将軍の殺し方変更しました、身長に対して違和感があった為です
俺たち3人と、敵対する存在3つは、各々で対面をする
俺、“タバコ屋“は将軍と
“隠し屋“こと、シャドは司令官と
アイギスお嬢さんは、ガモンと対峙する
アイギスお嬢さんの連れた部下4人は、研究室の端からわき出てくる、洗脳された一般人や兵士らの対処に追われていた
「気絶させろ、腕の一本や二本は構わないが…命だけはとるな!」
「「「「了解!」」」」
アイギスが命令すると、すぐに行動に移る部下4人を他所に、俺達は標的をしぼる
「俺は1度将軍を殺した経験がある、終わったら援護にすぐ向かう」
「頼むぜ、司令官の戦い方は知識でしかないからな」
「こちらもだ、早めに頼む」
俺、シャド、アイギスのお嬢さんが目を見合わせ、敵に突っ込む
━━(。・ω・)y-゚゚゚━━
タバコを一本取り出し、吸う
銘柄は『脳みそ筋肉の雄叫び』だ
『攻撃力増加』『瞬発力向上』『精神集中』などが付与されている
将軍を見る
将軍とは2回目だが、勝った記憶が無い
まぁまずは、話し合いからだ
「まさか生き返るとは思わなかったよ、将軍様よ」
「もウ一度戦えるチャンスを握ったノダ、今度ハ勝ツぞ」
発した言葉は発音がチグハグだった
そして、戦うことしか頭にないようだ
「またあの世に送ってやるよ、強化されたか知らねぇが楽しませてくれよ?」
勝った場面知らねぇけどな
「前回は油断シタが、強化したワシ、貴様の強さを知った以上、次は通用しナイト思え」
その“前“を知らねぇんだけどな
言い終えると同時に、俺は魔力反応を確認する
生前はタイムラグなしで発動していた魔法を、今回は俺にわかるように使ってきた
罠か、と思った瞬間
「ガっ!!!」
四方八方からの風の衝撃を同時に喰らう
身体中の骨が軋み、吐き出した息でさえ顔面を強打させる
「生前記憶しテイルのは貴様から貰ッタ攻撃の痛みと恨みダケダ、じっくり味わうガイイ」
倒れることも許されない風の衝撃は、俺の意識を刈り取るのに充分だったが、なんとか保つ
「そう来なくテハナ、ツマラないぞ“破壊英雄の黒狼“」
「…ターン制…だよな?次は…俺の攻撃だぜ!」
「貴様の
顔面に衝撃を受け、背後へと吹っ飛ぶが、後ろにある壁にぶつかる寸前、身体を回転させ、両足をつける
「ハッ!ハッ!マジやべえ!今の!俺の!この手で!殺したくて仕方ねぇ!」
脳筋タバコの影響か、精神集中と共に、ハイにもなってた
衝撃を壁に逃がしクレーターが入るも、デザートイーグルを抜き出す
「観察が得意とはワカッテいたが、少々抜くのが遅いナ」
「黙れや老害ィ!」
クレーターの入った壁を蹴り、一歩、二歩と地面を蹴り、間合いに入る
将軍の回し蹴りが来るが鼻を掠める程度に下がる、が
狼面の頬に、風の衝撃がまた入る
「グブッ!」
そのまま吹っ飛び、今度は壁に背中からぶつかり、クレーターをまた作る
「最初に…魔力を練っていたのは…風魔法を貯めてたってわけか…」
魔力を貯め、放出を数回に分けて行うことは、魔法使いとしては最高峰の技術である
「ゴ名答、シカシ本当に丈夫だな、人種でモナく異人種デモ無い……何者だ?」
「こちとら…名前最近思い出しただけだよ!!」
叫んだところで風の衝撃は止まないと思っていたが、急に衝撃が止む
目前にアイギスお嬢さんによる光の壁が防いでくれた
「フム…仲間の手を借りヌト、ワシは倒セヌカ?」
「“タバコ屋“!なにをチンタラしているのだ!さっさと倒してくれないか!こちらは防戦一方なのだぞ!」
「…の割に…援護してくるじゃねぇか…ふぅー…っ!」
2本目の『脳みそ筋肉の雄叫び』を吸い、さらに残していた『風人の息切れ』も吸う
「はぁ~…うし!殺るか!」
体力回復はしていないが、活力は溢れてくる
「道具に頼ってルダケでは、ワシを倒せヌゾ?」
「ほざいてろ老害、あんたは生きるより死んだ方が価値あるぜ」
見えない衝撃波を、右に跳び避ける
「ムッ!?…イヤ、これならドウだ!」
将軍には癖があった────
────それは生まれつきか、魔法を初めて使った時かは不明だが
複数くる衝撃も体を逸らしつつ、将軍に近づく
「何故だ、何が視えテイル!」
「将軍よぉ、衝撃波出す時目ん玉、動くんだな」
「何?そンナワけが…あルハずがない!」
「いやマジだから。ただ動くの早すぎて、人種や異人種でも数える程しか視認出来ないくらいじゃないか?」
次にくる衝撃波は目の前ではじけた、が
目の前で弾けるのは分かっていた
本命とフェイクでは威力が違うからだ
右に、また右へと避けていく
「ヌガァァ!小癪な真似を!」
右に、少し小走りに動いたり
右に、少し止まってまた動いたり
「どコマデ動……っ!成程な、博士の施設を壊シタイのか」
「さぁ、どうだろうな」
狙いはそれじゃあ、ねえんだよな
将軍は、前方からの衝撃波を出し、それを避けられたらまずいのだろう、衝撃の風を操り、後ろや左右から衝撃を仕掛けてくる
待っていた
嗤った
後ろから迫る衝撃波に背中からわざと当たり、威力を利用して距離を詰める
しかし、衝撃波プラス『風人の息切れ』の効果が乗り過ぎてしまい、頭上を通り過ぎてしまった
だが、将軍の頭を掴むことに成功した
…頭を掴むまで将軍が反応できなかったのだから、第一宇宙速度超えたんじゃね?
「がハッ!!??」
掴んだ頭を軸に、頭上でウインドミルで体を一回転する
その勢いで首が捻じ曲がると、将軍は首をブチブチ鳴らす
俺はそのままウィンドミルの勢いで、後頭部に膝蹴りを入れた
頭は脆かった
「はぇ!?」
変な声出た
将軍は後頭部を残して顔を破裂させ、首から上が吹っ飛んだ
血は噴水のように湧き出て、将軍は倒れ伏した
ラナバスタ博士に問いかける
「ラナバスタ博士よぉ、俺らが来るまでに時間あっただろ?もうちょっと強固に作ってた方が良かったんじゃね?」
「オリハルコン並の硬さはあったのだがな、貴様の威力が上回っただけだ」
「そういうことにしておくわ、“隠し屋“ァ!今行くわ!」
何故か城の屋根で戦うシャドに呼び掛けたが返答なし
遅かったか?!
と思ったが
窓からでてきたのは
「全く、手こずらせおって…む、将軍殿は死んだか。次の相手は貴様か“破壊英雄の黒狼“よ」
ガンアス司令官だった
俺はガンアス司令官にデザートイーグルを向けた
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