第1話 ペニス事変
ガヤガヤ ガヤガヤ ガヤガヤ ガヤガヤ ガヤガヤ ガヤガヤ
ここは精感諸島にある一番大きな島のランドソープ島。大魔羅皇国の基地施設を押収して作った臨時の精感諸島ディッ国政府の領事館では、ディッ国の独勃記念日の式典が行われようとしている。
独勃記念日というのはディッ国が他の国からおかずを提供されずに自分達だけで一人勃ち出来た日の記念日であり、一年で一番盛大にお祝いをする祝日である。
この日だけは大勢の人間が仕事を休み、親や国そのものに感射をするのだ。
「大統領。まもなく出ルゥ番です。スピーチの準備をお願いします」
「うむ。私のお口テクニックで兵士達を快楽に導いてやろう」
コスルトデリュー大統領は口先三寸で大統領に当選したと言っていい程の舌技の持ち主であり、本人の政治的な能力はとても低いが周りをがんばれ♪がんばれ♪する能力だけは高い。
今日も不穏な噂に股間を震わさせる兵士達を奮い勃たせるために、とっておきのスピーチを用意して来た。
「しかしシゴック元帥。兵達の間で蔓延している噂は本当なのか?」
「大丈夫ですよ大統領。ハードな乱交が終わった後に患う淋病みたいな物です。ちゃんと抗生物質を打てば治りますよ」
「ならいいんだが、尿道から膿を搾り出す感覚は慣れないものだからな」
謎の噂により除隊する兵士が増えている事についてはシゴック元帥も玉を痛めてチン痛しているが、精感諸島を任されている身としては不鮮明なパネルでは嬢を選べないようにハッキリと断定して言う事は出来ない。
噂の原因が精感諸島の現地住民の仕業なのか、それとも残尿感の残る大魔羅皇国残党の仕業なのか、はたまた第三国からのデリヘルなのか。
どれも可能性はあるが決定的な証拠は無い。本当にパネルマジックは厄介な物だ。
コスルトデリュー大統領とシゴック元帥は領事館のバルコニーに出て、領事館の前に並んだ兵士達と、その後ろに並べてある黒光りする戦車や戦闘機やミサイルを見下ろす。
精感諸島を占領したのは大魔羅皇国の本国を責める時の中継点にするためであり、これからが本番行為である。
そのためにも兵士達のヤル気をグンと勃ち上げ、臍まで反り返る程の強烈なイチモツにさせないといけない。
コスルトデリュー大統領はそう思いながらバルコニーに設置された壇上へと登り、備え付けられたマイクをいつも右手でするように握る。
それを見た兵士達は”休め”の姿勢から、左手は股間を下から包むように、右手は握って下腹部に押し付ける”暴発防止”の姿勢を取った。
『ディッ国の屈強なるマイサン達よ』
コスルトデリュー大統領は緊(縛して怒)張した様子は見せず、マッシュルームヘアーを風になびかせながら演説をする。
『今日という日は我々がまだ父親のミルクにもなっていない時からのソロプレイ記念日であり、一人前の男になった事を現す日である。
父や兄の秘蔵コレクションを覗き見しては記憶だけを頼りに致すのではなく、自らの手で、足で、目で、時には舌や鼻を使って自らに合った最高の一品を選び、手だけでなくジョークグッズを使う事を覚えた日である。
我々はもう誰かからおかずを提供されるのを待っているのではなく、自分の性癖に合ったものを選べるのだと宣言した日である。』
コスルトデリュー大統領はは一旦そこで言葉を切ると、整列している兵達を舐め回すように見渡して一人一人の顔を見る。
彼等は精感諸島の占領に成功した兵達であるが、同時にカウパー沖でチン酸を舐めた兵達でもある。
『しかし、先のカウパー沖では、フニャフニャした短小どもが無理矢理我々に望みもしないジャンルを突き付け、あろうことか百合に混ざるという暴虐の限りを尽くした。
それは決して許されることではない!
百合は男が混ざった時点で百合ではなくなるのだ!!それは最早ただの3Pである!!』
段々とスピーチに熱の篭るコスルトデリュー大統領。
実はコスルトデリュー大統領も百合に混ざりたい派ではあるのだが、こうして自分の嘘を吐く事が出来るのが彼を大統領とさせている所以だ。
『彼らは我々の勃立を冒涜した!
これは私や君達だけでなく、本国の人間にも、先祖たちにも、ディッ国その物にホワイトシャワーをする行為である!!
こんな一方的な自称Sによるハードプレイが許されて良いわけが無い!!
彼らを愛撫無きまま抜き続け!二度と我々に歯を立てる気を起こさぬようにしなければならない!!』
兵士達は”暴発防止”の姿勢は崩さぬまま、声を荒げるコスルトデリュー大統領の演説に合わせし、その右手を激しく上下させる。
『この島の占領はその第一歩である!
まさか君達は前戯で満足してはいないだろうな!
挿入前の暴発などハイスクールで卒業しているはずだ!!』
兵士達の上下運動は激しくなり、腰を曲げる兵士や逆にブリッジのような体制になる兵士、地面にうつ伏せになって腰を動かす兵士が出始める。
『今一度言おう!
この私、ディッ国大統領が直々に君達に命じる!!
我々と、国と、先祖達の誇りを取り戻す為に!奴らが我々の顔を見る度にチェンジしたくなるように!
あのフニャチンどもを骨抜きにしろ!!』
ウッ フゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ!!!!!!!!!
