二次創作!
カクヨムの特色の1つだと伺っています。
二次創作公式許可!
コミケと違って、グレーじゃないのが書く方的に安心できて素晴らしいですね。
コミケでは二次創作について、版権元は基本「問われればNG」らしいので。
ああっ、例によりコミケをけなしている訳ではありません。クリエイター参加こそしていませんが、行って楽しんだことは一応ありますので。
あくまでこれは版権・著作権法的なお話ということで、ご理解お願いします。
「二次創作の原作一覧」にあるものは、よりどりみどりということで、このすばとか、けもフレとかを見ると、すこしウズウズしてしまう私です。
キャラクターをそのまま生かして、新たな冒険をさせる感じで……。
世界観だけいただいてオリジナルキャラで……。
むしろ、その融合で……。
そのままだと面白くないから、愛で許される範囲でこうしても大丈夫だろうか?
べ、べつにPV稼ぎたいわけじゃないからねっ!
などと、妄想がはかどります。
ここでちょっと思うこと。
ガイドラインの記載。
(※カクヨムガイドラインより引用)
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二次創作について
•当社が指定した作品の二次創作作品の投稿は「カクヨム」上に限ります。但し、著作権者が他社サイトにも許諾している場合は除きます。
•二次創作許諾作品の二次創作が行えるのは、1作品につき、許諾された1タイトル(シリーズ)のみで、複数の作品のキャラクターが登場するクロスオーバー等の内容は(許諾作品のキャラクター同士であっても)許諾の範囲外となります。
•著しく原作の設定およびキャラクター性を損なう描写は許諾の範囲外となります。許諾の範囲を超える内容については、修正依頼等のご連絡をする場合や作品の非公開を行う場合があります。
•二次創作許諾作品の二次創作作品は他サービスへの投稿は許諾の範囲外となり、規約違反となります。(利用規約第9条3項)
•商業作品については、二次創作許諾作品一覧にない作品の二次創作作品(パロディ含む)は、掲載できません。二次創作許諾作品は随時追加されます。作品リクエストはコチラで受け付けています。
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上から1つめ、4つめ、5つめは納得として、2つめを読むと……クロスオーバーはNGなんですね。
これはきっと、間違って出版とかになったときに、版権が複雑だからなんでしょうか? そんな気がします。上手く書かれれば良いでしょうが、複数だと扱いの違いとかで、作者の先生方も良い気がしないこともあるかもしれませんしね。
3つめが難しいですね。著しく原作の設定およびキャラクター性を損なう描写。
これは、R18要素想定なのかな、という気がします。
R18要素無しで、キャラクター、およびキャラ間の人間関係をそのまま使うのであれば問題無さそうですが、そこを崩すのはどうなんでしょうね……?
例えば、あるキャラに愛が溢れすぎて、作品と異なり主人公とくっつくエンドを書くとか……これは上手に書けば大丈夫かな。同キャラ推しの方の同意は得られそうです。作者様的にも書けない部分でしょうから、嬉しく思われるかも。
このキャラ実は裏の性格こうだった、とか書いてみるとか。
カクヨム的にはさておき、該当キャラ推しの方に刺される危険性がありますねー。あまり壊すと、怒られるのかな?
キャラの設定を付け加えるとか、作品の平行なお話を書くとか。
このあたりもどこまで許されるのか。本作に抵触しない範囲であれば好きにしちゃっていいのですかね~?
キャラ的には攻略対象でない場合の、兄妹、姉弟をくっつけるとか……これはR18でなければOKでしょうか?……でも、大幅な設定改変になる場合もあり、怒られそう。
IT的な考え方だと、プログラム自体の改変はダメだけど、アドオンはありという感じがこの3点めなのかなー。
ちょっと妄想したのが、全キャラの性別を逆にする、とか、全キャラを女性にするとかですが、そこまで行くと、ダメでしょうかねー?
関係あるようで無いお話ですが、他作品の女体化は最近に始まったことでは無く、私の知る限りでは、「南総里見八犬伝」の作者、曲亭馬琴(滝沢馬琴)が、江戸時代に既に水滸伝ベースで「傾城水滸伝」を書いています。当時はとても人気で重版モノだったそうです。やっぱり昔から、こういうの、みんな大好きなんだ~。
カクヨム的な言い方だと、ご本人の作品としては「連載中」のまま終わっているのがちょっと残念。後で、他の作者により補完されて「完結」されているようなのではありますが。
マンガになってしまいますが、なんとなく「蒼天航路」(原作の李學仁氏が連載途中に逝去)を思い出しました。
「HUNTER×HUNTER」、「ベルセルク」、「ファイブスター物語」、「BASTARD!!」、「ガラスの仮面」は大丈夫ですかね……先生方お体大切に。
未完成作品というと、小説だと、栗本薫先生の「グイン・サーガ」ですかね。
131巻以降は他の作者様ですが、ご本人の遺志でもありこれはありだと思います。
他だと、「金色夜叉」は、尾崎紅葉門下の方が補完されていますね。
「大菩薩峠」が未完のままなのは、流石に他の作者では厳しいからですかねえ……。
ヤマグチノボル先生の「ゼロの使い魔」は、先生の遺志で引き継がれた志瑞祐先生の手で完結。
調べてみると、ライトノベルでも未完結作品他にもありますね。やっぱり、他作者での完結というほうが、少ない……。
この辺の、続きを他の作者が書く、も厳密には版権?著作権?法的に二次創作なのかな?
