本篇6、天下一品

蘭は、水穂を何とか助けようと一念発起して、弁護士の小久保先生のもとへ、法律の勉強をしに通い始めました。ところが、小久保さんの息子が、佐藤製紙の社長令嬢と婚約すると言い出したため大騒ぎになってしまいます。そこから、大騒動が持ち上がり、、、。

このお話で、ブッチャーと恵子さんが本格的に登場してきます。恵子さんは、食堂のおばちゃん、調理係のおばちゃんなどと表記されていましたが、本名は塔野澤恵子です。そしてブッチャーは、須藤聰。よく本名を忘れられるキャラクターです。

この須藤ことブッチャーは意外に私のお気に入りのキャラクターの一つで、語彙力に乏しく、働くことに美意識をもち、でも、どこかに魅力があるキャラクターです。

その不器用さというのかな?それがブッチャーの面白いところですかね。

語源は、プロレスラーのアブドゥーラ・ブッチャーですが、ブッチャーというあだ名は、そこから作りました。

アブドゥーラ・ブッチャーさんは、非常に愛嬌のある面白い方ですよ。テレビで見たことあるけれど、楽しい人です。

須藤ブッチャーは楽しく生きるには苦手なのかもしれません。愛嬌もない、ごつい人です。

でもどこか魅力のある人。というキャラクターとして書こうと思います。

恵子さんは、もしかしたら、面白い女の人というよりも、人間的な女の人といえるかもしれません。恵子さんのたちばも食堂のおばさんから、次第に看護人に代わっていく。それは自然なことではあるけれど、彼女も心情は次第に変わってきます。それがどう変わっていくか。恵子さんの変化もしっかり描いていきたいなと思います。

今回は、二人の新キャラクターが登場しました。


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