遠い未来の、二人のお話

 「……星、綺麗だったね」

 「うん、綺麗だった。やっぱり、見に来た甲斐があったな」


 プラネタリウムの上映が終わった後。私達は科学館を後にして、大宮駅東口から氷川神社へ向かいながらデートの続きをしていた。大宮市役所前を通って、参道へ向かう。

 空は生憎の曇天だったけれど、私の心は雲一つない綺麗な晴れ模様だった。だって、私が片思いを続けてきた幼馴染と、両想いだって知ったから。


奏太に、好きですって、言って貰えたから。


 二の鳥居の下をくぐり、参道に入る。親御さんに連れられた受験生やらカップルが大勢、氷川神社へと向かっていた。神様に決意表明だったり、願掛けだったり、報告だったり。皆それぞれ目的は違うんだろうけど、行く先は同じだった。前を向いて、ただ目的地を目指して歩いている。

 それにしても、師走っていう位だから、きっと受験生を担当している先生や親御さんは大変なんだろな。さっきも、私達の通っている高校の制服を着た人が居たし。

 隣を歩く奏太は少し緊張気味で、かく言う私も何を話していいのか分からない。

付き合う前って、どんな感じで接してたっけ? どんな会話してたんだっけ?

 ああもう、恋人の会話って、こんなに難しいものなんだっけ?私はもっと楽しい、言ってみれば甘々な会話を想像していたから、少しもやもやする。


 この空気をどうにかしたくて、付き合いたてのカップルみたいだって言ったら、奏太が真面目な顔でそうだって突っ込んだ。

 そう、私達は今日、カップルになったんだ。一拍置いて、二人同時に笑いだす。ほんの一瞬、周りの視線が私達に集中したけど、すぐに嬉しかった。

 奏太も私と同じなんだって、そう思うと途端に嬉しくなって、だけどちょっぴり恥ずかしくなって、私は隣を歩く恋人の腕に顔を埋めた。


 「お、おい! 公衆の面前なんだけど!?」

 「……だめ?」

 「い、いや。問題ない、けど」

 「けど?」

 「俺も、恥ずかしい」

 「――私もっ」


 そんな、バカップルみたいなやり取りをしていたら、あっという間に三の鳥居の前まで来ていた。ここからは、神様の住む場所。そして、色んな人が願いや感謝を届ける場所。だから、私は絡ませていた腕をほどいて奏太の隣に並び立つ。そうして一礼すると、大きな鳥居の前をくぐった。


 大勢の人が参拝に来ているというのに、二人分の砂利を踏む音だけが、耳に響いていた。多分、奏太も同じだと思う。いつもならお道化て私を冷かしたりするのに、今日だけはそんな素振りを一切見せない。

 それどころか、歩幅を私に合わせてゆっくりと歩いている。二人並んでゆっくり歩くだけなのに、どこか神聖な儀式に思えた。例えるなら、それはまるで、あの時に見た神前式のよう。

 神橋を渡り、手水舎で手と口を濯ぐ。楼門を通って、拝殿へ。ここでも参拝客の長い列が出来ていたので、私達は大人しく最後尾に並んで順番を待つ。


 「なあ、天」


 ずっと黙っていた奏太が、口を開く。


 「なに?」

 「俺、前にこの神社に来た時にさ、二つ願い事をしたんだ」

 「二つも? 欲張りだねー、奏太は」

 「茶化さんといて、大事な話だから。一つはさ、小説家デビューしたいって願ったんだ」


 奏太は前を向いたまま小声で喋る。相槌を打ちながらちらりと横顔を見ると、幼馴染兼恋人の頬が少しだけ赤く染まっているではないか。その原因が、寒さによるものか、それとも羞恥心によるものかは分からなかったけれど。

 でも、これから奏太が言わんとしている事は、なんとなく分かった。それでも、私はわざと知らんぷりをして尋ねる。


 「もう一つは?」

 「………………。そ、天と付き合えますようにって」


 長い長い沈黙の後、奏太は顔をさらに赤くして白状する。そんなに恥ずかしがらなくてもいいのに。私はにやけそうになる口元をマフラーで隠して必死に何でもない風を装いながら相槌を打つ。

 え、なんでそんな事をするのかって?

