第9話 最高な姉妹

※教二晃則さんがパスされたので私が書いてます



その夜。

私は不思議な夢を見ました。

お母さんと遊ぶ夢です。

楽しいです。人形ごっこやトランポリン。楽しいです。

でも、ある日突然お母さんはいなくなってしまいました。どこでしょう。探しても見つかりません。


ただ、太陽がギラギラ光っていました。鳥が羽ばたいていました。


そこで目は覚めました。過去の夢ですか……。

ってか、もしかしてもう朝食でしょうか?みんな起きてるかな……。

あ、起きてますね。

「……おはようございます」

「おはようございます!今日も積乱搭まで頑張りましょう!」

そうですね……私は朝食を食べ始めます。


食べ終わった頃にはもうお昼!……というほど時間の進みは早くありませんがね。

「さて、行きましょう!今日中には着きますかねー?」

「そうなんですか?」


「かみなり姉ちゃんこと積乱雲は一応私の姉なので、家は近くあってほしいです!かみなり姉ちゃんは物知りだからって、自ら搭に住んでこの世界の管理人……いや、管理雲になったのですが、離れるのはさすがに寂しいです……。」


「最っっっ高な姉妹だぜ……!」

京さんの言う通りです!

「まあ寄り道もOKですがね!」

えぇ!?さっきと言ったことが違いますよ!?大丈夫かな……。

「さあ、今度こそ行きましょう!」

私達はわたさんについていきました。


「今から偉い雲に会うのね……。うぅ、緊張する!」

「雫さん、落ち着いて。あまり緊張しなくて大丈夫です!っていうかぶっちゃけ、かみなり姉ちゃんより偉い方達もいますから!」

「そ、そうなの?」

「ええ、天使の皆さんの方が雲より目上ですよ!」

へぇ、天使の皆さん……ですか……。

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