ちんこウォー

@dekai3

プロローグ

勃歴114545年1月 西の大国のディッ国と東の大国の大魔羅皇国の間にて、キャンタマカイ海にある島国の統治権を巡り戦争が勃発。

 当初は兜合わせによる小規模の争いだけで終了する予定だったが、大魔羅皇国が開戦の合図を待たずに先走り、カウパー沖にてディッ国のマグナム級艦隊を襲撃、腰砕けにさせる。これによりディッ国は大魔羅皇国を完全な敵国と認定する。

 後に『キャンタマカイ海戦争』と呼ばれる大戦の始まりである。


同年2月 多大なる被害を負ったディッ国のコスルトデリュー大統領が大魔羅皇国への上陸作戦を指示。

 コスルトデリュー大統領は乱暴な口調で『あのフニャチンどもを骨抜きにしろ!!』と発言。当時の様子はTVやラジオで放送され、多くのディッ国国民が怒張を突き上げて呼応した。


同月上旬 キャンタマカイ海域の大魔羅皇国領域にてディッ国の電流作戦が開始される。

 精感諸島に配置されていた大魔羅皇国のウタマロ級戦艦率いる艦隊を赤玉発射まで追い詰め、昨月のカウパー沖のカリを反らす事に成功する。


同月中旬 ソリにソったディッ国は勢いに任せて大魔羅皇国の軍事施設を蹂躙し、精感諸島を白く染め上げる。

 これにより精感諸島に駐在していた大魔羅皇国の軍人達の多くは不能となり、彼らを奮い勃たせるための薬物の乱用が軍内で散見されるようになる。


同月下旬 大魔羅皇国は精感諸島の所有を破棄。アヘ顔戦争に継ぐ二回目の大敗を記す事になる。


同年3月 精感諸島が正式にディッ国に占領される。精感諸島の住民の多くは鈴口を濡らしたと言う。


同年5月 精感諸島の統治を始めたディッ国陸軍の間に奇妙な噂が流れ始める。

 その噂が広がると共に『俺のマグナムがマグナムになってしまった』という言葉を残して除隊する兵士が増える。


同年7月 精感諸島で初めて行われるディッ国の独勃記念日の式典にあわせ、コスルトデリュー大統領が精感諸島へ訪れる。

 精感諸島を占領したというアピールの為と思われているが、先々月から流れている奇妙な噂に股間を震わせ中折れする兵士達の鼓舞の目的もあったとも言われている。




そして勃歴114545年7月4日。

ディッ国の独勃記念日の式典中に、それは発生した―――

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