すいよーび

足りない。足りない。暇になるとどうしても空っぽになる。ずっとずっと満たされなくなる。食べ物は無限に入る気がする。でも、限界はいつだってあるし、そういうときは食べる行為がとても辛い。ホントは何も食べたくない、でもずっと何かを口にしていないといけない気がする。ワイシャツの第一ボタンは常に開けてるのに、上までピッチリと閉まったあの独特の息苦しさがある。何にも身が入らなくて億劫で仕様がない。はしゃいでも楽しくてもぴっとりとごちゃまぜにした感覚が押し寄せてきて、結局は、辛いの一言に収束する。

つらいって漢字は、からいっても読む。だからつらいのは痛いことなのだと思うのだけれど、私の感覚は絶対に痛みを伴うことはない。そういうものだ。乾いてるわけでもないことは確か。だって世間一般的に見て私は満たされてる側の人間だ。現状を打破できるし、実際に変えてきた。親があーだこーだ言ってもそんなに強く言えないようにしてきた。だって味方なんていなかった。だってそれが出来るだけの知能があった。理性があった。だって私は、合わない人達の潤滑油に近い存在だった。火種に注ぐ油の存在だった。色んなことが私が理由になった。それこそ、全部全部私が悪いだなんてバカのひとつ覚えのように思い込んだぐらいには。今だってそれは治らない。口に出してもただのヤケクソと成り果ててしまうから。

自分で自分を否定して他者から薄っぺらい肯定を貰ってばっかり。欲しい人はリクエストしてもくれない。望んだ人は自分を潰す天才で潰されないように精一杯だった。そのことに気づいてしまったらもう求めることなんて出来ないでしょう?

だから自己肯定するしかなかった。自己否定は止められなかった。私が私を肯定して否定していく。完結。簡潔。

もう他者からの影響はこのバランスを崩すだけになった。天秤は壊れるのだろうか。そこまで私は他者の踏み込みを許せるのだろうか。受け入れるのは痛いこと。認めるのはそんなに痛くない。そのあり方を受け入れるだけで皆が幸せになれるといいね。


変わらないものが好きなら変わりゆく変わらないものを愛せるようになりたかった。例外だったのだろうね。変わりゆく変わらないものは。死ぬことの魅力は考えなくてはいいのではないかということ。怖いのは思考が止まらなかったときのこと。でも約束したから取り敢えず20歳までは生きなきゃいけないんだよ。楽に死にたいからそれが合法的に認められるまで生きなきゃいけないんだよ。一日も早く楽に死にたい。生きる努力をしてどうしようもない状況になったら喜んでそっち側にジャンプしたい。


今日は水曜日なり。清々しい朝なのにどうして新月の夜のように暗い底無しの穴がこちらを覗いているのでしょうか。瞼の裏でさえ光はあるというのに。

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