復帰②




 最後のログインがいつだったかは全く記憶にない。それが半年前だったか、それとも1年前だったか。

 しかもその前のログインはゲーム発売当初にまで遡る。私はほとんどこのFFXIVをプレイしていない。


 だが、そんな話をいつまでも続けても何も始まらないので、久しぶりに課金しエオルゼアへと降り立った。




 まず目に入ったのは、復帰者向けの支援機能を受けるかどうかのアナウンスだった。

 チューリップ(?)マークのリターナー(復帰者)となれば、経験値ボーナスなどの支援が受けられるらしい。


 私が目指すコンテンツへの参加条件を達成するには、何を置いても経験値が欲しい。当然ここは支援を受けることを選択する。

 だがしかし、ビギナーチャンネルとやらには興味がないので【今は参加しない】を選択することにした。




 さて、まず私のメインジョブが何か——それは機工士である。


 銃カッコいいし、ソロでやる以上殴り合うジョブよりかは遠距離系の方が何かと便利なのだ。


 装備は前回の復帰時に貰ったイディルシリーズ。降り立った場所は……どこだここは?


 コントローラーで操作しているのだが、まず操作が思い出せない。なんとかMAPを開くことができたが……現在地はギラバニアというところだ。

 何やらメインクエストを進行させている最中だったらしい。このメインクエストをクリアしておくのも、目指すコンテンツへの参加条件なので、これを消化しつつ、レベルを上げていくのが目下の目標だ。


 現在進行中のメインクエストは【壊神の拳が届く場所】。多分、終わりはまだ遠い。


 久しぶりにアバターを動かしてまず思ったのは——ダッシュってないんだっけ?


 操作設定を見てみるも、どうやらなかったらしい。


 とりあえず、ラールガーズリーチを【リセ】に案内してもらいながら、操作方法を確かめていく。


 クエストの報酬防具の中に機工士が装備できるものがない……まぁ、そんなこともあるか……。


 さて、メインクエストを進めていくと、NPC二人からのクエストを順にクリアしていくとになった。

 【メッフリッド】と【メ・ナーゴ】の二人なのだが、まずはイントネーションが不明な【メッフリッド】の方から片付けることにする。


 クエストを受注しようと話しかけると、自分のことを覚えているか? などと聞かれた。当然ながら全く覚えていないので、【……ごめん】を選択した。

 何やら以前助けたことがあるNPCらしいが、その後のことを話されても、地名すら思い出せん。


 とりあえず、【アラガーナ】という場所に向かうそうなので、その道中で戦闘システムを思い出すことになりそうだ。


 いざ、ギラバニア山岳地帯へ!


 

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