可愛い幼馴染と付き合い始めることになりました。

葉月 悠

プロローグ

俺には好きな人がいる

幼馴染の詩音だ

詩音とは生まれた時からの仲らしく親同士も仲がいい

どうやら俺らが産まれそうで病室で母が頑張っている時、詩音の父親が病室を間違え俺の母の病室に駆け込み僕の父親も病室を間違え詩音の母の病室に駆け込むという何とも馬鹿らしいことを機に仲良くなったらしい

なので母親同士はもとより父親同士も仲がいいのだ

そのため当時賃貸で暮らしていた両家はどうせならと一軒家を隣同士に建てたらしい

人生で一番高い買い物とも言われる家をそんな理由で建ててよかったのだろうか...


そんな両親のもと育った俺と詩音は誰に言われるでもなく遊んだり一緒に風呂に入ったりしたものだ。


そんな彼女から今俺は告白されている。それも昼休みの教室で弁当を食べながら。


「優斗、私と付き合おうよ」


「付き合うってなんか買い物か?」


「そうじゃなくて、恋愛的に」


「ってことは今俺詩音に告白されてるってこと?」


「そういうこと。で、答えは?」


「そりゃあこちらこそよろしくだよ」


何を隠そう俺も詩音のことが好きだったのだ。だからこんなすぐに答えられた。

なんと盛り上がりのない告白だろうか。と思ったら叫び声が上がる。


「「ちょっとまてぇぇぇぇぇぇぇい!」」


「どうした蒼太に綾乃」


「どうしたじゃねーよ優斗。お前詩音と付き合うってことがどういうことか分かってんのか?」


「どういう事なんだ?」


「はぁー。いいか、お前は知らないかもしれないが詩音はファンクラブがあるほど人気なんだよ。だからお前が付き合うってなったら確実にお前殺されるぞ」


「殺されるって大げさだな。それでも俺は付き合いたいんだよ」


「そうか…分かった俺は応援するよ」


「私もそこまで言うなら応援するしかないみたいだね」


「ありがとう。蒼太、綾乃」


という事で俺らは付き合うことになり、とりあえず蒼太と綾乃は応援してくれるみたいだ。

さて、この後の学校生活は穏便に過ごせるのだろうか

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