其之七 英雄の影
目的のものは手に入れた。そして、標的とする人物もすぐそこだ。
「それで、
「はい。十里(約四キロメートル)先に迫っております」
「そうか」
報告を聞いた夏侯惇の口角が
恒例となった戦闘前の儀式。槍の柄でトントンと地面を打つと、ビュンと穂先をしならせて空を斬った。
「待っていろよ、玄徳。決着をつけてやる」
不敵に笑う。常に
建安七(二〇二)年、春。
この事態を招いたある裏切りがあった。
「――――曹公が警戒するだけのことはある。予州殿はなかなか
「――――感心している場合か。使者には琦君を
「――――
「――――どのみちあの仙珠は荊州保全の代価として曹公に託す約束だった。少々予定が繰り上がったが、ちょうどいい機会ではないか」
「――――情報を漏らすのか?」
「――――全ては荊州を戦乱に巻き込まぬためだ。琦君には悪いが、
劉表の後継争いに深く関与する
夏侯惇が手を振り上げ、全軍停止の合図を出した。二里(約八百メートル)先の草原に一軍が布陣している。劉備の軍だ。報告では約五千。
騎馬の劉備が自ら進み出てきた。その左右を義弟の
夏侯惇も自ら愛馬に乗って進み出た。機密の戦前交渉だ。その左右を固めるのは
「青龍爵を持っているな? そいつを寄越せ。劉琦と交換だ」
「私が知る
まだ若かりし頃、夏侯惇は〝沈惇〟という偽名を用いていた。正義感に
「ふん……。相変わらず口だけは達者だな。もとより劉表のせがれなどに興味はない」
夏侯惇が振り返って、仰向けにした手をこまねく仕草をした。後ろ手に縛られた劉琦が解放され、劉備軍の方へと走っていく。曹操に命じられていたのは、黒水珠の奪取であって、劉琦については何の指示もなかった。
蒯越から劉琦は無事に解放してほしいとの書簡が届いていたし、劉琦の処遇については李典が意見を述べていた。
「―――いたずらに劉表の子を殺せば、恨みを買うだけ。それが劉表の態度を硬化させてしまったら、かえって都合が悪くなります」
解放された劉琦を見届けながら、夏侯惇が劉備に聞いた。
「おとなしく
「……」
劉備はそれには答えず、能面を崩さずに沈黙を貫いた。
「なるほど。それが答えか。いいだろう」
交渉はそれで終わり、両者は各陣営に戻った。そして、戦端が切って落とされる。
曹操軍の兵数は劉備軍の約二倍。力押しだ。
「おい、てめえら! 逃げてんじゃねぇ、戦え!」
張飛が騒乱の戦場全体に響くような大声で兵たちを叱責していた。劉備軍の後方で歩兵隊がぞろぞろと戦場を離脱しているのである。
「連れているのはほとんどが劉表の兵だろう。まだうまく使いこなせないんだろうさ!」
劉備軍の乱れにいち早く気付いた于禁が状況を理解して言った。
于禁、
「今が勝機、このまま押し崩せ!」
于禁が自らも先頭に立って敵兵を斬り伏せ、自軍に勢いを付けた。そして、劉備軍が崩れる。最後まで抵抗していた関羽の騎馬隊も後退に転じた。関羽も愛馬の
「全軍、追撃だ!」
夏侯惇が槍を突き出し、号令した。それに合わせ、
「待て、
その声に関羽はちらりと振り返ったものの、また前を向いて夏侯惇を無視した。
「夏侯将軍、お待ちを!」
後ろから副将の李典が追いすがってきて叫んだ。
李典、
「どうした、曼成?」
「追撃の中止を、伏兵……恐らく罠です!」
「何だと?」
深い森を抜ける街道。ところどころうねっていて、視界が悪い。左右に兵を隠しておくには好都合な地形だ。勇猛なだけに夏侯惇が気にすることはなかったが、李典の言葉にようやく不気味な気配を感じ取った。李典の予感は当たっていた。
忠告
「やりやがったな、玄徳め。何が正々堂々だ! こんなもの当てにならん!」
劉備の嘘を
そして、
「曼成、兵を収拾して撤退させろ!」
そう言い残すと、李典の制止を振り切って、後退するどころか、さらに前進を選んだ。夏侯惇の愛馬・右眇もまた
「雲長!」
夏侯惇が人馬一体となって、関羽に突進した。数百、数千の敵を突き殺してきた猛将の鋭鋒と激しく高ぶる感情が関羽の青龍刀によって受け止められる。
それは激しい衝撃音となって宙に散った。関羽は全く表情を崩さず、
「兄の言葉をお伝え致す。『これは昔の
と、そう言った。
関羽の超人じみた強さはこの目で見知っている。
夏侯惇は憤慨と諦めを
それを見た関羽がまた無言で
