第26話 忘却

 ツラく…ツラく…生きていることがツラく…

 死ねずに今日も死を望む

 死にたい


 何にこだわっているのだろう?


 何も無い僕、この先も何も無いはずだ


 猫を撫でながら死にたいと願うだけの休日

 全てを忘れられたなら?

 死ねる…それとも、やり直せる?


 幾度、泣けば

 どれほどの涙を流せば


 忘れられるのだろう


 緩やかに壊れていく身体と生活

 僕を生すのは何なのだろう?

 僕を殺すのは何なのだろう?


 おそらくは僕自身なのだろう

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