終わりからの始まり

終わりと始まりの間

テックトックス テックトックス

針は静寂と汗を流し

僕は太陽と同じ程の微動で待つ


音がする それは呼吸だけ

音がする それは鼓動の数

胸は高くなり やがて越える時

臆病な僕は 恐怖をすり抜ける


だけど押さえきれずにいた

頑張って影を小さくしてた

線をなぞった 輪郭を覚えた

真実さえ 受け止めきれずに___


僕はそれでも走っていた

誰もが信じずにいる意味

面影を引きづったまま

ただ綺麗ごとを吐いてるのは罪


僕はそれでも走っていた 

力を抜かしながらも

伝う想いを張り巡らして

口裂ける程の激動をさらけ出す


椅子に座り 血を巡らせるよりも

めくりめく カレンダーの穴を埋め

終わりからの始まりを告げる

優游涵泳 君の名を呼ぶ

時を越える 果てしなく




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語彙力0の妄想詩集 にわかアニオタ詩人DT(仮) @Xte

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