「ちっ。昔から知恵の回る奴だったが……」
独り言のような呟きが風に消される。夏侯惇は昔日を思い出しながらも、劉備という男の成長ぶりを感じられずにはいられなかった。
孔明は戦いの様子を聞きながら、頭の中にその戦況をイメージしようとしたのだが、それどころではなかった。話しているうちに興奮が
「
孔明は徐庶を落ち着かせるために酒ではなく、茶を勧めて言った。
「俺の作戦が採用されて、曹操軍を破ったんだぞ。これが落ち着いていられるか」
そう言った後、徐庶は差し出された茶を一気に呑み干した。
博望坡での伏兵をいち早く立案したのは徐庶だった。
劉表は劉琦が捕らわれたことを知ると、南陽に駐屯する蔡瑁に出兵を指示すると同時に劉備に兵を与えて救援に向かわせた。兵士たちは数で劣る上に劉備に心服しているわけでもない。実戦経験豊富というわけでもない。それらの事情と地理的要因を考慮して、徐庶は博望坡での戦いを劉備に促した。
どうやってその場所に曹操軍をおびき出すかが課題だったが、劉備は自分自身が兵を率いれば、それは可能だと自ら先頭に立った。徐庶は
「
孔明は冷静に戦略上の敗北を指摘した。それは徐庶から一気に興奮を奪い取ってしまった。徐庶がとぼとぼと孔明の前に戻ってきて腰を下ろす。
「
徐庶は劉備を「左将軍」と呼ぶようになっていた。〝劉予州〟や〝予州殿〟はどこか他人行儀で、実質予州を支配していない劉備にとって、それは名目上の呼び名でしかない。〝左将軍〟なら、支配地は関係ないし、一段階身近に感じられる。
劉備に仮仕えする形の徐庶にとっては、「ご主君」と呼ぶにはまだ遠慮がある。
「残念ですが、天が劉荊州に味方していないということなのかもしれませんね」
「それは味方じゃない奴がこの荊州にいるってことだ」
徐庶が孔明の言葉を違う意味で肯定した。そして、
「荊州の敵は荊州の中にいる」
表情を厳しくし、卓を叩いて、そう断言した。徐庶が疑念を向ける蔡瑁軍は到着が遅れた上に撤退する曹操軍を追撃することさえしなかった。劉琦が解放されたことを知らなかったとはいえ、確かに何のための派兵であったのか大いに疑問が残る結果だった。
劉琦の解放には尽力したものの、蔡瑁と謀り、陰謀の片棒を担いだ
和議が成ったのに、曹操の南陽侵攻を許したのは劉備を討つ名分があるからだとして、劉備のいない議場で堂々と劉備
「予州殿がおられる限り、荊州侵攻の名分を与えることになりますぞ」
「曹操軍を破り、南陽から追い出したのが予州殿なら、琦君を救出したのも予州殿です。その予州殿を追い出すのですか。恩を仇で返すのが荊州の士人のやり方ですか」
「
いつもは中立の立場のはずの
「此の度の作戦の失敗も、曹軍の南陽侵攻も予州殿に責任があるのは明白」
「果たしてそうでしょうか。琦君が襄陽を経ったのと曹操軍の南陽侵攻が重なったのは、単なる偶然と言うには出来過ぎている気がします。誰か曹操に情報を漏らした方がいるのではありませんか?」
「機伯、それは言い過ぎだぞ」
「そうだ。何の根拠があって、そんなことを言うのだ?」
荊州の士人を疑う発言なのだから、当然のように伊籍に対する批判が飛ぶ。
と、そこで、
「父上。予州殿は私の恩人です。ご配慮ください」
「分かっている。玄徳殿を追い出すことなど、それは有り得ぬ」
そう決断を下した。一度ならず二度までも自分の意見が
曹操が拠点を置く
袁紹を破った曹操は劉備を退けた後、この許都に帰って体を休めた。自分の代理として、荊州へやった夏侯惇は、
「これを。いかような処罰でも受け入れます」
神妙な物腰で、戦利品の黒い宝珠を差し出した。言動が一致していないが、敗北の責任を感じてことだ。青龍爵の奪取にも失敗した。
「お前は玄徳をよく知っている分、油断したな。今のあいつは
曹操は新たな天運をその手に受け取りながら、最大のライバルであった袁紹と劉備を比較して言った。本初は袁紹の
「いや、それでも時々
外から聞こえてくる
「被害はそれほど大きくないと聞いている。文台の息子にさえ渡らなければ、神器の方はどうでもいい。本気で神器まで手に入れようとしたら、体がもたない。オレはそこまで欲深くない。そういうことで、これを手に入れた功績と
そう言うと、曹操は得たばかりの黒水珠を敵の手に渡す
郭嘉、
「はっ。
郭嘉は細い両手でそれを受け取ると、部屋の出口へ向かった。
