第3話 村について・・・

佐久良さんと話しているうちに、目的の駅に着いた・・・

ここからバスで、30分くらいのところに、佐久良さんんの住んでいる村がある。


佐久良さんの両親は、この村で診療所を開いている。

つまり、佐久良さんのお父さんは、お医者さんで、お母さんは看護師さんだ。


もともとは、大病院につとめていたが、医者不足というこの村に来た。

「力になりたい」との事だ・・・


村の人たちも、助かっているらしい・・・


「お父さん、お母さん、東瀬くんが、来てくれたよ」

元気よく声をかけた・・・

家族仲は、相変わらずいいようだ・・・


「お邪魔します。今回はお世話になります」

「いらっしゃい。元気だった?」

佐久良さんのご両親は、人当たりのいい人だ。

こちらも、話しやすい・・・


「ごめんね。いきなり手紙して」

佐久良さんが、割って入ってきた・・・

「いいよ。どうせ暇だし・・・」

佐久良さんは、微笑む・・・


佐久良さんの家は、診療所の中にある。

今は、営業時間外のようだ・・・


「ねえ、東瀬くん?」

「何?」

「疲れてる?」

「平気だよ」

正直、少し疲れているが、見栄を張った・・・


「この村を、案内したいんだけど。いいかな・・・」

「いいけど・・・」

「ありがとう。じゃあ、いこ」

そういって、即される・・・


「あの、せめて、荷物だけでも・・・」

「大丈夫。東瀬くんの泊まる部屋は、その間に用意しておくから」

そう、おじさんとおばさんに、アイコンタクトを送っていた・・・


そうして、この村を案内してもらうことになったが・・・

これは、デート・・・には、ならないか・・・

残念・・・

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る