気まぐれ。評論文及び意見文

斑雪

第1話 永世中立国。

『日本が戦争しない国になる為、永世中立国化するべきだ』という意見をよく見るのだが、それを書いた人は自分の意見に大きな矛盾点がある事に気付いているのだろうか。


 永世中立国、よく耳にするのは『スイス』で、多くの日本人は「スイスは戦争しない国。武器を持たない国」と思っているだろう。しかし実際は強力な軍事力を持ち、国民には徴兵制が敷かれ、2013年には徴兵制を無くす国民選挙が反対多数で否決されている。


 これだけでも『戦争しない国』とはかけ離れた国だが、永世中立国であるスイスの徹底ぶりは引くほどだ。

 まず、スイスという国はアルプスの山々に囲まれる天然の要塞だが、そこにトーチカ、機関銃、シェルターが点在し、いざという時(進行を受けた時)国民が予備役兵として戦闘に参加する。

 また、どうしても都市に侵攻されたときは山々につながる道路を爆破、立てこもり先ほど挙げた武器、場所を活用してゲリラ戦法を決行する。

 これだけでも頭がおかしいと思うが、第二次世界大戦の時スイスは枢軸軍はもちろん、連合国の戦闘機すら領空侵犯をしようものなら追っかけまわし、撃墜するまでに至っている。

 まあ、日本人からしたら頭おかしいと思うが、これが永世中立国のお見本だろう。


 さて、この事実を知ると日本を永世中立国のしたがる方々はよほど領土、空、海侵犯してくるお隣の国を懲らしめたいようで、さすが愛国心をお持ちだと感心せざる得ない。


 私は日本の修羅場のような立地で永世中立国になることは必然的に戦争への第一歩だということを意識して、自衛隊の方々に感謝して生活したいと思う。


             ★   ★   ★


 どうも斑雪です。

 今回は最後の方に言葉が荒くなって申し訳ないです。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る