 だってそうでもしないと、私の締りの無い顔が奏太に見られちゃうから。顔が熱いし、ただでさえ寒さで鼻の先とか赤くなっちゃってるだろうに、これじゃあ絶対に真っ赤になってる。


 「ふーん、そっか」

 「え。引いた?」

 「ううん。むしろ嬉しかったよ。私も、同じことをお願いしたから」

 「ええっ!? ま、マジか」


 そう言うと奏太がひそひそ声のまま、驚く。よくそんな器用なできるなあ。

 いや、それは置いておこう。そう、丁度5日前、神様にお願いごとをしたからこそ、今日はお礼参りのつもりでここに来たんだ。祀られている神様に、ありがとうございますって伝えたかったから。

 もちろん、実際に決めて行動したのは私自身だし、奏太もそれは同じなんだろうけど。それでも、私達は感謝せずにはいられなかった。

 そうこうしているうちに、いつの間にか順番が来ていた。私達は財布から五円玉を取り出して、お賽銭箱に放る。二礼二拍手して目を閉じる。

 ――神様、私の願いを叶えてくれて、ありがとうございます。どうか奏太が、小説家になれますように。

 最後に二人揃って一礼すると、後ろの参拝客の為にすぐに退いて授与所へと向かう。買うのは、そうだな。心願成就、とかが良いかもしれない。


 「……あれ? 奏太は買わないの?」

 「ん? ああ。まあね」


 私が御守りを買う求める斜め後ろで、奏太は《コペルニクス》を取り出して左耳に装着していた。

 それにしても、珍しい。神社に行ったら必ず、ご利益がありそうな御守りとかお札とか必ず買うのに。

 私が訝しんでいると、奏太はすがすがしい笑顔で一言。


 「俺の願いは、半分叶ったから。後の願いは、神様に頼らないで自分の力で頑張ってみる」

 「――っ。そう」


 その笑顔に、私は胸と顔が同時に熱くなって何も言えなくなる。だってずるい。そんな、いつも眠そうで不機嫌そうにしている目に光を灯して、顔を赤らめて。それでも、真っ直ぐすぎる程に私を見つめてくるなんて。耐性が無いから、クリティカルヒットしちゃうし。

 それに、半分叶ったって絶対に私の事だし。控えめに言ってかっこつけすぎでしょ。かっこいけど、さ。


 「ふ、ふーん。頑張ってみれば?」

 「おう。頑張ってみるよ」


 何とか捻りだした憎まれ口にも、全く意に介さず。悔しいけど、何故だか嬉しい。

 心がふわふわした状態のまま、私は奏太と並んで神社を後にする。鳥居にお辞儀をして、参道をゆっくり歩く。途中、あの喫茶店が目に入った。どうやら今日も開店してるらしく、中にはあの時の様に数人の女性客が席に座って優雅な時間を過ごしている。


 ――そう言えば、あの店から色々始まったんだなぁ。

 お互い他愛ない話をして、笑いあって。奏太がデートしようって言って、私が頷いて。ここで休憩しなかったら、もしかしたら私達がこうしてお付き合いするなんて無かったかもしれない。

 そう思うと、もう一回だけ入って見たくなった。私が見つめていると、奏太が優しく私の手を引っ張った。奏太に促されるまま、私は小さな喫茶店に入る。


 「いらっしゃいませー。何名様ですか?」

 「2名で」

 「お好きな席にどうぞー」


 ご年配の女性従業員が優しい笑顔で対応する。私達は5日前の、あの時と同じ席に腰かけた。メニューも、あの時と同じ。奏太はブラックコーヒー、私はカフェラテ。

 どうして、と視線を投げかけると、奏太が眼鏡の蔓を持ち上げながら言う。


 「なんか入りたそうだったし」

 「……うん。入りたかった」


 私は小さく頷くと、窓の外を見る。木枯らしが吹いて、枯れた落ち葉がさらさらと飛んでいく。特に会話も無く、そのまま外の景色を眺めていると、若い男性の従業員が頼んだ飲み物を運んできた。


 「ごゆっくりどうぞ」

 「わ。ありがとうございます」

 「ありがとうございます」


 私達がそれぞれお礼を言うと、その従業員は小さくお辞儀をしてレジに戻っていった。

 私達は湯気が立つ飲み物を一口飲んだ。ふー、あったまる。思ったよりも体は冷えていたようで、熱いカップを持っているとかじかんだ指先がじんわりと温かくなってくる。

 私はテーブルの上に置いてある小箱からマドラーとシロップ、ミルクを取ってカフェラテの中に投入する。くるくるとかき混ぜていると、奏太がそれに気持ち悪い程生暖かい視線を向けてくる。


