一連の流れを聴いてると本当に音源の進化の過程っていうものをこの身で体験したかったわ!初代の世代じゃないのが本当に悔やまれる!ゲームの進化とゲーム音楽の変遷をこの身でリアルタイムで味わえていたらどれだけ幸せだったか!後から追う形の今ですらこんなに好きなのに当時からそれを体験してたらもうどんだけ好きになっちゃうのよって!!……好きになっちゃうのよって。ハッ……ほんとゴメン」


 こんくらい頭おかしい。


 追記

 月無先輩が生音では上手く行かないと言っているメダロット3のラスボス曲『Shout!』ですが、なんと生音アレンジが公式でされました。

 個人的な感想は……

 ↓













 うん、まぁそうなるよね。

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