「幸せになってほしいよ…」

　そう呟いて眠る

「幸せなんか訪れないさ」

　心で叫んで目覚める

　幸せになってほしいと思いながら…

　幸せになんてなってほしくないとも思う。

　心は混ざり合うことを許さず、陰陽は入れ替わり僕の心を染めていく…

　愛している

　愛されていないのに

　憎んでいる

　そうしないと生きていけないから…

　色褪せることをしらない感情は、今日も色をクルクルと入れ替えて…

　愛し…憎み…

　僕は彼女を想う。

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