 「な、なに? その気持ち悪い眼?」

 「気持ち悪い言うなや。いやさ、随分甘くするんだなーって。確かあの時も、結構な量の砂糖入れてたよな」

 「うっ。そ、そうだね、入れてたよ。だって、苦いんだもん」


 おのれ、この幼馴染め。そんな所に目が行くとは。


 「天は昔から苦いの苦手だもんな。あれ、ピーマンは大丈夫なんだっけ?」

 「ばっ、馬鹿にしないでっ。もう食べられるし! ……多分。最近は食べてないから分からないけど」

 「お子様だなぁ」


 呆れたように奏太が肩を竦める。苦手なものは苦手だし、しょうがないじゃん。それに、今は食べられなくても、大人になったら食べられるようになってるかもしれないし。

うー、それにしても気に食わぬ。私だけ辱めを受けるというのは。


 「奏太だって、ねばねばしてるの食べられないじゃん。納豆とか、とろろとか」

 「ばっ、馬鹿にすんな。もう食べられるようになったし、第一それは昔の話だろ?」

 「オクラは?」

 「ぐぅ」


 焦る奏太に私がさらに追及すると、目の前の幼馴染は机に突っ伏する形で白旗を挙げた。昔から苦手だもんね、ねばねば。


 私がそう揶揄うと、目の前の恋人は恨みがましい目で私を睨む。けれど、目力なんてものは全く籠ってなくて。キラキラと光る瞳の奥に、私への――その。なんというか、あ、愛情? みたいな感情が見えて。

 私はそれだけで嬉しくなって、訳もなく胸が高鳴った。


 「待ってろ。いつか必ず食べられるようになってやるから」

 「はーい。気長に待ってまーす」

 「くっ。一人だけ余裕かましやがって……っ」


 ぶつぶつと呟きながら一人悔しがる恋人は、しかめっ面でコーヒーを飲んで、その苦さに更に顔を苦くする。マンガでしか見た事ない様な、狙ったとしか思えない反応がツボにはまって、更に笑いが止まらなくなる。きっと、私の為にわざとやってくれているんだろうけど、その気遣いが純粋に嬉しかった。

 第一、人の事は言ってられない。私だって、苦いの克服しなきゃならない。たまにお母さんがピーマンの肉詰めを作ってくれることがあるんだけど、あれがおかずに出てきた日は少しだけ気分が落ち込む。全く食べられないって訳じゃないし、せっかくお母さんが手間暇かけて作ってくれたおかずだから、当然食べるし残す訳ないんだけど。

 それでも、舌にいつまでも残る苦味はどうしようもなくて、私は必ずオレンジジュースを一気飲みするのだ。お弁当に入ってる時は、しょうがないから我慢して食べる。それはもう、何でもない風を装いながら。

 でも、その通り。

 だって、きっと遠くない未来、一緒に住むことになった時に苦手なものがあるとご飯作る時大変そうだし、それに子供が産まれたら好き嫌いなんて言ってられない。

 そこまで考えを巡らせたとき、私は奏太と当たり前に未来を一緒に生きることを想像してしまっていて、それが分かった瞬間に恥ずかしさでいっぱいになった。


 「っ!」

 「ん、どうした? イルカが何匹いるかなんてダジャレを聞かされたシャチみたいな顔してるけど」

 「そ、そんな顔してないもん!」


 失礼な奴! しかもそれ、どんな顔なのよ!

 浮かぶだけ浮かんだツッコミを心の中でぶつけてみるけど、当然の如く目の前の恋人には効果がないようで。すまし顔でコーヒーを飲みながら視線だけを動かして、《コペルニクス》を操作している。目を斜め左側に二回、瞬きを一回したってことは、今きっとメモ帳か何かを起動したな。


 「あ、コペルニクス開いた。何かメモするの?」

 「うん? ああ、今のやり取りを少しね。……って、え。開いたの分かったの?」

 「ふふーん」


 目を見開いて固まる幼馴染に、私は胸を張ってニヤリと笑う。このくらい、朝飯前だよ、奏太。だって、ずっと近くで見てきたんだから。流石にお母さんとお父さん程じゃないけど、最近は奏太がふとした瞬間に見せる仕草とか表情とかを見てなんとなく察せるようになった。

 それに、恋する乙女を舐めないでもらいたい。比喩とかじゃなく、もうずっと目で追っちゃうんだから、しょうがない。

 あれ、でもこれって少し変態チックかな。もしかしなくても、ストーカー一歩手前だったり?


 「なに、ストーカーなの?」

 「違うし! ストーカーじゃないけど、なんとなく分かるよ」

 「なんとなくって……そんなもんか?」

 「そんなもんなの」


 呆れる奏太に、私は小さく舌を出す。そのまま数秒固まって、二人同時に笑いだした。お店の中で、人目も気にせずに何をやっているんだろう。でも、この距離感が新鮮で、心地よかった。ずっと、この感覚に溺れていたい、そう思えるほどに。

 ひとしきり笑いあった後、私達はゆったりとした時間を過ごす。奏太はコーヒーを飲みながら、《コペルニクス》を操作して何かを書き留めているようだった。もちろん奏太は

 私は時折カフェオレを飲みながら、それをただじっと見つめる。ただそれだけ。


 15分ほど経っただろうか。ふと、奏太が窓の外を見た。私もつられて外を見る。相も変わらず曇り空で、コートやマフラーで寒さ対策ばっちりな参拝客が参道を歩いている。さっきから変わらない光景なのに、それでも奏太は面白そうにしている。

