第40話 想わぬ日は

 キミを想わぬ日など無い。

 僕には毎日想う女性が2人いる。


 10年前に別れた18歳年上の女性

 彼女とは呼べぬ18歳年下の女性


 想わぬ日など無い


 想えば涙が込み上げるだけなのに…

 ツライだけなのに…

 なぜに毎日、想い続けるのか…


 別れた人が僕を想うなら、それは恨みだろう…

 風俗嬢である彼女が僕を毎日想うことはないだろう…


 それでも僕は想い続ける

 恨まれても…無視されても…


 なぜ?


 それしかできないのだから

 他に僕に何ができる?


 想うだけで精一杯なんだ。

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