美少女ゲームとカクヨム
あーもうなんか誰も開いてない予感がする。
……
……
……この空間には私しかいないかも……
……
……
……よーし……
……
……
レッツ独り言っ!
というわけで、美少女ゲームとカクヨムです。
女子先輩は、きっと「乙女ゲーム」に置き換えていただければ、ある程度補完可能だと考えます。
美少女ゲームが例の方が、意見が分かれず、合意を得やすく、わかりやすいかと思った次第でして、そこのところはご理解お願いいたします。
いつもどおり、何が言いたいんだこいつ? でしょうが……
ほら、このエッセイ開始当初からカクヨム的なジャンルとか、タグとかキャッチの工夫とか先輩方に教わりながらいろいろ考えてきたじゃないですか、私。
自分の作品を育てるのって難しいなーって、毎日考えながら書いてます。
きっと先輩方も同じだと思ってます。
それで、最近思うのが、やっぱり読み手さんの読みたいものは読んでもらえるのだろうということ。
この時脳裏に浮かんだのが美少女ゲーム(ギャルゲー!)です。
皆さんがどの程度この分野にお詳しいかがわからないので「そっちはノータッチだ」という先輩向けにちょっと説明いたしますと、女の子が出てくるのは基本ですが、単純に恋愛だったりハーレムだったりエッチだったりするだけじゃなくて、実は様々なニーズを満たせる作品群となっております。
分類は、残念ながら非才な私ごときではできませんが、よく挙げられるものでは『泣きゲー』という作品系統があります。
シナリオで泣かせるタイプですね。古くは「KANON」とか「AIR」とかからなのかな?エッチなシーンは無くても基本的に成立しますので、最初から全年齢対象なCLANNADとかもあったりします。この作品はSteam(ゲームの配信プラットフォーム)でも配信されていて英語版もあり、「CLANNAD IS LIFE」と海外でも評価されてますね、凄い。
こう書いてると、何だか私鍵っ子(株式会社ビジュアルアーツのKeyブランド作品大好き)っぽく思われそう。気のせいですよっ、きっと。
そうだ、美少女ゲームにはR18版と全年齢版があるのは大丈夫ですよねっ?
PCでR18版が売れまくると、エッチシーンを除いた全年齢版がコンシューマで移植発売される流れ……だと私は思っています。
基本はエッチシーンが無くても話的には大丈夫なのですが、不自然になるところもまれにはあったり。
女の子が、主人公のことを好きになって、純粋に心から体を重ねるシーンとかいくら全年齢版でもすっとばしちゃダメだぞ! キング・クリムゾン喰らった気分。
せめて書き直してよ~~~、この子の思いはどうなるの~?
ちょっとズレますが、リリカルマジカルなあの魔砲少女の原型であるR18ゲームは、私いつかやってみたいです。本流でなく、スピンオフ作品からの全年齢最強なコンテンツ作品化って、元は一体どうだったの? というのがとても興味ありマス。そうそう、これは泣きゲーでは無いらしいのでご注意。
ちなみに、私の好きな泣きゲー「WHITE ALBUM2 」は、シナリオを「冴えない彼女の育て方」の丸戸先生が書いてらっしゃいます。かなり前にアニメにもなってますがやってない方で興味出た方は是非。あ、名前に2ついてますけど、これ単体でイケるので大丈夫です! まあ、もう皆様、経験済の方が多いんじゃないかという気はしていますが。
そういえば、ヒロインの一人、小木曽雪菜の声優さんは、けいおんの唯ちゃんの妹、憂ちゃんの中の人である米澤円さんですが、彼女も歌上手……ハイレゾDSF2.8GHz/1bitの「WHITE ALBUM2 Original Soundtrack ~setsuna~」に入ってる彼女の歌は、ちゃんとDSF再生できる環境ある方にお勧めです。
正直それまでは、flac 96kHz/24bitでええやん、と思っていた私でしたが、DSFのよさが……わかった気がした、のです。
いけない、実は再生環境にはそれなりにこだわる派なので、また別に書きますね。
私がお伝えしたいのは、『泣きゲー』とは、ああもうこの状況、嫌な現実……泣きたい、というときに答えてくれる作品群だということです。
もうひとつくらい、いってみようかな、お次は『鬱ゲー』。
鬱展開を楽しむものです。気を抜くと精神を持っていかれるので注意!……なんだかさっきの『泣きゲー』もそうだけど美少女ゲームに限定されない気もするー、さらに明確にわかれない作品もありそう。まあいいか、独り言だし。
鬱展開なんてどうやって楽しむんだよ? と思われる良識的な方もいらっしゃると思います。これも人ごとに楽しみ方は違うと思うので一概には言えないですが、私的にはストレスフルな非日常を味わうことで、現実に戻った時に、ああ私この世界でよかった、という感じじゃないのかな、って思います。ホラー小説みたいな。チート俺最強の逆的な。そういえばカクヨムにもタグに書いてる方いらっしゃいますね、「鬱展開」とか。
この手の作品は選ぶのが難しい。万人の同意を得られそうなのは……やっぱり『School Days』ですかね。アニメで最終回「nice boat!」で有名になったあれです。
某事件と類似の残酷シーンがあったので放映できなかった、だから関係ない環境映像を流しました、という。
説明するのが難しいですが、総合すると、クラスメートの他女子と関係をもった主人公男子が彼女にぬっころされるようなストーリーです。
知ってる方間違ってないですよね? あくまでイメージですからねっ!
