黒竜と姫君
「竜よ、竜よ」
少女は、夜の闇に囁きかける。
「私のもとへ翔けてきて」
言うなり突風が巻き起こり、風が止んだ頃には、見事な黒竜が少女の前に立っている。
少女が手を差し伸ばすと、竜は黒髪の少年となり、その手を受ける。
「それで?」と少年は笑う。
「今度のご命令は? 我が姫君」
~*~
#1tweet小説と#リプできたセリフで一シーン書くのコラボ企画でした。
お題は、紀向 世文さん(カクヨムアカウント @kimukai_toshifumi)より、
「竜よ、竜よ」でした!
実は、いつか書いてみたいファンタジー物語からのワンシーンです。
そのひとかけらを思いがけず産み落とせたきっかけに感謝します♪
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