阿瀬さん、こんにちは。
佐々木希が雑誌のグラビアに登場したむかしから、こりゃかわいいと注目していました。笑
けれど、よく考え直すと、同じくらいかわいい、美しいひとは実生活でたくさん目にしているのです。
化粧の優秀さとか、服のセンスとかが及ばないだけで。
あるいは、そのひとが置かれたシチュエーションが平凡だと、それほど輝かない。
立ち居振る舞いや、劇での役柄でも大きく違ってくる。
スターは作られるのです。
それはそうと……。
いい音楽につきまして。
わたしもわかりません。
聴くとトリハダが立つのはなぜなのか。
なぜに涙が出るのか。
ひとにすすめたくなるのは、なぜなのか。
わかるのは。
ひとつは、歌詞が感動させる。
このひとが、この声でこんな詩をこんなふうに歌っている。
林檎さんには、いつも泣かされます。
もうひとつは、音について。
感動させるコード進行はいくつもあって、よく使われます。
詩にうまく合わせて、楽器アレンジを工夫して、前後に注意して。
クラシックやロックやジャズ、フュージョン、エレクトリック……さまざまな曲のいいところを取り入れて消化して……。
まさに職人芸です。
林檎さんですね。
それに。
顔だけでなく、音楽もシチュエーションですね。
さらに、演出もあるでしょう。
全米ナンバーワン! とか、ハービーハンコックがスゴイといっている! とかいわれると、それだけでスゴイ。
けれど。
蛇足です。
前にもどこかで書いたのですが、本当に新しいものは、こういうのとは違うプロセスで生まれると思います。
バッハとかモーツァルトとか。
立花はじめさんの衝撃のアルバムとか。
あるいはブルースの生い立ちであるとか。
あるいは、コンピュータの進化に伴って副次的に生まれるものとか。
音楽って、目に見えないけれど、複雑ですね。
小説と同じですね。
長文失礼いたしました。
せなつ
作者からの返信
佐々木希さん可愛いですね。でも実はどんな女性にもかわいらしさも美しさも同居していると思うんですよね……。スターが作られるというのは本当にその通りです。
時代を超えて聞き継がれる音楽って、単なる流行り物ではなくてやはりどこか「目のつけどころ」が違う気がします。もちろん音楽の構成の素晴らしさも関係していて、私は個人的には詞の洗練され具合も気になります。
せなつさんの言うように、コンピューターや電子音、打ち込みの音楽、技術とともに作詞や作曲の作法もまた変わっていくのだと思います。大きな変化のある時には、歴史的なヒットも生まれやすいですね。
感動させられるコードや音階ありますよね。サビの前にためと音階をかけあがるパートのある曲は勝手に感動しちゃう。
複雑だけど、簡単そうで、わかりやすくてとっつきにくい。そういう相反する面がありますね、時代を超える曲には。
小説も音楽も一筋縄ではいかないですね。むずかしい。
いつもコメントありがとうございます。
こんにちは。先日は温かいコメントをありがとうございます。
私も覗きに来させていただきました。
とても興味深いテーマです。私も時々考えます。
自分が昔好きだった作品を誰かに勧めたくても、
その時代やその空気を知らないとよさをわかってもらえないとか、
歯がゆい思いをしたりしますよね。
一方で、時を越えて通用する作品がある。
もちろん、そういうものが創り出せたらいいと思いますが、
時代性まんまのものもまた、同時代を生きた者としては愛おしいし(笑)。
拙い理解で申し訳ないですが、頷きながら読みました。
作者からの返信
こちらこそ、素敵なエッセイを読ませていただいてありがとうございました。難しいテーマを明晰な文章でつづられていて、読みやすいです。きっと書くのに苦労されていると思うのですが、親の介護と言う難しく身近なテーマ、たまきさんの文章をもっと読んでみたいです。
なんかね、書きたいものがあるのと文章がうまく書ける、っていうのはまったく別の才能なんだ、と最近思うことしきりで。
その人が伝えたいことが伝わってくる文章が好きだなぁと思ったり。
難しいテーマですよね。時代によって描かれることもまた変わっていきますし、時代の価値観ごと変換してしまうような作品もあります。おっしゃるように同時代の空気を共有する作品は、愛おしいですしね。。
読んでいただいてありがとうございました。