第2話 読解力。

 どうも斑雪です。


 虹宇宙物語と平行してちょくちょく書き進めては保存、を繰り返していたこのシリーズですが、やっと書き終わりました笑


 そもそも、私が定期的に体調を崩しまくり、何も書いていない期間があったので、正直に言うと進み具合なんてあんまり気にしてませんでしたが⋯⋯


 さて今回はある新聞での記事を私が見た事から始まりで、内容は


『経済協力開発機構(OECD)が行った国際学習到達度調査(PISA)で日本の平均点が「数学的応用力」6位「科学的応用力」が5位「読解力」15位という結果が発表された(ちなみに香港、北京、シンガポールの学生は全ての項目において上位)。

 今回のPISAでは79の国と地域から義務教育修了段階の約60万人が参加し、日本は無作為抽出された高校1年生、6100人が受験した。

 この結果から分かる通り、日本の高校生は数学や科学等の理解には他の国と比べて長けているが、読解力がかなり劣っている。また、この成績は年々順位を落としており、学生の国語力や読解力の低下が顕著である事が分かる。』


 という物だった。


 また、それに文科省が結果分析しており、


『今日、スマートフォンの普及により、学生達のコミュニケーションはSNS等での短文や絵文字のやりとりが中心になっている。

 その事が長い文章をきちんと読み、分かり易い文章を書く機会が減ってきている様で。

 子供を取り巻く言語環境の変化が今回の読解力低下の一因となっているのでは無いだろうかと考える。』


 という様な事が書かれていた。


 ★ ★ ★

【注意】

 文章自体は私が書いているものです。コピペでは無いので違いはあります。

 また、この文章は私の自論を発表する為の前置きでもありますので、少々表現は変えています。

 むしろ、今からこの事に反論する訳なので、かなり極論に近いまとめをしている事をご了承くださいm(_ _)m


まず、こう言う自論文は情報操作こそが全てです(あ、失言した)。


 ★ ★ ★


 スマートフォンね⋯⋯、SNSね⋯⋯、またそれかよ。


 端的にまとめると、これが私の自論です。


 このカクヨムは国語力の権化ごんげたる方々がひしめき合う所なので、の国語力、読解力が低下している事は誰しも感じておられるのでは無いだろうか?


 私でもそう思う、小学生、中学生、高校生の書く文章は酷い。

 そりゃ書ける人は書けるし、読める人は読める。

 ただ、書けない、読めないという人が如何いかんせん多すぎる気がする。


(まあ、私が言えることでもないが⋯⋯)


 時折、私は新聞で地域の人々による400字程度の意見文オピニオンを目にする時がある、勿論もちろんその中には高校生やらがいる訳で⋯⋯その感想は『まあ、うん。で?』や『こいつ⋯⋯頭おかしいよ。』『日本語大丈夫?』がほとんど。

 正直、まともなが書けている人は少ない⋯⋯


 さて、否定ばかりでは言ってるだけの嫌な奴になってしまうので(既に嫌な奴かも⋯⋯)ここで私の意見を書かせて貰おう。


 まず、の国語力、読解力低下はインターネット、スマートフォン、SNSのせいでは無い!


 確かにスマートフォンを多く触り過ぎて、日本語がままならない人も居るには居るが⋯⋯

 その人は日本語が出来ていない。


 簡単に言ってしまえば『教育』が悪い。特に『小学校教育』が一番酷い(まあ、ほかも酷いけど)。

『小学校教育』は筆算の線に定規を使う事を強制したり、習っていない解法を使うと怒られたり、発表の回数によって優劣を決められたりとかなり頭のおかしい教育方法であるのだが、そこの『こくご』という教科の教育は⋯⋯、私自ら体験してみて感動した。

 1つの文章や小説に五コマ以上もの時間を使い、謎な時間をただ浪費する。

 国語力、特に読む力と言うのは読まないと育たない。

 それなのに、文章をちんたらちんたら先生がゆっくりと読み、めあて、解説、解説、解説、まとめ⋯⋯、こんな『こくご』の教育で逆に国語力が伸びるとでも思っているのだろうか。


 そもそも要約もさせないで読解など出来る訳もなく、むしろ解説の時間などそれほど必要ではない。

 読む、要旨を纏める、自分の意見を生成する。この流れが無いと国語力、読解力なんて着く訳が無いと私は思っているが、悪名高き『小学校教育』ではそれをしない。


 そんなんで国語力、読解力が伸びると思っている文科省はかなりお花畑の脳内をしている様で、学習力が伸びない原因を何でもかんでもスマートフォン!SNS!と言ってしまうのはそれこそ分析能力が無い。


 てか、なぜ同じくスマートフォンやSNS漬けである香港や北京、シンガポールの学生達は読解力が上位なのか、それすら説明していないし、考えてもいないだろう。


 まさか、文科省の人達はエリート大学に行っているのにも関わらず、読解力、データー分析が出来ない??

 そ、そんな事⋯⋯、無いよね??


 さて、教養も無い私が好き勝手に人をバカにしまくるのはここまでにして1つ提案でもしてみよう。


 まず『こくご』を『国語』にする為、1つの文章の解説を三コマにしてしまおう。

 文章を読んで要旨を纏め、周りの人と若干の意見交換をするのに一コマ。

 要旨を一人一人纏め、先生がそれについて解説し、新たに要旨を訂正させ提出させるのに一コマ。

 最後に、小説ならば『If物語』を書かせたり、班で新しいお話を作らせる。論説文であれば、筆者の意見に反論する文を書かせるのに一コマ。

 これで1つの文章に三コマである。


 少々、小学生には難しい文章ならば真ん中の要旨解説を二コマにするなど対応していただく。

 とりあえずこれで五コマ以上という無駄は無くなる。


 さらに中学校へ進学すると、総合の時間に自分の意見文を書かせる時間を設けるのはどうだろう?

 例えば、『日本の死刑制度に賛成か反対か?』や『団体行動の意義』等、それぞれの題材に400字程度で文章を書かせてみてはどうだろう?


 まあ他にも色々考えている方法はあるが、これ以上書いてもどうせ教育改新は起きないので私の妄想世界でとどめるとしよう。


そもそも私も日本語がままならない1人であるのを忘れてはいけない⋯⋯

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