第33話 王粲《おうさん》:魏の制度制定をつかさどった人物
若いころから才能にすぐれており、当時名高かった
十七歳のころに司徒に招かれ、黄門侍郎に任命されましたが、長安が戦乱であったことから就任せず、荊州へ向かって劉表を頼りました。
しかし劉表は、王粲はやせ細っていて風采が上がらないのを見て、あまり重用しませんでした。
劉表が亡くなったのち、王粲はその子の
魏で新しい制度を制定するときには、王粲がかならずそれを主宰しました。
建安二十一年(二一六)年に呉の討伐に従軍しましたが、翌年道中で亡くなりました。四十一歳でした。
王粲の特徴といえば、その優れた記憶力でしょう。
石碑をひと目読んだだけで、一字一句間違えずに暗唱することができました。また対戦中の囲碁の盤面も、ひと目見ただけですべてを覚えて再現できたそうです。
さらには計算や文章をつくるのもうまく、書いたものは手直しが不要なほどだといいます。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます