柱の傷は一昨年の

有名な童謡の冒頭文句をタイトルにしました。このお話の主人公はまた浜島咲です。そして、このお話から本格的にキャラクターとして、ジャックさんと息子の武史君も登場します。

この武史君のキャラクターはやはり書いていて楽しいキャラクターでした。ちょっと大人びた見方もするのに、やっぱり子供だなあと思われるところもある。そういうところは本当に子供らしい。もしかしたら、武史君こそ最も子供らしいかもしれません。杉ちゃんも楽しいキャラクターでしたが、武史君も書いていて、面白いキャラクターでした。

このお話の主題は多様化です。時代は新しい時代になって、いろんな人がいて社会、と少しづつ寛容になってきていますが、果たして、多様化を認めているのでしょうか。それはどうだろうかと思います。武史君のような、岡本太郎のような絵をかいてしまう子供を、認めてくれるような人って果たしてあるんですかね。

それは、どうかというと、首を縦には触れないと思います。

武史君のような個性的な一緒に生きていけるような世界を願ってますが、まだまだそうはいかないなと思うのでした。

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