伝説のあとさき


 気付くと、亜由美は車の運転席に座っていた。

 自分の身体を確認する。いつもの、パート先の制服だった。

 その制服の胸ポケットが不自然に膨らんでいることに気付いて、亜由美はフラップを上げて中を覗き込んだ。


 真っ白な、ふわふわの毛の塊が見えた。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

異世界設定否定派のオタク兼業主婦が召喚された件。 あさぎ珠璃 @myyk

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