　たまには書き方を考える編？

　最近一人称で書いてみてたんですよね、自分。

　あ、いつもながら唐突すぎますね。

　大変失礼いたしました、先輩方。

　昔、カクヨムデビュー以前に初めて一人称小説を書いたときは、女の子戦士キャラが多数登場する話だったもので、その時、主人公が行っている戦闘以外とか、主人公がいないところでの出来事とかの補完が難し過ぎて、ああ、私の小説は一人称向いてない、って勝手に思ってたんです。

　ちなみに、その小説は、三人称に書き直すのが苦痛で、いまだにお蔵入りモノになっちゃってます。こういうこと、きっと先輩方もありますよね？ねっ？そうだと言ってください！！

　だから一人称モノは書けないかな、って思ってました。

　当然カクヨムデビューしたライトなSF『ポイント・オブ・ノーリターン』も三人称モノです。

　でも、カクヨムでいろいろ書いているうちに、もう一度チャレンジしてみたくなってきました。

　それで、もうそういう状況に限定しちゃえばいいかな、登場人物もミニマムで、と一応そこそこ考えはして書いたのが、基本的に現実空間に主人公一人しか登場しないラブコメ『仮想カノジョ～君と何エンド？』です。

　ネーミング的にVRかARな響きがあるのはちょっと失敗だったかも。

　でも一応破綻なく書けた気はしたのです。まあ、ちょっと別な思い付きで完結させずに続けていますが。既に公開しているので、ご覧になってしまった先輩はご存知かと。

　主人公視点で見えないところは、謎にして、どこかでそれが明かされれば読者様にも逆にカタルシスとして楽しんでもらえるかも、とも思えてきました。むしろ、ストーリーのその時点で見えるところをキッチリ適度な情報量で切り取るのがコツっぽいと。考えてみると、今まで読んできたミステリーとかそういうのあったじゃん。

　そして、満足して、よーし三人称にもどるかーと思った矢先に、再びこの課題は私の前に立ちふさがりました。あれです、異世界転生・転移、チート、主人公最強、俺TUEEEEな、メガゼータこと『女神に能力のゼイタク言う子は八つ裂きですよ？～そして８人の俺』です。

　この手の異世界モノって一人称多いですよね。

　話を楽しんでいただくために、読み手さんを主人公に感情移入させないとですから、それはそうなる。

　でも湧き上がる不安。

　キャラの見てないところの話どーすんのっ！

　そして、自信の無い私は、実はそれもあって主人公の『俺』を８人に分けました……。

　これでいざとなったら、他の『俺』に語らせればいいんじゃい！（画期的？）

　ふっふっふ～、浅はかなりにも意外に自分考えてるでしょ？先輩。

　ちなみにメガゼータは一人称なだけじゃなく、主人公の名前も今後一切出さないつもりです。主人公＝自分として読者様に読んでいただきたいので。

　どうするかは……見守っててください。

　ということで今回のわからないこと。

　カクヨムって何人称が多いんですかね？何人称がウケるのかな？