(49)温泉と文学 その5

 BGMは、宮沢賢治の「星めぐりの歌」です。

 https://youtu.be/7I4STdTmG24


 おっと。申し訳ありません。DJが寝落ちしてました。ヤバイ!

 気を取り直してお便り紹介です。



(48)温泉ラジオの第3部ですよへのコメント


【お便り】春川晴人さんより

食塩泉って、初めて聞きました!たのしそうなイメージです。



『すみ』

 めっちゃ塩っ辛いですよ。海の近くなので、ほんまに海水かと思ってしまう位……。


 塩化物泉(ナトリウム-塩化物泉)とも言います。熱海や伊東(静岡県) 、箱根や湯河原(神奈川県)などにあるそうです。なんと海からは離れた塩原(栃木県)や長野県などにも沢山あるそうですよ。


 太古の昔、海の水が地下に閉じ込められ(化石水)、それが地表に出てくる時に鉱物のいろいろな成分を溶かしながら出てくるそうです。そやから体にいいんですね。日本では一番多いそうです。


 面白いですよねー。一度お試しあれ!




【お便り】桜井今日子さんより

高校生にしてはシブい旅行ですよね?

その頃から時刻表&温泉フリークだったのですね♬

文通。そうですよね。メールもラインもありませんものね(^_−)−☆



『すみ』

 発想がおじさん臭かったのかなぁ。その頃から温泉旅っぽい事が始まってましたねー。


 文通なんて……。時代を感じてしまいますね。ああ、今思い出しただけでも、友人の事がムカついてきた。一人だけいい思いをしやがって……。結構可愛いかったなー。




【お便り】結城愛菜さんより

あの辺りのホテルって、○○荘って名前、けっこう多い気がします……。



『すみ』

 白浜ってそうですよね。ホテルでも〇〇荘って名前の所もありますよねー。でもそん時に泊まったんはホンマに木造で古くて正直ガッカリしましたが、それでも楽しかったですよ。旅っていいですよねー。




 さて私は宮沢賢治が大好きです。尊敬してて、何度か岩手県の花巻へ行きました。


 初めて行ったのは、前述に引き続き高校生の時。3年生の修学旅行でした。


「なんで高校生が東北へ行くねん」


 と皆は、


「もっとメジャーな所がええ」


 と言うてましたが、私は宮沢賢治のふるさとに行けるので楽しみでした。


 花巻に入って、まずは文学館兼美術館の「高村記念館」へ。「智恵子抄」ぐらいしか知らんかったんで「高村山荘」も回って、


「ふーん……」


 て感じで次へ。


 次は「宮沢賢治記念館」です。


「ヤッター!」


 と思ってたんですが、見学時間が少なかったんで、5分の1も見られませんでした。


「また来るぞ!」


 と誓いましたね。そして、その後5回ほど行きました。




《温泉 その26》花巻温泉(岩手県花巻市湯本)


 その晩は、花巻温泉(単純温泉、ナトリウム-硫酸塩・塩化物泉)の豪華なホテルです。温泉は余り覚えて無いのですが、お湯が柔らかく、ゆったり出来たと思います。

 皆はさっさと風呂を出て遊びに行ってましたが、私はゆっくり入ってましたね。湯上がりは肌がつるつる。



 大学生の時もバイクで行きました。社会人になって車でも行きましたね。

 柳田國男の「遠野物語」を読んだもんですから、花巻のお隣の遠野にも寄りました。カッパは見つけられませんでしたが……。


 そして念願の宮沢賢治巡り。「宮沢賢治記念館」と「宮沢賢治イーハトーブ館」と「宮沢賢治童話村」に合わせて5時間程居てましたね。その後「イギリス海岸」を見学。


 そして念願の「羅須地人協会」へ。県立花巻農業高校の敷地内にありました。

 偽物でも、


「下ノ 畑ニ 居リマス 賢治」


 というチョークの文字は感動しましたね。本当に賢治か居るか、確かめに行ってしまいましたよ。




《温泉 その27》台温泉(岩手県花巻市台)


 嫁さんと結婚した夏、新婚旅行第二弾で東北旅行に行った時に泊まりました。花巻温泉から1キロちょっと奥に行ったところです。


 行き当たりばったりで、時刻表の旅館・ホテル版「宿泊表」と言う本でその日泊まる宿を探して泊まってました。


 宮沢賢治巡りをした後、宿を探します。高校生の時に泊まった花巻温泉は満室でどこも駄目。しょうがないので近くの台温泉(含硫黄-ナトリウム-硫酸塩 ・硫化物泉、単純硫黄泉、ナトリウム-硫酸塩・塩化物泉)を探すと、もう夜になりかけやったのに食事付きで格安で泊まれました。


 台川の谷間にある、花巻温泉よりちょっと寂れた感じ、いや昔ながらの風情のある温泉街です。坂上田村麻呂が発見したらしいですが真意の程は……。

 南部藩の藩主も入りに来てたそうです。


 私達が泊まった宿は木造の小さい古い旅館でしたが、まぁ食事の豪華なこと。キャンセルでもあったんかな?

 それに接客に心がこもっていて、疲れ果てお腹が空いた私達はとても感動しました。

 お腹もいっぱいになって早速温泉へ。


 直ぐ近くの花巻温泉より「温泉」って感じのお湯で、硫黄の香りが温泉情緒を盛り上げてくれました。

 なかなかいいお湯で、「湯当たり」に気を付けて何度も入りました。長旅の疲れも取れ、ほんとにいいお湯でした。


 「遠野物語」や井出孫六の「峠をあるく」に出てくる「笛吹峠(岩手県遠野市-釜石市間)」に行ってみたいので、また泊まろっかな!

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