現在までの設定
<キャラクター紹介>
〈主人公〉
名前:カド
性別:男
年齢:?(見かけは十代後半)
種族:混成冒険者にほど近い人間or幻想種?
(地球から魂召喚→杖に憑依→リーシャ・エワズの魔素を元に肉体を形成)
魔素:クラスⅤ
身長:165cm
容姿:元は黒髪の青年だったはずが、金髪碧眼であるリーシャの家系の面影を受け継いだらしく、毛先が茶色く変異している。それ以外にも童顔、中性的になっていたりと少なからず面影が引きずられた模様。美形は得だよねと喜びこそすれ、特に気にしていない。
性格:基本的に生きとし生けるものには優しい。特に理不尽な死に方をしたため、同情できる相手には献身的。しかし、一度杖になった影響か、様々な欲求や生存意欲、倫理観などが薄くなっているために損得感情でスパッと判断してしまうこともある。なお、敵に対しての慈悲はない。
適正職:死霊術士・付与術士
天啓
第一位階
・初級治癒魔法:浅い切り傷、擦り傷、切断面の癒合は可能。打撲等の治療は困難。
→〈魔素補完〉
→〈血流操作〉
・魔素吸収、毒素生成、操作魔糸、死者の手、魔法付与
第二位階
・従者契約、使い魔創造、毒霧、腐敗、病魔招来、対価契約
第三位階
・彷徨う死者
複合術式
魔素補完+血流操作+操作魔糸=生命維持
サラマンダーの昇熱+魔法付与=昇熱式・死者の手
血流操作+魔法付与=自動追尾
道具:盗賊のピッキングツール、収納の魔本、ハイ・ブラセルの塔で拾った遺品
従者:サラマンダー
備考:自分の魂から精練された遺物――獣医のシンボルであるカドゥケウスの杖にちなんだ名前を名乗る。
名前:エワズ(ルーン文字で馬・変化の意味)、黄竜など
性別:男
年齢:?
種族:元は馬。元から麒麟だったのか、竜の加護を得た馬だったのかは不明だが、なんやかんやと加護が成長して竜になる。
身長・容姿
麒麟モード:体高二メートル超で、重種馬よりもさらに一回り大きな月毛の馬。体には一部竜のままの鱗と、角が残っている。クラスⅢ相当。
通常竜モード:10メートル級。燃費が最も良い。スピード重視。クラスⅣ相当。
戦闘竜モード:30メートル級。燃費が多少劣るが、攻撃・防御性能が最も高い。クラスⅤ相当。
魔素:クラスⅤ
性格:かなりの保護者気質。元が馬であるため、非常に温厚な上に人を背に乗せることも厭わない。竜らしくはない性格。その性格が災いして苦労性でもある。つまり、おとんでありおかん的な存在。
加護:竜
備考:トリシアの先祖であるリーシャと共に境界域に挑んだ。一時は英雄的な扱いとなったものの、第五層の攻略中に彼女が死亡。以降は彼女の〈遺物〉をいつか故郷に帰そうとしている。冒険者を手助けするのは、いつかハイ・ブラセルの塔の〈遺物〉を使える物を育てるため。しかしその行動が冒険者の管理局の利益志向とは合わず、敵視されている。
名前:サラマンダー
性別:メス
年齢:?
種族:サラマンダー
体長:1メートル未満
容姿:オオサンショウウオとトカゲの中間とも言える姿。何を考えているのかよくわからない顔をしている。
魔素:クラスⅡ
性格:カドに懐いているようで、挨拶代わりに噛んでくる。傷を気にしてくれることはあるが、体調不良で倒れていたら顔面を踏みつけてきたりと、恐らくほとんど何も考えていない模様。ただし、気に入らない相手は〈昇熱〉で容赦なく茹で殺しにかかってくる。
加護:オオサンショウウオがサラマンダーとしての加護を得た。体がトカゲに似通る形に変異していく過程で卵閉塞を起こしたことがある。
備考:周囲の熱を強制的に上昇させる〈昇熱〉を得意とする。下手に近づくと茹で殺されるという点で凶悪。また、体表の粘液は冷めると樹脂のように固形化する。種族柄、毒や炎といったものも扱えるかもしれない……?
名前:トリシア=オーヴェラント
性別:女
年齢:十代後半から二十歳
種族:人間
魔素:クラスⅠ
身長:160cm
容姿:金髪碧眼の美少女
性格:竹を割ったように真っすぐで、清純。
適正職:精霊使い? 騎士?
天啓:ウィルオウィスプを成長させた精霊を守護霊のように使役。
武器:?
