第66話 小石
川の流れに転がるだけの石
ぶつかり、転がされ、角が取れれば、さらに流されるのだろう
「人も同じだ」
ぶつかり、砕けてる、その繰り返しで、しだいに角は無くなり、流されるまま生きていく。
死を選ぶってどういうことだろう?
ぶつかり、割れることだろうか…
小石は最初から小さかったのだろうか、それとも削られて小石になったのか
それは悲しいこと?
それは楽しいこと?
僕は転がれているのか
僕は流されているのか
それは…悲しいこと
水に手を伸ばし小石を拾って
「もういいよ…」
呟いてギュッと握りしめた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます