20181121

(48)温泉ラジオの第3部ですよ

 こんばんわー。始まりました「ゲリラジオ」。

 温泉ラジオも第3部ですよー。いつ終わるんかなぁ。

 まぁ張り切って行きましょう。


 BGMは、東方系の「ゆけむり魂温泉」です。

 https://youtu.be/H_RuA1eR4RQ



 先週の放送後に労いのお言葉を頂きました。


 結城愛菜さん 京丁椎さん 大臣さん 十一さん 春川晴人さん 桜井今日子さん


 ありがとうございました。今日も少しですが頑張りますね。



(47)温泉と文学 その4へのコメント


【お便り】桜井今日子さんより

お疲れ様でした!

さすが世界の旅人さんは旅のプランニングが柔軟で上手ですね✨

弟さんからのメッセージだったのかもしれませんね。お兄さんに届きましたね。

1日遅れですが、おやすみなさい⭐


『すみ』

 ただの元時刻表マニアですよ。時間通りに運行される日本の鉄道の楽しみですね。でも、事故でもし遅れたら帰れない所でしたが、無事帰れました。

 弟の事は、最後看取れなかったのが辛いです。


 1日遅れでも大丈夫なのが文字ラジオです。ありがとうございました。




 さーて、まだまだ温泉ネタはあるんですが、どこへ行きましょうか……。


 ちょっと? いやいや、だいぶん昔の話ですが……。


 高校2年生の時に、おふくろがタンスの整理をしてたら、オヤジが貰ってきた旅行のクーポン券が出てきたもんですから、ちゃっかり私が頂きました。

 6万円分もありましたから、中学時代からの悪友と二人で夏休みに3泊4日で紀伊半島一周して温泉と海水浴、観光地を巡る旅行を計画しました。

 時刻表と睨めっこして分単位の計画を作ります。その時からそんな事をやってましたね。

 大変タイトな計画ですが、それでも友人は文句も言わず着いてきてくれました。良い奴です。


 まずは、滋賀県から普通列車で名古屋駅まで行き、ここから特急「南紀」と普通列車を乗り継いで、三重県熊野市の「鬼ヶ城」へ観光です。

 そこは坂上田村麻呂が平安時代初期に鬼と恐れられていた海賊を征伐したという伝説があります。地質的にはリアス式海岸で奇岩が立ち並ぶところですね。


 それを眺めて、


「へー、凄いな」


 と言った後、走って駅まで戻り、列車に乗って今度は和歌山県串本町の「橋杭岩」の見学。橋の橋脚みたいな岩(流紋岩)が海の中に延々と島まで続いています。ホンマに昔、橋が掛かってたみたいな感じです。


 で、夏ですからすぐ隣の橋杭岩水泳場で海水浴です。可愛い女の子でも居たらと期待してましたが、同じ歳位のJKの姿はどこにも見えませんでした。おっさん、おばさんと小さい子どもばっかり。


「はい、海水浴終わり」


 1時間程でまた駅に戻ります。列車で少し戻って紀伊勝浦駅へ。




《温泉 その25》南紀勝浦温泉(和歌山県東牟婁ひがしむろ那智なち勝浦町)


 南紀勝浦温泉(含硫黄ーナトリウム カルシウムー塩化物泉、含食塩硫化水素泉、単純硫黄泉、含食塩硫黄泉)の中でも、本日の宿泊地は高校生には超豪華な「ホテル浦島」へ。なんと船でホテルに入ります。


 エレベータでググーッと昇って行き、結構最上階に近い部屋に案内されました。半島の山の上のホテルですからそこそこの標高もあり、夕焼けの太平洋の眺めが綺麗でしたね。いつもは対岸のある琵琶湖を眺めてますから、向こう岸が見えないのは何とも不思議な感じでした。


 そこの名物温泉は「忘帰洞」と言う洞穴の露天風呂。紀州徳川の殿様が「帰るのを忘れてしまう」と言った所からそういう名前が付いたそうです。


 隆起した半島の泥岩層が侵食されて幅25メートル、高さ15メートル、奥行き50メートルの天然の洞窟に、自然に湧いて出来た湯溜まりが浴場になってます。露天風呂って言うより「露海風呂」ですね。温泉の外は海です。

 海を泳いで隣に行くと女湯に行けるのですが、流石に高校生でもそれはしなかったですね。ははは……。


 晩飯も豪華で、新鮮な海の幸が山盛りでした。高校生に似つかわしくない豪勢な料理。仲居さんには「金持ちの息子」とでも思われてたかも知れません。ホンマは貧乏な田舎の学生です。


 次の日の朝は早起きして、また天然洞窟温泉「忘帰洞」へ。太平洋から昇る日の出を見ながらの入浴は、高校生でもそこそこ感動しました。ちょっと曇ってて、海は荒れてましたけどね。


 その日は普通列車で本州最南端の荒れ狂う海の潮岬を観光。


「へー、なんにもないなぁー」


 と言うてまた駅に戻り、普通列車で白浜駅へ。




《温泉 その25》南紀白浜温泉(和歌山県西牟婁にしむろ郡白浜町)


 白浜で2泊です。どこの火山帯にも属さない白浜ですが、なんとフィリピン海プレートがユーラシアプレートに沈み込む影響で地下水が高温になり、ほんで湧いてくる南紀白浜温泉(食塩泉、炭酸泉。重曹泉)。


 私達は温泉街の中でもちょっとボロい「〇〇荘」という宿へ泊まりました。木造2階建てで部屋は狭く、少し傾いてたかも知れません。昨日が豪華なホテルでしたから、逆にしたら良かったと思いました。


 早速、水着に着替えて白良浜海水浴場へ。所が風がきつく、波も荒いので客は殆どいません。それでも折角海に来たんやからスゲー波の中で泳ぎます。

 沖まで行って、波と一緒に岸に向かって泳ぐと、


「サーフィンしてるみたいにやなー」


 と荒れた海を怖がりもせずに楽しんでました。とうとう誰一人も居なくなったんで私達も宿へ帰りました。

 宿でテレビを見てびっくり。台風が来てたんです。

 その夜は、風に揺れる宿の部屋でロサンゼルスオリンピックの開会式をテレビで見てました。


 温泉はというと、舐めてみてびっくり。


「塩っぱ!!」


 初めての食塩泉。


「海水を温めただけちゃうんか?」


 と疑ってました。日焼けした肌がピリピリと痛かったです。


 次の日は台風一過で快晴。海水浴場も賑わってました。

 ほんで同じ年ぐらいの女の子をナンパします。お金持ちの娘さんで、別荘に泊まってるとのこと。庶民との格差を感じましたが、女の子をおんぶして沖まで泳ぎましたね。体力だけはバカほどありましたからねー。

 ほんで沖の筏に上がってスキンシップ。うふふ。


 その後は、皆で露天風呂の公衆浴場「岬の湯」へ行きます。海に面した露天風呂で、かけ流しで溢れた温泉は海に直接流れ込んでましたね。だから石鹸やシャンプーは使えません。

 何故かすっぽんぽんで海に向かって立ち、腰に手を当てて眺めてました。若かったですね。


 そこで女の子達と別れました。

 後で分かったことですが、友人は何と抜け駆けして連絡先を密かに聞き出してて、その後も何度か文通してたらしいです。携帯もメールも無い時代ですから……。


 今思うと、高校生の時から自主的に温泉旅行をしてましたね。

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