コスルトデリュー大統領の演説が終わると同時に果てる兵士達。
過去にこれほどのシンクロで兵士たちが果てたことは無いだろう。
この場に居る兵士達の粗い息使いを見て、コスルトデリュー大統領もシゴック元帥もスピーチの成功と今後の上陸作戦の性交を確信した。
そして、コスルトデリュー大統領が兵士達の賢者モードの喝采に包まれながら壇上を後にした時、それが発生した。
ブルブルブルブルブルブルブルブルブルブル
「うおっ!!?」
「あひぃん!!」
「ら、らめぇ!!」
屈強な肉体をしたディッ国の兵士達が次々にアヘ顔を晒しながら情けない声を上げる。
始めは「おいおい、インターバル取らずに二戦目かよ、若いなぁ」と思っていた兵も同じように んほぉ となってしまい、中には軍服の股間の染みを広げながら痙攣している者も居る。
「な、なんだ、何が起こったのだ?」
「大統領、危険です。中へ!」
急に阿鼻叫喚の絵図となった領事館前の様子を見て、慌ててコスルトデリュー大統領を安全な場所へと移そうとするシゴック元帥。
だが、この異変はシゴック元帥にも発生した。
「んんんんんんん!!!???んんんんんんんんっ!!!!????」
眼下の兵士達程ではないがシゴック元帥も恍惚な表情をして震えだす。
しかし、既に精力が落ちていて薬に頼らねばMAXにならないシゴック元帥は直ぐさま股間部のホルスターから拳銃を取り出して投げ捨てる。
ガンッ ガンガンッ ブルブルブルブルブル
ホルスターから投げ捨てた拳銃はバルコニーの床を数回跳ねると、急に震えだす。
そして段々とその震えが大きくなると共に、銃身部が垂れ下がり、グリップ部分が丸くなり始める。
「元帥!これは!?」
「分かりません。しかし、この震えが致したばかりで敏感になった彼らを刺激させ、あのような事をさせているのでしょう」
形の変わりつつある拳銃とコスルトデリュー大統領の間で勃ち、シゴック元帥は壇上のマイクスタンドを槍のように構えて擦る。
コスルトデリュー大統領がバルコニーから下を見ると、賢者タイムが訪れた兵や特殊なプレイでしか致せない兵達は股間部のホルスターから拳銃を外し、投げ捨てているようだった。
「一体、何が…」
「確認は後でも出来ます。まずは安全な場所へ!!」
ジリジリと少しずつバルコニーから領事館の部屋へと移動するコスルトデリュー大統領とシゴック元帥。
移動しながらも、二人は変態を続ける拳銃の一挙一動を見逃さまいと
ブルブルとバイブレーションを続ける拳銃は段々と丸いフォルムになり、色はややくすんだ肌色に変化していく。
そして二人が領事館の中へと辿り着くころには、その姿は二人が見慣れた物の姿へとなった。
「チンチン!」
ちんちんに変体した拳銃は、鈴口から叫び声を上げた。
「鳴いただと!?」
「拳銃がペニスになるなど前代未聞です!危険ですので脱出を!!」
驚くコスルトデリュー大統領を諌め、この前代未聞の特撮物AVのような現実から大統領を逃がそうとするシゴック元帥。
しかし、この変態はバルコニーだけで起きているわけではない。
「チンチン!」「チンチン!」「チンチン!」「チンチン!」「チンチン!」「チンチン!」「チンチン!」
「う、うわぁ!俺のマグナムが立派なマグナムに!!?」
「俺のはドリちんだ!貫通力が高いからか?」
「なんで俺のだけ子供ちんちんなんだよクソッ!!」
領事館前の兵達の持っていた拳銃もちんちんに変態し、次々に産声を上げている。
「結構可愛いじゃないか、ほらほら、ちんちんやーい、こっちにうぐッ!!??」
地面を飛び跳ねるちんちん達を見た兵士の一人が不用意にちんちんに近付くと、ちんちん達は急にその兵士に殺到し、あっという間に兵士の体を覆い尽くす。
「お、おいっ!離れろ!!このっ!ファッ○ンペニス!!」
他の兵士がその兵士からちんちん達を引き剥がそうとするが、ちんちんの力は強く、逆に飲み込まれてしまう。
「チンチーーーーーン!!」
拳銃だけではない。警備の兵士が掲げていた自動小銃も長いちんちんへと変態している。
特に多弾マガジンを付けていた自動小銃は弾の数だけ金玉が大きいようだ。
「お、おい!あれを見ろ!!」
そんなちんちんパニックの中、一人の兵士が自分達の後ろを見て声を上げる。
彼らの後ろにある物は式典のために並べられた戦車や戦闘機やミサイルなのだが、なんと、その全てが拳銃と同じように震えているのだ。
ブルブルブルブルブルブルブルブルブルブルブルブルブルブルブルブル
ブルブルブルブルブルブルブルブルブルブルブルブルブルブルブルブル
ブルブルブルブルブルブルブルブルブルブルブルブルブルブルブルブル
戦車は大きく震えながら玉袋の大きながっしりしたちんちんに。
戦闘機は両脇に小さなちんちんの付いた流線型のちんちんに。
ミサイルはそのまま巨大な威圧感を誇る破壊力の有るちんちんに。
路上に並べられたいくつもの兵器が何本ものちんちんに変態し、ずらりと兵士達を囲む。
「ちぃんちぃーーーーん!!!!」
「ちぃんちぃん!!!」
「ちぃーーーーーーんちぃん!!!!」
巨大なちんちん達はそれぞれが野太い声や高音の声や爽やかな声で叫ぶと、一斉に領事館に押し寄せ、兵士達を蹂躙した。
これが後に歴史書に記されたペニス事変。
世界中全ての兵器がちんちんになり、それでも人々は争いを止めなかった、ちんこ戦争の幕開けである。
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