主人公に自分を重ね合わせてマゾヒスティックに上手くいかない感を味わうのが楽しみ方なのだとは思います。(あってますかね、これ?……ご存知の先輩っ!)
というわけで、どれも需要ある方には、その需要を満たせる作品であり、クオリティなんだとは思います。カクヨムだとそういうのが読みたい読み手さんに読んでもらえるものです。
ここでいきなりですがちょっと見方を変えます。
上記の作品の特性をわからないで見たら、その人はいったいどう感じるのか?と。『泣きゲー』はまだ戦えるかもだけど、『鬱ゲー』はきっと無理。
『School Days』とか、そういうの楽しめない人には絶対無理無理。
話の内容がわかりづらいような気もするので、美少女ゲームを離れてもうちょっと一般的に考えてみますかね。
『君の名は。』
興行的には成功していますので、「万人向け」だとは思いますし、私も素直に好きな作品です。
一方、「プロから見ると全然面白くない」と江川達也先生が発言され炎上してたりしました。
これって、『泣きゲー』やりたいのに『鬱ゲー』だったとか、それに微妙に近いのかなって思ったんですよね。
とある先輩に教えていただきましたが、人が作品を楽しむスタンスはそれぞれ、まさにこれなのではないかと。
あの作品はシナリオ単体で評価するものじゃないですよね。もう何というか世界に吸い込まれてしまう絵、圧倒的に物語を楽しまされちゃう、アレが最強なんですよ。そうです、私なんかが書くまでもないっす。
シナリオはね、多分カクヨム書き手さんなら、「俺でも書けるし、よゆー」って思われる方多いと思います。それは新海監督の「ほしのこえ」以降全部そうだと私は思います。でもなんだかんだで監督の作品を追いかけてしまうのは、見るポイントがそこじゃないからです。
結局人と人がわかりあえないときって、この前提が違ってるってとこですかねえ……信仰心あんまり無い系な日本人には絶対にわかりえないイスラム教のスンナ派とかシーア派とか、同じ神を讃えているのに、やっぱりそれぞれの信じ方の背景が違うから、時には戦争が起きてしまいます。ああ、この辺教祖様からの流れをすごく書きたいですが、真剣に信じている方に失礼のないように書くのは私には難しいから、興味ある方は、歴史の本読んでくださいっ。
というわけでここまでざっくばらんに書いてきましたが、書きたかった内容としては……
読み手さんの楽しみ方はそれぞれだけど、その読み手さんに向けて、「自分書いてるのこういうものです、この手の好きな方ぜひ読んでみてください!」というアピールも大事なのかな?そうすれば、ブラウザバックも起きないような気がする。
ということです。
タイトル、キャッチコピー、タグ、説明でうまく書く感じですかね?
説明とかだと……
「学園モノで泣きたい方、どうぞ」
「作品背景こだわり系のSF書いてみました。どうでしょうか?」
「おっぱいメインで書きました。男性陣は是非楽しんでって~」
「魅力的な攻略対象?多数。貴女を絶対満足させます」
「妹たくさん出てきます。あなたの好きな妹はどの子ですか?」
「恋人に次々裏切られる。NTR、TSありあり。鬱展開がお好きな方よろしくお願いします」
冒頭がこういうのだと読みたくなっちゃわないかなー。
あんまり、自分の作品がどういうものなのか直接説明上部に書かれてないのは、やっぱり作者的には、それを他の表現でがんばるものだ、ということなのかな。
上記の例は短いので、とてもキャッチぽいですが、まあ例ということで。
というわけで今回のわからないこと
先輩方は、読者意識した自分の作品のウリアピールってどうされてるのかな?
読み手のときは、どういうところに目が行くんですかねー?
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