難しいです。
でも、もしものときに、プロットがあれば自分の作品を任せられる人物がいるというのは、素敵なことな気がします。
カクヨムでの二次創作を通して先生方にそんなこと思っていただけたら……いやこれは不謹慎が含まれちゃうな、良くない、ごめんなさい、難しいです! ……、でも、純粋に作者の先生にひょっとしたら見ていただけるかも! というのはありますよねっ!
ちなみに、ここまで書いた様な情報は「小説 未完」等のキーワードでぐーぐるするとたくさん出てくるので、興味ある方はそちらでお願いいたします。
また、ズレてしまった!
でも、概ね私の疑問点への流れは、ここまでで書けているような気がいたします。よし、いっときましょう~。
今回のわからないこと
カクヨムの二次創作ってどこまで許されるのでしょうか?
経験のある先輩いらっしゃいますか~?
ちなみに、もし二次創作するなら、どの作品でいっちゃいますか?
読み手側では、二次創作読むと、やっぱりツッコミたくなることってあるんですかねー。
自分は実はまだ読み書き共に手を出せていないのですが、カクヨムのこの分野……。
追記1)
曲亭馬琴に関係して調べたのですが、作品収入で生活できる、いわゆる日本で最初の職業作家は、「東海道中膝栗毛」で有名な十返舎一九とのことです(江戸時代)。
これは、江戸時代、寺子屋による識字率の向上で、滑稽本が世間で流行し市場が成立したという時代背景もやはりあるでしょうね。
版元(出版社)の人が原稿待ってる逸話とか、時代を感じさせないのが凄い!
彼は、文章だけでなく、絵も描けて版下(版画の原画)も行けるというマルチな才能の持ち主で、作品も洒落本、人情本、読本など、系統の違うものをたくさん書いています。ショボい性能たくさん持ちの私としては、とてもあやかりたい人物です!
自分の作品以外の出版の手伝いしていたというのもポイントでしょうね。
カクヨムだと書いてるだけじゃなくて、ちゃんと読んでレビューしてる感じかな? 頑張れ私~!
追記2)
今回のメインの流れは、「二次創作ってどこまで許されるの?」だったので、追記にしてしまいますが、角川サマ側の欲しい二次創作系作家性能としては、おそらく、以下の2つなんではないかなーと、生意気にも私は考えました。
・二次創作で既存作品の展開ができる才能
きっと、先輩の90%以上はご存知で読んだこともおありだと思うのですが、一言で言うと
「ソードアート・オンライン オルタナティブ ガンゲイル・オンライン」
ですね。
川原先生のSAO(ソードアート・オンライン)の「ファントム・バレット編」のGGOのスピンオフを、「キノの旅」の時雨沢先生が書かれたという夢のコラボ。
時雨沢先生だからというのはありますし、おそらく全くSAO知らなくてもイケるというのはありますが、SAOの世界が広がったのには変わりはないかと。
こっちから入っても、気になって絶対SAO読みますからねーきっと。
何より100万部でアニメ化ですからね。
原作?と並行展開可能なのも、出版社的においしいし、ファン的にも嬉しいですよね。財布は軽くなりますが……。
そうなると、作品背景を拝借して、自分の強みを発揮できるオリジナル書くのが正解……なのですかねー?
ちなみにネットの噂によると、時雨沢先生は自作の二次創作OK派だそうですが、二次創作自体は読まれないみたいですね、残念。
・アニメのノベライズができる才能
これはよくある、というかありすぎるので、説明不要ですね。
二次創作で既存キャラを適切に違和感無く描写できるということはそういうことですから。
ゲームのノベライズもありかもですね。
漫画ならFate/Grand Orderとか、かなり出ています。出すぎです。
そうなると、既存キャラを上手く活用して、自分の強みを発揮できるオリジナル書くのが正解……なのですかねー?
追記3)
そろそろ、このエッセイ1か月~ということで「どうなのかな?」とチェックしてみて気が付いたのですが、エッセイ・ノンフィクションの月間ランキング3位でした~。きっと、これも先輩方のご指導、そして暖かいご支援のお陰です。
ありがとうございます。
流石に初心者な部分が段々と消えてきたこともあり、このあたりが区切りと、あと少しで、不定期になってしまいますが、今後ともお見捨て無き様お願いいたします。「コンテスト駄目だったとき、自分を慰める大作戦」とかまだ状況で書けないネタが残っておりますので(既に私の中で規定事項ではありますが……それを今言ってしまっては完全に負け犬なのでっ!)。
というか、1位は山本弘先生、あの山本弘先生!?……これは、いろいろな意味で読むしかありません。今更気が付くなんて、まだまだ結構な初心者ですね、私。
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