備考:まだまだ駆け出しだが、英雄機構を使用していない。二重適正持ちであり、将来有望な英雄の卵。アッシャーの街を牛耳る五大祖――剣の本家に当たる出自。しかし本人の素質が高いため、混成冒険者ではなく生身で冒険者となっている。
名前:リリエハイム(ユリの郷里という意味)
性別:女
年齢:? 見かけ20代
種族:天使
魔素:クラスⅥ
身長:170cm
容姿:銀色の長髪。すらっとしたお姉さん風。
性格: 清純ないい人ではあるが、人が唆す背徳的な行為が大好き。真っ黒なことは嫌うが、グレーゾーンならば涎を垂らして飛びつく。几帳面ではあるものの、一つ誘惑に負けると自堕落になることもある。
加護:天使の羽根で浮遊できる。翼自体は体の延長ではなく、天使としての技能を使用する際の媒介とも言えるもの。翼を盾にしたり、羽根を飛ばしたり、腕の代わりにぶん回したりとやりたい放題にしている。なお、比類ない魔素の質なので接近戦でひたすら蹂躙するのが最も得意。武器は自身よりも強度が低いので、リーチを伸ばすためのおまけである。
武器:大鉈とハンドアックスを×字に腰につけている。切れ味は鈍いが、ひたすらに頑丈な二振り。
備考:ダンジョン内の人間に必要物品を届けたり、苦境の人間に天啓を伝えるのを生業とする。実際のところはかなりの武闘派。地上に移り住み、力をなくしている多くの天使をいざという時は救えるように強者であり続けている幻想種。
名前:イーニアス = リントン
年齢:25
種族:人間
魔素:クラスⅣ
身長:175cm
容姿:程よく鍛えた細マッチョ。なお、混成冒険者なので実力は魔素によって左右されるため、筋肉の多寡に意味はない。
性格:気のいいお兄さん
適正職:剣士
天啓:不治の呪詛
武器:剣
備考:第四層にも挑んだことのある実力者。一線級まであと一歩であった。
名前:ハルジアス
年齢:70歳
種族:人間
魔素:クラスⅣ
身長:150cm
容姿:よぼよぼで性格の悪そうなおじいさん。
性格:陰険・傲慢
適正職:死霊術師
天啓:
武器:杖
備考:アッシャーの街を牛耳る大家の一つ。代々継承した特殊な英霊機構を持つが、自身の素質がそれ程高くないために家が落ちぶれ始めている。
名前:リーシャ=オーヴェラント
性別:女
年齢:十代後半から二十歳?
種族:人間だった。現在はハイ・ブラセルの塔の最上階に安置された〈遺物〉
魔素:クラスⅤ
身長:160cm
容姿:金髪碧眼の美少女
性格:全てを諦めない欲張りな性格。好きなものを笑顔でいさせるために邁進していた。
適正職:剣士
天啓:?
武器:騎士剣
備考:アッシャーの街の外部にする騎士家系、オーヴェラント家の娘だった。一風変わった馬で済んでいたエワズが徐々に変異し、悪魔呼ばわりされて殺されそうになったため、彼と共に境界域へ。英雄的な扱いとなっていたが落命する。彼女の遺物から漏れた魔素がカドの体を構成している影響か、残留思念としてふとした瞬間に出没するかもしれないところも自由人な彼女らしいのかもしれない。
<舞台>
〈地上世界設定〉
地球の常識とはまるで違う世界観。
この世界は閉じている。空には太陽も星も月もない。地底に存在すると言われたアガルタと同様の世界観で、宇宙コロニーのような構造となっている。
つまり、雲がない日に空を望遠鏡で見ると、海や大陸などが見える。
ただし普通は遠すぎるために空が青く霞んで見えない。光源がどうやって存在するのかなども謎。
一説によれば地中で励起した魔素が発光するからとかなんとか。
〈冒険者の街アッシャー〉
複数のギルドを備えた大きな街。
迷宮産の不可思議な物品や資源を元に大きく発展している。
神代樹と呼ばれる樹の虚にはアツィルト境界域への入り口がある。
その左右には境界域産出物品の売買などをするギルドと、ギルドの事務仕事及び冒険者の混成体を管理する管理局がある。
また、この境界域から生物が外に出ないように街を包む防護壁が常時張られている。
この街の形成には五大祖と呼ばれる冒険者が大きく関与している。
それぞれ、剣士、魔術師、治癒術師、錬金術師、死霊術師だった模様。
単なる人間のみならず、獣人、幻想種の天使など実は様々な存在が住んでいる。
<境界域設定>
〈アツィルト境界域〉
神代樹と呼ばれる超巨大な樹の根元に広がる大迷宮。
確認されている範囲では7階層である。
個々の広さは数十キロメートルから数百キロ。それぞれの界は擬似的な太陽を持っていたりと、最早それぞれが別世界と言っていい。
冒険者の最高到達点は5階層。現在の人間の最前線は第4階層。
エワズは5階層からやって来た。
境界域は深層であるほど非物質である魔素によって構成された世界となっていく。
常識も通じない世界となっていくため、ダンジョンをひたすらに進み続ければ神の世界に行けるのではと言われているがどれほどの深さを攻略すればいいのかもわかっていない。
各界を繋ぐ境界は簡単に見つかるが、そこには定期的に復活する守護獣がいる。
それを討伐した者だけが門を使用可能。
また、守護獣を倒し、その魔素を体に馴染ませた者だけがそれ以降の階の魔物を倒した時に魔素を吸収できる。