 私が見つめている事に気が付いたのだろう、奏太は私の方に向き直ると、今度は飲みかけのカップに視線を落としてしみじみと言った。


 「ここから始まったんだな」

 「え?」

 「俺たちが告白した場所は、プラネタリウムだけど。だけど、それを決めた場所は、ここだった。天に神社に連れてってもらってから始まったんだなって、そう思ったんだ」


 奏太はそう言って、机を拳で軽く叩く。確かにそうだ。私が奏太のお母さまにお願いされて外に連れ出さなければ、こんな関係にならなかったかもしれない。ううん、もし、この場所でプラネタリウムに行こうなんて奏太が言い出さなければ、もしかしたら告白なんて出来なかったかもしれない。ずっと思いを胸に秘めたままだったかもしれない。そう考えると、凄いよね。巡り合わせの奇跡って、本当にあるんだなあって今更ながら思った。


 「そろそろ出ようか」

 「あ、うん」


 気が付けば、お互いのカップが空になっていた。結構量あったのに、あっという間に飲んじゃったんだな。そう思って時計を見てみたら、喫茶店に入ってから一時間以上も経っていた。びっくりである。店員もさぞかし迷惑に思っただろうな。

 私達は飲み終えたカップをカウンターに持っていく。飲み終えたまま、テーブルに置いておくのはなんだか気が引けるし、それに長時間居座ってしまったことへのお詫びも兼ねて。


 「ご馳走様でした」

 「ご馳走様でした。美味しかったです」

 「わあ、ありがとうございますー! お会計860円になります」


 私が財布を出そうとしたら、先に奏太が払ってしまった。後でお金を渡そうと思って、プラネタリウムに行った時の事を思い出す。そうだ、今はデートの真最中だ。でも、あんまり奢ってもらってばかりだと気が引けるから、次にデートする時は今度は私が出してあげよう。

 店員さんの明るい声に会釈をしてドアを開けると、途端に冷たい風が吹いてきた。二人して体を竦ませながら耐える。歩き出す直前、私は思い立って手を差し出した。


 「はい!」

 「え? ……なに、この手?」


 うわー、にぶちん!

 折角恋人になったのに、分からないかなー、こういうの。でも、この方がよっぽど奏太らしい。


 「今日は寒いから。きっと、手を繋いだら温かいよ」

 「あ、そうか。でも、別に手をつないだところで、温かくなるなんて事は――」

 「そういう無粋な事言わないでっ! ほら、手出して」


 あっさりと手を差し出しながらも思案顔でそんな事をのたまう恋人を睨みつけて、私は強引に手をつなぐ。奏太の手は私の手よりも大きくて、ごつごつしてて、そして少しだけ温かかった。

 にやけそうになる口元をマフラーで隠して、私はどうだ、と隣で一緒に歩く奏太を見上げる。奏太もまんざらでもなさそうにしながら、少しだけ顔を赤くして


 「確かに、温かいな」


 なんて言った。そのまま参道を歩いていると、もう二の鳥居に着いた。歩行者信号が青になるのを待っていると、不意に目の前に白くて小さい何かが降って来た。


 「――雪だ」


 奏太が空を見上げて呟く。

 つられて見上げると、空一面を覆う灰色の雲から確かに、白くて小さな雪がはらはらと落ちてくるのが見えた。

 私達は、バッグから折り畳み傘をだして、お互いに寄り添いあいながら横断歩道を渡る。周りには、真っ黒いコートを着たサラリーマンもいれば、私達の学校とは違う制服を着た高校生もいる。彼らに、私達はどう映っているのだろう。ちゃんと恋人に見えているのかな?


 「ねえ、奏太?」

 「なんだよ、天」


 私は奏太と恋人つなぎをしたまま、大宮駅方面へと向かう。雪が降ってきたことに大喜びした小学生が目の前を駆けて行った。私はその子たちの向かう先を見ながら静かに、宣誓のように告げた。


 「きっとこれから、色んな体験すると思うけど」

 「――うん」

 「それでも、奏太が好きだって気持ちは、絶対に揺るがないから」


 そこまで言った所で、奏太がギュッと手を強く握って来た。それだけで、気持ちは同じなんだって、理解できた。


 「だから、よろしくね?」

 「こちらこそ、よろしくな」

 

 私達は笑いあいながら、家へと向かう長い長い道を歩く。

 きっと、これからも長い旅路を歩くのだろう。それでも、幸せに違いない。

 私達の頭上で、二羽の鳥が羽ばたき、どこかへと飛んでいった。

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ソラのカナタのアルタイル まほろば @ich5da1huku

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