ファンタジー篇1、手事

ファンタジーというよりは、タイムスリップしたと言ったほうが良いかもしれないお話です。具体的な名前は書いてありませんが、ある架空の世界の遊郭に迷い込んだ、杉ちゃんと水穂が騒動を巻き起こします。

行ってみれば、生まれて初めて書いた、異世界転生もの。でも、もしかしたらそれとは違ってしまったかもしれません。異世界転生というより、単なる昔の遊郭に迷い込んでしまったという感じしか書き出せなくて。もっとかっこいい地名とか、重要な武器とか、カッコいい魔法とかそういう物が出てくる小説でなければファンタジーにはならないよなあと、深く反省しました。

このお話の中で出てきたキーワード、「手事」ですが、宮城道雄が昭和の初めころに作曲したお箏のソロ曲で、お箏をやる人は、一度はぶつかる難曲です。私も演奏したことあるんですが、非常に大変な曲で弾くのに苦労しました。でも、きっとお箏をやりたいというひとは、あこがれるんだろうな。そんな感じの曲なんです。もし、聞いてみたい方は、YouTubeで聞いてみてください。

このお話から派生したのが、女郎の一人であったはなちゃんを主人公にした、「箏曲手事」です。彼女の視点で見ると、また杉ちゃんの印象が変わってくるんでしょうね。こちらは、読み切り短編のようなものですので、すぐに読めてしまうと思いますよ。手事、本篇を読まなくても、読めてしまうのではないかと思います。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る