近年では混成冒険者の活躍によってある問題が起こりつつある。
それは境界域内の魔素の不均衡をもたらすこと。
土着の魔物は下層の魔力を消化し、その階層に見合った質にしてくれる。深層の魔力の質を持つ人間が多少力を使ったところで問題なかったが、混成冒険者によって一定以上に戦えるものが増えてしまった。
その結果、霧散した深層の魔素を核に低層で強力な魔物が発生したり、境界に変化が生じたりしている。
このままいくと、層ごとに魔物の強さの上限が制限された現状が変化してしまうことが危惧されている。
〈ダンジョンor迷宮〉
強力な人間や魔物、幻想種が死後に残す〈遺物(アーティファクト)〉
それは固有の能力を秘めた強力な武器となる。だが、持ち手がいない場合、自らを存続させ続けようと迷宮を発生させて生物を招き入れ、捕食しようとする。
その機構が迷宮であり、境界域内にはいくつも存在する。
〈死地〉
境界域内に存在する魔素溜まり。
自然由来のものもあれば、冒険者の活動によって生じたものもある。
総じて魔素の濃度が高く、群を抜いて強力な魔物や幻想種がいることが多い。
下層に挑んだ冒険者の力試しとして挑むような相手なので、同クラスの冒険者ではまず攻略不可能と言われる存在が多い。
<用語>
〈魔素〉
境界域内に存在する万能の元素。
深層に存在するものほど不可能を可能とする膨大な力を持つ。
第一層:紫
第二層:藍
第三層:蒼
第四層:翠
第五層:黄金
第六層:橙
第七層:朱
という具合に、魔素を見ることができる人間はその質を色で見分けることができる。
一層分、魔素の質が違えば1~3倍程度は出力が変わると言われているため、層を跨げば跨ぐほど大きな実力差が出る。
〈天啓〉
神様と称されている何らかの大きな存在が与えてくれる才能のこと。
魔力を高めたり、功績を上げたりすることによって新たな能力の入手が可能となる。
得られるものについては、魔法、技能の他もあるとか。
これを読み解くことができる天使はそれを人に伝えることを職業として、人の傍に住み始めた。
〈魔物〉
自我のない魔素の塊。
いくらでも自然発生するし、幻想種が成れの果てる場合もある。
存在自体があやふやな影響か、輪郭がぼやけているところが特徴。
他者を捕食して魔素を補わないと消滅してしまうため、冒険者を積極的に襲うか、共食いをしている。
冒険者はこれを倒して魔素を吸収することで日々レベルアップに励んでいる。
〈幻想種〉
魔素を体内に含みながらも自我のある生物。
単なる幻想種だった鳥が生きる過程で、人で言うところの天啓――加護を得ることによりグリフォンに変化するなど、その生態には加護が大きく関係してくる。
また、この存在は有性生殖も可能。
強力な幻想種はため込んだ魔素を遺物アーティファクトとして残す。
〈忌み子〉
加護も持たない低級の幻想種に寄生された人のこと。
二種類の生物の魔素が影響しあうために存在が酷く不安定で、忌み子となってしばらくしてから暴走することが多い。
一部は人間じみた姿をしているが、獣人とはまた異なる姿形をしている。それ故、モンスターが人間に擬態していると思われ、疎まれている。
基本的に殺して経験値とするか、弄んだ後に殺すかの二択となる。
〈天使〉
幻想種の一種。
元々はかなり深層の存在であったが、人の営みに寄り添って生きることを選んだ。現在では多くが弱体化している模様。
基本的に彼らの行動原理は善意。
まれに人とパーティを組んでダンジョンに潜る者もいるが、それは人の努力を傍で見たいという変わり者。
善人過ぎるが故に、悪いことは考えない。
それ故に、人間が考案する物事は彼らにとって斬新であることが多い。
特に人が生み出す文化や背徳的な行為には誘惑されてしまう事が多々あり、そこが変態っぽさを助長しているらしい。
<冒険者>
〈純系冒険者〉
個々が持つ素質を元に成長する。
才能さえあれば複数の職業の能力も得られるために強い。
ただし、この部類にいる多くの冒険者は金がない者。
純系冒険者として活躍し、安定した利益が手に入り始めたら二種に挑戦してみるというのが大多数の狙う道。
〈混成冒険者〉
通称:ハリボテ、雑種など
純系冒険者では粗造乱造もいいところ。それを改善すべく、過去の優秀な人材のコピーを作ろうとしたことが始まり。
かつての英霊の魂を鋳型に、自らの魔素と五大祖が作り上げた術式を駆使して形成されたアバターのことを示す。
動かすのは単なるアバターなので、不滅。
ただしその個体が死ねば魔力が霧散するため、1からの再スタートとなる。
また、これは英霊を元に成長していくために当人の才能不足に関わらず成長できる点で優れる。一方、他人の魔力をもとにしているため、複数の職業を重ね持つことは不可能。
まず適正がない人間は利用できないし、適合率が低ければその英雄ほどまで成長できない。
オンラインゲームのような職業体系ができている。
適合率=成長の早さ
適正=レベル上限 とでも思えばいい。
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