突風

このお話は、蘭の同級生、マーシー、高野正志が登場するお話。このお話で初登場になったマーシーは、蘭の同級生ですが、学歴は全く違います。マーシーは、高校を卒業しておらず、音楽学校にも行っていませんが、ピアニストとして活動していました。たぶんきっと、水穂みたいに演奏技術はないのではないかと思いますが、それでもマーシーはピアノ教室をやっています。そして、何人もの、生徒をピアノを教えることによって癒しているのです。

意外に、音楽学校を出ていなくても、ピアニストとしてやっている人は、結構います。そういう人は意外に、演奏技術はないとしても、なにか人間的に魅力がある人がが、多いんですよね。私も、そういう方と知り合ったことがあったんですが、大変暖かい、良い方でした。すごく優しい方だったのです。もしかしたら、音大を出た方よりも、少しへりくだって生きているのでしょうか。なぜか、そういう人は、すごく芯があって、シッカリと生きているような気がしました。

多分きっと、音楽学校を出ていない分その苦労というか、別の何かがあるんだろなと思います。

そして決定的な違いというのが、そういう人のほうが、より音楽に対して愛情が深いという気がしてしまいます。それはなぜなんでしょうか。私はよくわかりません。でも、そういう気がしてしまうんですよ。このマーシーもそうですが、そういうところで苦労した人の気持ちもわかってくれるんでしょうね。マーシーは書いている私にも、魅力的なキャラクターなような気がします。これからまたマーシーに登場してもらいたいです。

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