「
夏侯惇には分からない。荊州から情報のリークがあって、黒水珠を手に入れるのはお使いのような
郭嘉が夏侯惇の横を通り過ぎようとして、
「
郭嘉は優雅な声で早口に耳打ちをすると、早足で部屋を退席していった。
「とんでもない計略を考え付く」
「オレがあの黒水珠を最初に目にした時、あれは袁氏が所有していた。それが巡り巡って、
夏侯惇は聞いて
「唯一気になるのは玄徳の動きだが、蒯異度が玄徳を追っ払ってくれるそうだ。そうなったら、内紛を待って、いよいよ冀州攻めだ」
「その時は私に先鋒を」
「ああ、やっぱり敗戦の責任を取ってもらおう」
夏侯惇はそれが先鋒での活躍だと思ったが、曹操の思考はそう簡単には
「許の留守番を言い付ける」
夏侯惇は聞いて
蒯越にとって、それは
建安七(二〇二)年、五月。袁紹が没した。
『これで殿を誘引するもの自体がなくなった。劉備を遠ざけた上で曹公に冀州討伐を勧めれば、荊州は数年の安泰を得る』
蒯越はまたもや上殿して、劉備の処遇を議題にした。
「とにかく曹公との和議を重んじる以上、予州殿を荊州に置くのは得策とは言えません。曹公と敵対してきた人物をこの時期手元に
和議が成立した大きな要因はまだ冀州に袁紹が健在であったからだが、袁紹が没した今、劉備の存在はせっかく構築したそれを壊す危険性がある。
当然のように伊籍が
「だからと言って、恩人の予州殿を
「良い考えがございます」
「予州殿にはすぐにでも荊南に御足労いただきます。黄祖殿の軍は未だ再編途中ですし、孫権に備えて無闇に動くこともできません。そこでです。殿の
荊南で
蒯越の軍略は、『孫子兵法』三十六計の一つ〝
「なるほど。それは良いな。早速、そのように計れ」
追放に代わる代替案を提示して、劉表を納得させた。今度は蒯越の勝利である。
先日の借りを返した形だ。反論の言葉を封じられた伊籍はこれを劉備に伝える役目が与えられた。
夏。劉表の要請を受けた劉備は与えられた一万の兵を率いて、荊州を南下した。
名義上の総大将は劉琦が務めることなり、武将として劉表の甥の
裴潜は
曹操に遣わされた劉先は
「――――手間が
そう進言して、そのような運びとなった。が、荊南四郡を鎮圧するという大事のわりには兵が少ない。これも一日でも討伐を長引かせたい蒯越の謀略である。
そのため、道中募兵をしながらの移動となった。劉備は江陵に入る前に
霍峻は
江陵まで南下した劉備軍はそこで補給と休息を取った。江陵は荊南討伐の前線基地であり、多くの兵糧と武器が蓄えられている。港には軍船も保有してある。
劉備軍は江陵から船で江水を下って、
「どうしたのですか、兄上」
船上で夜風に当たっている兄を見た関羽がやってきて聞いた。
「見ろ、雲長。神器に力が戻ったようだ」
劉備が手にしていたのは、青龍爵である。龍の彫刻の両眼部分の青い宝石が淡く輝いている。月明かりが反射しているのではない。ゆらゆらと青白い霊気が立ち昇るのが見える。
「どうして今頃? 徐州の時にこうであれば、負けていなかったかもしれません」
関羽も霊気を立ち昇らせる青龍爵をまじまじと見つめ、先の敗戦を悔やんだ。
「東方で力を発揮するものとばかり思っていたが。まだまだ知らない秘密があるようだ」
四神器にはそれぞれ四方を守護する
「まぁ、
「そうであれば、良いですが」
関羽が長髯を夜風に
「ところで、あの徐元直。随分お気に入りのようですが、信用できますか?」
「
敗戦の度に有能な人材を失っている。部下が負け続けて土地を追われる主人を見限るのは戦乱の時代の常識だった。博望坡の戦いで趙雲が捕虜にした敵将の
軍正(軍紀)に長じているとの理由で、趙雲が登用を勧めた人物だった。
酔虎・徐庶は別船に大酒豪の張飛と同船していた。翼徳は張飛の
劉琦を洞庭湖東岸の要地・
すんなり湘水沿岸の
「張羨は荊南で虚名がございました。それがこの反乱を大きくさせた要因です。しかし、息子にそれはありません。今、一気に攻めれば、勝利は容易いかと」
劉先の進言もあり、劉備は武将の
ところが、順調な行軍とはいかなかった。原因は異常な
季節は盛夏。南方の長沙の夏はたいへん暑くなる。この酷暑に倒れる兵士が続出し始めた。そして、臨湘まであと二十里(約八キロメートル)に迫ったところで、更なる異変が起きた。
