にゃんこ大戦争 (お題:敵陣・ノート・簪)
「
女がそっと背を向ける男に
「止めてくれるな、
男は足を止め女をなだめる。だが、決して振り返ることはなかった。
男の
男の手元に置き
「これはお主が大切にしていたもの……本当に良いのか?」
男は初めて振り返り女に
「はい。それを私と思って……。いえ、必ず返しに
女は先ほどまでの弱々しさとは
「あいわかった。この簪、命に代えてもお主の下に送り届けよう」
男は険しい顔を
一瞬の
男は「こりゃたまらん!」と笑いながら戦場へ向かった。
「敵の数はこちらの倍近く!しかし地の利はこちらにある!勝てぬ戦ではない!」
「おぉぉ!!」
しかしそれは将の言葉から来るものではない。この簪が奮い立たせてくれるのだ。
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「平成三十年五月一日。戦いの火ぶたが切って落とされた…。この戦は以後にゃんこだいせんそ」
バシン!
「なにするのさー。良いところだったのに~。」
ノートで頭を叩いてきた友人に
今度は
「何猫見てぶつぶつ言ってるんだ!お前今日は朝礼当番だろ!」
「はっ!そうだった!じゃあね~猫ちゃんたち~!」
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手を振って去っていく少女を
「ほら、人間様はもう行ったぜ。来いよ、
その言葉に
戦争はまだ終わらない。
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「猫ちゃんって可愛いよね~」
「…お前の方が可愛いよ」
「え?今なんて言ったの
「な、なんでもねーよ!ほら行くぞ!」
「あ!まってよぉ~!」
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※おっさん。の小話
今回は、それぞれにそれぞれのストーリー「人生」があるというお話です。
案外身近に面白い物は転がっている。という事。
他人を傷つけたり、否定するのはたやすい事ですが、その前に相手の世界も考えてあげてください。
という2点を伝えたいお話でした。
少し、ギャグ仕様ですがw
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