第4話 こんな事が…

早速、20○○年8月10日17時に未来からの依頼人に会う時刻になって…夕日が落ちた公園が一瞬、光、そこに映像が流れた。

初めまして、私は橋本 勝也18歳です。

「↑※架空の名前と年齢です。見た目はこちらで顔と体型は修正してます。なお、17時10分に中学生がきます。通りすがる前に声をかけて下さい。(久しぶり、元気かぁ…いとこの川崎の春兄さんと健太兄さん)」とだけ言えば大丈夫です。では、幸運を祈る。」と言った後に映像が消えた。


しばらくすると、少年が川の途中まで、やって来た。

よし、行くぞぉ…

「おぉ〜勝也…違った、違った、久しぶりだなぁ…、元気だったかぁ?川崎の春兄さんと健太兄さんだぁ、覚えいるか?正月以来かぁ?まさか、ここで逢うとはなぁ…これから、お前のうちに行こうと思ってなぁ。」

「お久しぶりです。春兄さんと健太兄さん。 哲です。吉永 哲です。」

そっか、元気だったかぁ…ちょっと、哲君と言うと急に手を引っ張られて、公園の奥に引っ張られた。

「どういう事だよぉ、依頼人が俺って?」

「まぁ、待て待て、この依頼は未来の君が選んだ事なんだよぉ。俺も依頼を受けるか、正直、悩んだよぉ…でもなぁ、親友の願いだから引き受けた。」

「はぁ?意味わかんねぇ〜なぁ…俺には親友は高橋じゃ〜ねし、あん肝こと安堂 翔しかいねしぃ。だから、俺がこの時期にきたタイムトラベラーの安堂 翔。この頃はアンドロイドだったから、安堂 翔。つまりは、タイムトラベラーのアンドロイドは飛んで来ましたでぇ…安堂 翔。」

「えぇ、安堂 翔は中3の夏に海で溺れて、死体が浮かんでこなかったじゃないかぁ?

だから、アンドロイドだから、電池を充電しなければ、ならないから、そうなった。

まさか、覚えているとは思わなかったなぁ…悪いなぁ…」

「もちろん、一生懸命に藤沢の海岸を泣きながら探していたのは、覚えているし、その後、人間不信になり、髪の毛は染めるし、通信制の高校も5年かかって卒業したのも、知っていたよぉ。」

「そんなわけねぇ〜しぃ、俺には友達なんていなかった。そんなの信じるわけないだろう!馬鹿にするなぁ。」と言いながら、泣きながら、背中を叩いてきた。

「いきなり背中叩くなぁ…いてぇ〜だろ」といい、一瞬で三発殴られた。

あまりの一瞬で、気がつかなかったが、この一瞬の間に30発のパンチをくらっていた。

「うげぇ、悪かった…お前は強いなぁ…」

たくぅ〜まだ、話しは終わっていないぞぉ。

「まぁ、この写真を見ろって、おまえの他に何か写っていないかぁ…」

「えぇ、何だぁこの写真、取った覚えもないし、いつ取られた?だから、風景を写真のように切り抜いただけだなぁ…本来なら写ることもないけど未来のAIプリンターで撮影出来るのさぁ。場所と時間をセットすればねぇ。便利だろう?でぇ、これだぁ、黒猫が写っていないかぁ?そう、これが俺だなぁ。」

安堂 翔だと何かと偵察も難しいので、黒猫にしてもらったなぁ…まぁ、この間だけなぁ…

「覚えている。この間、やたらと付きまとっていた黒猫だなぁ…最初はのら猫だから、味噌汁にご飯を入れて出すけど、食べないから家に上げたなぁ…そうしたら、同じの食べはじめて、しまいには、風呂も入ってきたなぁ。いつの間にいなくなったけど…その頃には犬を飼い始めたなぁ。」

もしかして、猫から犬になった?

「なるわけないよぉ。まぁ、それなら良かったかもなぁ…」


では、これから、お前の人生がかかっているから、しっかりとなぁ…じゃ、戻るぞぉ。

哲、ごめんなぁ、待たせたなぁ。

そう言えば、哲?

二人の哲が返事した。

すぐに、お前じゃない健太…しっかりしろっと耳元で言われた。

いやいや、ごめんなぁ、哲。

この辺りに酒屋かコンビニないかぁ?

久しぶりに哲の親父(ヒロシ)と酒をかわしていなぁ〜日本酒の「越乃早虎」飲みたいなぁ…って思ってなぁ。

そう言えば、父ちゃんに聞いた事あったなぁ…春兄さんと健太兄さんとヒロシで悪い事ばかりしたと…

まぁ、そんな事もあったなぁ…

おぉ〜酒屋といえば、増富屋さんだなぁ…

まだ、あったんかい、この後、閉店するんだよなぁ。

「いらっしゃい、おぉ、久しぶりだなぁ…ヒロシに会いに行くのかぁ?」

「元気そうだなぁ、春に健。今日はどうすんだぁ?給料日前できついんじゃね〜かぁ?」

「おっちゃん、大丈夫だぜぇ。先週、春競馬が当たったからなぁ…」

「おいおい、もう20代、30代じゃねんだから、「だぜぇ」はないんじゃないかぁ。それに、競馬やる金があるなら、所帯持てよぉ。春と健。」

「しょうがねぇ〜よぉ、世の中綺麗な人が多いからなぁ。それにクセだからしょうがねぇ〜よぉ。」

「でもよぉ、ヒロシだって真面目に働いているのだから、あんまり行くなよぉ。」

「解っているさぁ、昔みたいに集まれないぐらい俺たちだって解っているよぉ。でもなぁ、8ヶ月も経過したから今日ぐらい良いよなぁ…」

それから、哲の家に着いた。

「あらぁ、お久しぶり、春兄さんと健太兄さん。もう少ししたら、ヒロシが戻ってきますから、はい、上がって、上がって」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る