第5話 おいでよ! コスリンハウス!
ゴスラがやってくるまでに時間がない。
それまでに何とかコスラを擦ってやらないと。
「「コスラと対話してみます」」
今度はコスラ側の小さな姉妹が言った。できんなら早く言えや!
俺は小さな姉妹と共にコスラと対話するべく、コスラの元へ向かった。
いざコスラの目の前に来るとデカい! 富士山が霞んでしまう!
姉妹は、コスラの目の前に立って「せーの」と言ってから歌い始めた。
コスラーっや コスラー ドッピュン 出すーのや イジるーん
ブスとすりゃー 歯があたーてやー 10分三千円だわ ドッピュンだわー
ケツサック いや〜
漁師が宴会で歌うような下品な歌を奏でながら、ブスな姉妹はその場で何と光りだした。
俺までその光球に包まれ、気づけば宙に浮いて、コスラの目の高さにまで飛んでいた。
「ここがコスラの精神世界かぁ」
そのまま、俺たちはコスラの頭の中に入った。壁一面に快楽天の好きなページが貼ってあり、空は青空だが「コスッティ」というメーカーのティッシュが雲のように流れていく。
菊の形をした太陽から、屁みたいな匂いがするけど暖かい木漏れ日が降り注いでいる。ガチでクセェ。
地面に一面に咲いたチンポのお花達が楽しそうに揺れているのが唯一の救いだ。このチンポのお花は、一昔前にやっていた「はなまるマーケット」のお花に少し似ている。
「あれがコスラのお家です」
姉妹が指差した先には、お家とは名ばかりなガソリンスタンドの隅に置かれている洗車する機械のような物が置かれ『コスリンハウス』と貼ってある。
コスラは当然のごとく、そこにポコチンを突っ込んだ状態で俺たちを迎えてくれた。
「ヤァァァァァァン!」
挨拶の「ヤァ」と快楽の「あああん!」と組み合わせたコスラ独特の挨拶で迎えられて、俺はとても不快な気持ちになった。
「俺らがいる間だけ、コスリンハウスを止めてくれ」
コスラは「わかった」と言って、コスリンハウスと止めた。それからUSBに充電してからこっちに来た。俺らよりも家の方が大事なのがありありだ。
「要件はわかっているぞ。ゴスラのことだろ?」
コスラは言った。
「どうやったら、お前は日本から出て言ってくれるんだ」
「射精したら出ていくよ」
「なら、早くしろ」
俺がそういうと、コスラは「のんのんのんのん」と右手の人差し指を高速で振りながら言った、こいつムカつくわ。
「僕もいきたいのはムラムラだけどさ。皮が剥けないからどうしてもねぇ」
「じゃあ、俺たちが勝手に剥くぞ」
「そうしてくれると助かるよ」
「よし、話は決まったな」
そこにポコチンのお花の一人が、俺たちに湯飲みに入った飲み物を持って来てくれた。
「僕のオシッコだ。よかったら飲んで行ってくれ」
俺は「さらせ!」とそれをコスラに投げつけて、精神世界から戻った。
「剥く」
その旨を地球防衛軍に伝えた。
ショーケンは言っていた。
『殴る前に剥いてやれ!』と。俺は剥いてから、コスラをぶん殴る。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます