第56話 乙女先輩

 

「で、学園長はなんて言ってたの?」


 俺達が生徒会室から出た後に、暫くして桃やん先輩と乙女先輩が合流してきた。

 さすがに先程の雰囲気の中で一緒に出ると皆が付いて来そうなので、二人は機転を利かせて時間差で部屋を出たようだ。

 それぞれ手に書類を持っている。

 それを何処かに届ける名目なのだろう。

 そんな桃やん先輩が俺に学園長の真意を尋ねてきた。


「その前に……。千花先輩? 今から俺が喋る事は他の人には内緒にして下さいね? 特に生徒会長には絶対に黙ってて下さい。お願いします」


「分かった! 光一がそう言うなら絶対に喋らないぞ」


 ドキ先輩は力強く頷き、そして口を真一文字に閉じて両手で口を覆う。


 ……。


「あっ千花先輩? 別に今から何も喋るなって意味じゃないですからね?」


 必死な顔して両手で口を覆って息まで止めてるドキ先輩が可愛すぎて暫く眺めていたかったが、この人の事だから気絶するまで息を止めてそうなので優しく注意を促した。

 ぷは~と大きく息をするドキ先輩。

 そして俺の言葉の意図に気付いたのか恥ずかしそうに小さくてへぺろをした。


 もぉぉぉぉぉぉぉ! こんなん可愛すぎるだろ!


 そうだよ! これが真の! いやしんてへぺろ神々が齎したギフトだよ!

 アラフォーのてへぺろとは、時空レベルでパワーが違うんだよ!


 イヤッフゥーーーー! これで千林シスターズ+1のてへぺろコンプリートだぜぇっ!!


 いや、正直言うと学園長のあれはあれで可愛かったけど……それは置いておいて!

 もうペットはドキ先輩にしようかな! このまま持って帰って世話したいわ!

 小脇に抱えても十分持ち運びに便利なのは昨日実証済みだしな!


 しかし、この人よくこんなんでこの学園に入れたよな。

 結構この学園って偏差値高いんだけど?

 ウニ先輩もあれで学年上位レベルらしいし、ドキ先輩も賢かったりするんだろうか?

 俺がそんな事を考えながら繁々とドキ先輩の可愛い仕草を眺めていると、乙女先輩が少し悔しそうな声で信じられない事を言ってきた。


「多分今、牧野くんはその問題児の成績の事を考えてるんだろうけど、そんなんでも彼女の成績は一年生の時に年間通して学年トップだったんだよ。しかも全国学力診断テストでも五指、いや三指に入る天才児と言うのが腹立たしい。恐らく全教科満点以上の加点方式なんかが有ったとしたら、トップだっただろうけど」


「マジで?!」


 乙女先輩の顔を見ると忌々しそうにドキ先輩を見てるので嘘じゃないんだろう。

 その様子だとライバル視しているようだ。

 ドキ先輩の方を見ると頭を掻きながら肩を竦ませてテレ顔をしている。


 マジなんだ……。


 レッドキャップの異名を持ち、空手部の先輩達を一瞬でなぎ倒し、学園長にまで問題児と認識されているドキ先輩が何故この学園に残っていられるのか不思議だったけど納得だわ。


 そりゃ余程の事が無いとそんな天才児を手放したくないよな。


「取りあえず、昼の報告の件に話を戻しますけど、学園長の事は俺が思っていた通りでした。と言うか藤森先輩は後で学園長を〆ちゃっても構わないですよ。ある意味被害者ですから。一応学園長にはきつく言っときましたけど」


 俺の言葉にキョトンとしている乙女先輩に桃やん先輩。

 萱島先輩のドキ先輩も同じ顔をしているがこの二人に関しては仕方無いだろう、昼の件を知らないんだから。


「どう言う事ですか? 思っていた通りと言うのは美都乃さんは曾御婆様を……恨んでいないと言う事ですか?」


 乙女先輩は俺の言葉を察したらしくそう聞いてきた。

 その顔は酷く狼狽えている。

 乙女先輩の言葉に桃やん先輩だけじゃなく萱島先輩も状況を理解したようだ。

 ……あれ?ドキ先輩までうんうんと分かったように頷いてますけどあなた分かってないですよね?


「はい、今では恨んでいないと言っていました。それに死に別れた旦那さんの事を愛していたとも言っています」


 いきなり『今では三人で秘密のお茶会する仲』とか言っちゃうと今度は乙女先輩が心を閉ざしてしまいそうなので少しずつ情報を公開していかないとな。


「ど、どう言う事? あんなに牧野会長と引き裂かれた事を号泣して語ってたのに……」


 ……学園長、あんた何やってんだよ。

 号泣ってノリ良過ぎだろ。

 子供相手にマジで何やってんだよ。

 これだけマイルドに喋っていもかなりショック受けちゃって、乙女先輩完全に涙目じゃないか。


「いや勿論、学園長もいまだに俺の親父と引き裂かれた事には怒っているのは確かです。それは間違いでは有りません。ただそれ以上に創始者が自分と同じように愛する者と死に別れたと言う事に気付いて、恨み自体は無くなったと言う事です」


 相互理解でわだかまりが無くなったと言う感じで攻めていこう。


「そもそも、美佐都さんのお父さんを愛していたと言うのが分かりません! 結婚する前の話に幾度かちらっと出てはきましたが、全て邪魔者扱いでした。それなのにどうしてそうなるんですか!」


 声を強めてそう言い放つ。

 目も見開いて、肩で息をしている。

 恐らく信じていた事が崩壊したと言う、精神的ショックに、過呼吸の様になっているのかもしれない。


 しかし、そっちが気になるか~!


 いやうん、まぁそうだよね。まずそこだよね。

 美佐都さんのお父さんが好きと言う前提じゃないと理解出来ないよね。

 確かに俺への説明の時も結婚寸前までは、ここからどうやって好きになって結婚するのか分からない程の形相で悪口言ってたもんなぁ。


「え~とですね、確かに学園長は美佐都さんのお父さんの事を嫌ってはいたんです。俺への説明の時も凄い剣幕で怒ってましたし」


 あっ少し乙女先輩の顔が緩んできた。

 その顔は『やっぱり嫌っていたんじゃないか』と言っているようだ。

 そう、確かにその頃は嫌いだったのは間違いではない。

 ただ、その後ある件を切っ掛けに心変わりをしたんだ。


「前提なんですけど、美佐都さんのお父さん、和佐かずささんと言うんですが、とても素晴らしい人でした。学園長の出会いのイメージは最悪だったようですが、和佐さんは学園長に一目惚れをして学園長につり合うようにと、とても努力をして自分を磨いていたそうです」


 乙女先輩はとても複雑そうな顔をしているな。

 恐らく、いけ好かない女たらしって悪意を込めて言ったんだろうな。

 それなのに一途で真面目な男だったと言う事実は中々消化出来ないだろう。


「それを知ったから惚れたと?」


 乙女先輩は怪訝な顔で聞いてきた。

 そのままだったら凄いチョロい人なんだけど、これに関しては俺の出自も関係してくるから複雑でもある。


「それなんですが、学園長が親父を諦める切っ掛けになったのは俺の母さんの存在を知ったからです。母さんの存在を知った学園長は直ぐに俺の親父の下に乗り込んだらしいですけど、親父と母さんの仲を引き裂く事が出来なかったそうです。そして傷心のまま帰路に着いた学園長に和佐さんは励まし、慰め、心を癒して、その想いに気付いた学園長は恋に落ちたんですよ」


 興信所に頼んで調べたとか言うがっかりな真実は内緒にしておこう。

 自分で言っておきながらだが、親父と母さんを引き裂く事が出来なかったのは、かつての自分達の姿が重なったからじゃないのかな?

 だから強く言えず、自分から身を引いたんだとしたらやりきれないな。

 その時に全ての真実を語っていれば未来は変っていたのだろうか?


「牧野会長は美都乃さんを捨てて新しい女を取ったと言う事でしょうか?」


「う~ん、その質問は俺にとっては凄く複雑ですね……」


 俺的に親父と母さんの息子である俺の否定と取れなくも無いと言う点より、それ以上に後夜祭前日のあの件を知っているだけに、親父的には自分が先に捨てられたと思っていただろうからな。

 そして、やっと立ち直って新しい彼女が出来たと言う所に、昔自分を捨てた女性が彼女と別れろと現れたんだからかなりの恐怖だっただろう。

 それでも和佐さんが死んだ後に慰めに行こうとした所はなんだかんだ言って優しいよな、親父って。


「あっ! あ、あぁ、ご、ごめんさい……、牧野くんの前で酷い事を……、わたし…また……」


 ?


 最後の言葉の意味がよく分からないが、思わず俺を否定した言葉を言ってしまった事に激しい後悔をしているようだ。

 かなり顔が青ざめて泣きそうな目で俺を見つめている。

 それにしても、さっきの過呼吸気味な態度と良い、乙女先輩に有るまじきうろたえ方じゃないか?


 ガシッ!


 うぉっ! 乙女先輩が急に俺の肩を掴み出した。

 その顔はもう死にそうな程に憔悴して血の気がひいている。


「ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめん……」


 俺に対してそう何度も謝ってくる。

 なんか凄く怖いよ! どうしたんですか乙女先輩!


「藤森先輩! 俺は気にしてませんから、そんなに謝らないで下さい」


 ダメだ! 全く言葉が届いていない。

 乙女先輩は虚ろな目をして俺に対してただ『ごめんなさい』を繰り返すだけ。

 ここまで乙女先輩がおかしな行動をするのは何かトラウマが有るんだろうか?

 桃やん先輩や萱島先輩を見ると彼女達も乙女先輩の急変に訳も分からず動揺している。

 何を言ってもただ謝るだけの乙女先輩。

 そのさまはとてもか弱く、今にも壊れてしまいそうに見えた。

 このままでは本当に心が壊れてしまうかもしれない。


 すぐに何とかしなければっ!


「橙子さん!」


 ビクッ!

 急に俺が下の名前で呼んだ事に不意を突かれ動きを止める乙女先……橙子さん。

 俺は両肩を掴んでる橙子さんの手を外すと彼女を優しく抱き締めた。


「な、な、な……」


 俺が抱き締めた事に橙子さんだけじゃなく、周りの先輩達も驚いている。

 橙子さんはまるでマネキンの様に体をピーンと強張らせて固まっていた。


「橙子さん、俺は大丈夫です。そんなに謝らないで下さい」


 耳元でそう優しく囁いた。

 すると少し体の緊張が解けた様で少し俺に体重を預けてくる。

 普段多少な悪口を嬉々として口にする橙子さんが、ここまで懺悔するのは生半可なトラウマじゃないんだろう。

 美佐都さんのお父さんの話にも明らかに拒絶の反応を示していた。

 美佐都さんに対しての少し歪な過保護といい、創始者への強い恨み。

 それに先程の『また』と言う言葉が意味するところを考えると一つの答えが見えてきた。

 そうだとすると凄く悲しいことだ。


 恐らく……。


「美佐都さんはもう大丈夫ですから、橙子さんも、いつまでも過去に囚われないで下さい!」


「ヒッ!!」


 その言葉に反応して、橙子さんの体は再び硬直する。

 やはり予想が当たったのか。

 恐らく……、面と向かって言ったか分からないが、美佐都さんに望まれない子と言ったのは橙子さんだったんだ。

 しかし、美佐都さんや学園長への接し方を見ると悪意は無かったんだと思う。

 幼い橙子さんは親や周りの大人から聞いた噂を意味も分からず言ってしまったんだろう。

 その自分の言葉で美佐都さんが心を閉ざし、大好きな学園長を悲しませてしまった事への罪悪感で今までどれだけ苦しんで来たのだろうか。


 ただ、一つ疑問なのは、橙子さんの言葉によって美佐都さんが心を閉ざしたのだとしたら、何故美佐都さんは橙子さんと普通に接しているんだ?

 心を閉ざしたから? 小さい頃だった為、原因を忘れたから?


 いや、それは先程美佐都さん自身が心を閉ざした切っ掛けを話してくれたか。

 その記憶自体は今も彼女の心に強く残っていた。


 だとすると、今じゃ仲の良い二人の関係には違和感を覚えるけど、そんな事は今はどうでもいいか。

 現に橙子さんは、自分の犯した罪への罪悪感で苦しんでいる。


「でも、でも……」


 橙子さんはただそう繰り返す。

 学園長はこの事を知っていたのだろうか?

 知っていて、それでも乙女先輩を可愛がってあげていたと思いたい。

 学園長が言っていた、打ち上げの報告の時に橙子さんが嬉しそうな顔をしていたと言うのは自分の所為で心を閉ざした美佐都さんが元に戻った事に対しての安堵だったんだな。

 もしかすると、学園長はそれが分かったから嬉しかったんじゃないだろうか。

 そうだったら嬉しいな。


「今はまだ何も言わなくて良いです。俺が創始者を説得して全てを元に戻しますから」


「牧野くん……、うっ、ヒック、ヒック、うわ~~ん。ごめんなさい……そんなつもりじゃなかったの! うわ~ん」


 橙子さんは俺にしがみ付き、俺に……いや美佐都さんや学園長への懺悔も含めて必死に謝りながら泣きじゃくる。

 今までこの事を誰にも言えずに一人で抱えて、贖罪の念に囚われていたのだろう。

 また俺は女の人を泣かせてしまった、今日だけで何人だよ……。


「大丈夫、俺は勿論、誰も橙子さんを責める人は居ませんよ」


 俺は優しく乙女先輩の頭を撫でる。


「本当に? ヒックッ」


 まるで子供の様な声で橙子さんが俺に問いかける。


「ええ、学園長も美佐都さんが元に戻った事と同じくらいに、その事に喜んでいた橙子さんを見て嬉しかったと言っていました」


 あの時の学園長の含んだ言い回しはこの事を言っていたのだろう。

 心無い大人の言葉に乗せられて、訳も分からずそう口にしただけの橙子さんがずっと苦しんでいたのに心を痛めていたんだと思う。

 大丈夫と声をかけなかったのは自分から言ってくれるのを待っていたのかもしれないな。

 それにこの件の事を喋ろうとすると乙女先輩は泣きながら『分かっている』と話を終わらされたとか言っていたしフォローしようとはしていたんじゃないだろうか?

 もし違っていたとしても俺が学園長にそう認めさせてやる!


「……美都乃さんは知ってたの?」


 学園長が知っていたと言う言葉に反応して激しく震えだした。

 知られていないと思っていたから接していられたのだろう。

 それが知られていたとなったら、今までの発言や行動の根底が覆され全てが消え去ったも同然だ。

 俺はそんな橙子さんをさらに強く抱きしめる。


「大丈夫です。思い出してください。学園長は一度でもあなたを責めましたか? それに犯人の追及をしましたか? 学園長は全て自分の所為だと後悔していました。自分が周りに誤解を与える言動をしていた所為だと。学園長は全て分かっていて橙子さんをもう一人の娘のように可愛がっていたんですよ」


 橙子さんの震えが止まり、全身の力も抜け完全に俺に体重を預けてきた。


「本当に? 本当に?」


 乙女先輩は何度も確認するように俺に問いかける。

 そう本当に……、これ以上橙子さんを悲しませたりしない。

 嘘でも本当にしてみせる。


「本と…「本当よ橙子ちゃん。牧野くんの言った事は全部本当」


 え?


 俺の言葉に誰かが被せてそう言った。

 全員が慌てて目を向けたその先には、学園長が優しい目をして佇んでいた。

 その後ろにはお姉さんと野江先生も居る。

 どうやら無事合流出来たようだ。

 ここで会ったのは三人で生徒会室に向かう途中だったのだろう。


「ヒッ!」


 乙女先輩が学園長を見て悲鳴を上げた。

 その目は酷く怖がっており、学園長から逃げようと、俺の手を振り解くため激しく身をよじる。


「大丈夫ですよ橙子さん。もう誰も橙子さんを傷付けさせません」


 俺は安心させる為にそう言って手に力を入れた。

 それに観念したのか乙女先輩は逃げるのをやめる。


「牧野くんありがとう。後は代わるわ」


 学園長はゆっくりと近付き、俺の肩に手を置いて優しくそう言った。

 俺は乙女先輩が逃げないように気を付けながら、学園長に預ける形で引き渡す。

 学園長は乙女先輩を優しく抱きしめた。

 そこで乙女先輩がまた大声を上げて学園長に抱き付き泣き出した。


「橙子ちゃん、あなたは悪くないわ。私が全部悪いの。ごめんなさいね」


 昼の再現かとばかりに抱き合う二人。

 お姉さんと野江先生が俺の背中をよくやったとばかりに優しく叩いてくる。

 そして無言で廊下の先に向かって指を刺す。


「じゃあ行こうか牧野くん。後は学園長に任せておけば良いだろう。私達には取材と言う大切な仕事が有るからね。全てはそれを完了しなければ始まらないさ」


 今まで黙って聞いていた萱島先輩がそう言ってきた。

 彼女はどこまで事情を知っていたのだろうか?

 察しの良い彼女の事だ、去年の段階で既に分かっていたのかもしれないな。


「そうですね。すみません待たせてしまって。早く行かないと下校時間になってしまいますんで急ぎましょう。桃山先輩、後は学園長に聞いて下さい。場合によってはとっちめても構いませんよ」


「牧野くん酷い!」


 学園長が突っ込みを入れて来たけど、事情はどうあれここまで拗れた原因の大半は学園長に有るのだからそこは観念して受け入れてもらうしかないな。


「それでは行ってきます」


 俺は乙女先輩達にそう告げると急いで本日の取材対象一番目の生物部に向かう事にした。


「待って……」


 歩き出す俺達を乙女先輩がか細い声で引き止めた。

 なんだろうと振り向いて乙女先輩の見ると少し落ち着いたのか、泣きやんでおり学園長の横に立っていた。

 隣の学園長はまだ抱き締めていたかった様で、残念そうな顔で手をワキワキさせている。

 この人愛に餓えてるからなぁ~。


「あの、その……がんばって」


 乙女先輩は目を潤ませながらそう言ってきた。

 その顔は今までの様に物事を斜に構えた様子は無く、まるで本当に恋する乙女の様に俺に対してまっすぐな澄んだ瞳で見つめている。


 乙女先輩……いや橙子さんが本当に乙女となった瞬間だった。

 また遠くで鍵の開く音が聞こえた気がした。


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