突如として、船板から煙が立ち上り始め、船が
この事態に劉備軍の将兵は慌てて船を乗り捨て、陸に上がるしかなかった。
「先の討伐軍は猛暑で病兵が多数発生し、ろくに戦えずして撤退に追い込まれたと聞きましたが、此度もここまで暑いとは。零陵でも、ここまで暑くなったことはありません」
汗を垂れ流す劉先が顔をしかめて告げた。
「しかし、船が燃えるような暑さは異常だ。これでは近付くこともできない」
ついに劉備軍は臨湘の北を流れる川を前に、一歩も進めなくなってしまった。
「むっ……!」
軍の先頭、紅い顔をさらに紅潮させて川べりに立っていた関羽が唸って、熱せられた青龍刀を思わず放した。その勢いで青龍刀が川に落ちてしまった。
ジュウウウ……。
川の水を瞬時に
熱波の防壁さえ破れれば、もはや障害はない。
劉先が言ったように張懌には父ほどの統率力はなかった。防衛の
孔明はこの長沙で張仲景と出会い、孔明の叔父・
張羨・張懌の反乱に加担した官吏たちは処罰を恐れて共に逃げ出したようで、太守府内は
「さて、残る三郡についてはどのようにする?」
「我等は一戦するまでもなく長沙を取り、主格であった張懌も逃げ出しました。それを伝えれば、三郡も恐れおののいて戦わず降伏するはずです。民心を得るためにも、できるだけ戦をせずに収めることが肝要です。それぞれ一軍を派遣し、書簡を一通用意すればよろしいかと思います」
徐庶は今後のことも考えていた。これを契機に荊南諸郡の民心を味方につけておくことだ。孔明も徐庶の考えに賛成だった。
「――――いいと思う。荊州全土を保守できるのが上善だけど、荊南四郡を確保できたなら、そこを足掛かりにして体制を立て直すことはできる。荊南征伐は良い機会だよ。今のうちに予州殿に民心を付けておくのは、今後きっと役に立つよ」
劉備は徐庶の言葉を
それから一ヶ月もしないうちに三郡とも降伏したとの報告がそろい、劉備はあっさりと荊南平定を成し遂げた。劉備は伊籍を使者として、襄陽へ送り出した。
伊籍が伝えたその吉報を聞いた劉表は大層満足げに言った。
「さすが曹操が認めた男。実に頼りになる。もう荊南を平定してしまったわい」
「今後も予州殿が荊州の大きな力となってくれることは間違いありません。決して手放してはなりませんぞ」
蒯越の鼻をあかすように、伊籍が力強く言った。
「それは、もちろんだ。どうだ、異度?」
「はい……」
張羨が死んでいたとはいえ、荊州が長年抱えていた憂いを劉備がこうも容易に除くとは、これは蒯越にとっても誤算だった。だが、平定が済んだからといって、劉備をすぐに呼び戻されては困る。曹操から劉備を遠ざける策はまだ続行しなければならない。
劉備の力を少々見誤っていた蒯越だったが、次のプランはすでに
「しかし、まだ荊南は平定したばかり。予州殿が去って再び蜂起されては意味がありません。落ち着くまでまだ時を要します。予州殿にはしばらく荊南にお留まりいただき、荊南諸郡だけでなく交州や江東にも
劉表は朝廷から鎮南将軍に任じられた時、併せて揚州や交州の監督も命じられている。つまり、どちらにでも進出できる大義名分があるわけで、これを
「うむ、さすが蒯異度の知恵よ。それが一番良いな。そのようにしよう」
蒯越の心を知ってか知らずか、この時も劉表は彼の進言に従った。
蒯越をやりこめたと思ったのも束の間、伊籍はすぐにその知謀に顔を曇らせる結果となってしまった。
間もなく劉表からの返答が届けられた。方正な
「何と……」
書簡に目を通した劉備は思わず
「どうしましたかな?」
「
書簡といっしょに届けられた袋には、新たな太守の印綬が入っていた。
劉備はそれを
「私が?」
戸惑いながらも印綬を受け取ったのは、
元の名は
袁紹は予州の地理に精通し、顔も
だが、その呉巨も汝南で敗北し、袁紹の下には戻れずじまいで、こうして劉備と行動を共にしていたのである。
「子卿殿の義行に対する恩賞でしょう、きっと。景升公も清流派の
「袁公の下を離れて故郷に戻ってきたと思ったら、太守とは。世の中、何が起こるか分からんものですな」
「そうですね。私も流れ流され、この
劉備の視線がまた湘水に向く。川の中央には細長い
一州の
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます