第21話 幽霊少女の追憶3
優人の彼女作りをサポートしてあげちゃうぞキャンペーン!
その一! その二は知らん。
まずは積極的な接触を優人にさせて、優人の意識改革をしつつ小山ちゃんに「その気」を見せていくのだっ。
私から見て、小山ちゃんは優人の事を別に好きではなさそうに思う。
さりとて、印象が悪いわけじゃないみたい。
ぶっちゃけ優人って大して愛想もよくないのに、よく嫌われてないなぁ。
う~ん、小山ちゃんが変わり者なのか、もしくは「人の本質」を見抜くことに凄く長けてるとか?
まぁいい。好印象なら好都合。
どんどんウチの優人を売り込んでいかなきゃね。
優人は実際、悪かない選択肢だと思うんよねー。
一応、真面目に働いてるし。
一応、顔も悪いわけじゃないし。
一応、浮気とかしそうにもないし。
何より。優しいから。
もしかしたら。生きている頃の私じゃ、優人の本当の良さは。
本当の意味での優しさは、気づけなかったかもしれない。
幽霊の身になって、本能も、身体も。
色々なしがらみも脱ぎ去って、優人に憑りついているからこそ。
彼の優しいところが、わかる。
そうなのかもしれない。
でも、だからこそ。
優人には、幸せになってもらいたいなぁ。
そう思っているんだ。私は。
まっ。世話になっているしね。
鶴の恩返しならぬ、幽霊の恩返しだ。
いや、JKの恩返しかな? どっちでもいいか。
小山ちゃんにアピっていくのは勿論としてー。
私は私で楽しませてもらわなきゃ!
だって、私は優人の疑似とはいえ「彼女」なんだしっ。
夏には当然行くとこやること盛りだくさん。
海とか花火とか、色々とね!
優人にとっても悪くない練習になるでしょ。多分。
そもそも優人は女子に対して卑屈すぎるし、その辺の意識から変えてかないと。
そんなわけで、海に行くことを私的に決定させたんだけどー。
どこに行く気なのだろう?
知り合いに会いたくないから遠くの海探すとか言ってたけど。
「ねぇねぇ。どこの海に行く気なわけ? 結構ちゃんと旅行の準備してるっぽいけど。遠くに行くの?」
優人が言うには、連休と言ってもそんなに沢山休めるわけじゃないらしい。
だから、そんなに遠くには……。
「沖縄だよ」
「お、沖縄?」
「沖縄」
沖縄!?
「おきなわー!! すっごーい! 私行ったことないっ! マジで連れてってくれんの!?」
マジか! もっと、近場の海だと思ってたのに!
行った事はなかったし、行く機会も二度と訪れないのだろうと思っていた。
凄い!
ありがと優人!
「ありがとっ優人! 私嬉しいっ」
「あ、あぁ。どういたしまして……」
こうして私は、生まれて初めて沖縄に行くことになったのだった。
実は、飛行機に乗るのも生まれて初めてだったりする。
「うわ~。本当に飛んだ。なんでこんなのが空飛ぶわけ? 意味わかんない」
こんなでかくて重そうなのが、よくもまぁ飛べたものだ。
高く高く飛んだその飛行機からの景色は、本当に綺麗!
うひゃー!
撮ってネットにあげらんないのが残念っ。
と、以前の私なら思っただろうな。
でも、今の私は然程ネットでアレコレしたいって以前ほど思わなくなった。
なんでだろ?
でも、優人には見せたい。
私の綺麗と思うもの、優人にも見てほしい。
そういう風には、凄く思うようになった。
だから。
「ねぇ優人。私から、受け取るつもりで目を瞑ってくれない?」
「はぁ? 受け取るって、何をだよ」
私の見ているこの景色を、あなたも見て!
そう願う。
「ねぇ。綺麗? 見れてよかった?」
「あぁ、綺麗だ。ありがとう、佐倉」
優人も綺麗だと言ってくれた。
なら、上々だ!
「……ん!」
沖縄に到着。
すっげー、暑い! 多分。
まぁ私には対して関係ないけどねっ。
優人が熱中症にならないかだけ、気にしておこう。
まずはお昼ご飯に行くことになった。
やたらアメリカンな、沖縄にしかないハンバーガー屋さんだ。
優人の車で実際にソコに行くと、確かにアメリカっぽい。
なんか、映画とかで観たことある感じと言えばいいのかな?
それだけでちょっとワクワクする。
我ながら単純。
何やら、ここでは無料でお代わりできる飲み物があるらしい。
見た目は、黒いビールみたい?
味は……。
「湿布の味じゃん……」
薬くさっ。
なんじゃこりゃ。
「えぇ……。これ美味しいの優人? 信じらんない」
優人の味覚と私の味覚はやっぱり違ったのね。
どうなってんだろ?
幽霊って摩訶不思議。
当然か、幽霊だもんね。
「佐倉ってエネルギー補給系のジュースは薬味がして飲めない派?」
「飲めなくはない。飲めなくは」
美味しくはないけど、飲めるもん!
子供扱いはやめて……いや、子供は関係ないか。
「……今度一緒に北海道も行こうな?」
北海道!?
「えっ!? 何突然。そ、そりゃ、連れてってくれるんなら嬉しいけど」
ど、どうしたの急に。
え? 何。私と旅行するのそんなに楽しいのかな。
……まぁ、行ってやらんこともないわっ。
私も、その。結構楽しいし!
そう思うと、なんか湿布ジュースもちょっと美味しく感じる気がするしっ。
「北海道、楽しみだね!」
「気が早いよっ。今は沖縄を楽しめよ!」
「あははっ。そだね。夕飯も楽しみだな~」
お昼の後は、首里城とやらに行ったけど。
ま、あんま興味ないから基本的にパス。
別に優人もそんなに見たいわけじゃなさそうだし。
その次は国際通り。
うん、こっちはイイネ!
美味しい物あるし、アクセとか売ってるし。
沖縄っぽいアクセが色々とあるから、そのうちの気にいったものをチョイス。
んで、服みたいにコピー。
「ふふ~ん。私にプレゼントできなくって残念っしょ?」
本当は、ここで彼女にプレゼントをさせる練習をさせたいところだけどねっ。
なーんて、冗談冗談……。
「わーったよ! 買うよっ」
「へ?」
買う?
「ちょっ。冗談だって。別に本当に買わなくても――」
「そのコピーって、記憶が曖昧になったら出来ないんじゃないのか?」
あ。
そう言われてみると。
「え? あぁ……そう、かも?」
「そういう事だよ」
なんてこと。
まさか、本当にプレゼントしてもらっちゃうとは。
むぅ。優人の癖に……。
「その、あんがと……」
私がそう言うと、優人はなんでもないような顔で言った。
「いや、いいよ。これくらいはいい土産だろ」
――っておい!
土産かよっ。
こいつ……ホントにただの土産のつもりで、特に女の子相手にプレゼントとか思ってねーなっ!?
くっそ腹立つんですけどっ。
ん? なんで腹立つん?
別にお土産で、間違ってないような……?
い、いやいや、私、女の子。
子供扱い、ダメ絶対。
そう言う事だろう。
「……こういう時はもっと言う事がさぁ」
「あん? 言う事?」
「うっせ! そんなんだから童貞なんだよっ」
気を使え!
私は、彼女だぞ!
……疑似だけど。
そう、彼女だ。
そして私の事が見えるのは、彼氏の優人だけだ。疑似だけど。
だ、か、らー。
「明日は海入るんでしょ? 着なきゃねぇ。み、ず、ぎっ」
優人の顔が見る見る青ざめた。
ザマぁ!
でも、その後は私の水着が見れるのだから、寧ろご褒美だと思って頂きたいですなぁ!
……気に入ってもらえるかなぁ水着。
その後はホテルに行くことになったけど。
一部屋!?
まぁ、そりゃそうだよねぇ……。
う~。
しゃーない、今更だし。気にしないっ。
気にしないついでに。
お風呂も入る!
私はもうお風呂に入る必要ないけど。
でもそれはそれ、入りたいものは入りたいもん。
だから、見てない!
肝心な所はぜーったい見てないからっ。ねっ。
ふぅ。
やっぱ、お風呂に入れるっていいなぁ。
そして、明日はいよいよ海!
沖縄の海かぁ……。
んふっー! 楽しみっ。
鼻歌の一つも出るってもんねっ。
今日は、離島だって。
そこに行くまでの船で、優人がふらふらのぐらぐらになってるし。
船酔いかー、つらそ。
「あー。死ぬかと思った……」
「なーに言ってんの。そんな事で人が死ぬかっ」
「そりゃそうだけど……っすまん」
「はぁ? 別にあやまんなくても……あっ」
……いや。なーる。
つまり、あれか。私が幽霊だから。
「死ぬかも」なんて軽々しく言ったことを後悔してんのか。
「あぁーそういう」
アホかっ。んなこといちいち気にするかっつーの!
正直言って、私は今の生活がそんなに嫌いじゃない。
そりゃ、家族や友達に会えないのは、アレだけど……。
でも、優人と一緒に過ごす最近の時間は。
楽しい。
例え幽霊だって、楽しいもんは楽しい。
それは、間違いなく優人のお陰なのだ。
彼に会えなければ、私は今頃……。
はぁ~。まったく。
「ばっかじゃないの。私がそんな言葉いちいち気にするわきゃないっしょ」
「まぁ、気にしなかったのならいいんだが。一応な。すまん」
「だからっ。あやまんなぼけっ」
チッ。蹴れない。
こういう時は、幽霊なのが不便だわっ。
カヤックに乗るころには、優人の船酔いもましになったみたい。
「私カヤックとかはじめて! まぁ漕げはしないけど、結構楽しみぃー」
とか言っていると、なにやら優人が私をジーッと見つめている。
なんだろ?
あっ。
なーる!
つまりそう言う事か。
まったくーなんだかんだ言って楽しみにしちゃって~。
ま、優人ってむっつりっぽいしね。
ふふん。期待されるのは、案外悪くねーわね!
「まーったく。わかってるーって」
「はい? 何が?」
「水着。みたいんでしょー? 後でちゃーんと着るから。待ってなって」
私が、そう言うと優人が若干呆れた表情になった気がする。
あれ?
「あのなぁ」
「んー?」
「ありがとな」
のぉ!?
「はぁっ!? せめて見てからいいなさいよ!」
み、見る前からお礼とかっ。
期待しすぎだしっ!
優人が、交渉して二人乗りのカヤックを確保してくれたみたい。
うーん、変な目でみられてる。
ごめんね? でもありがと。
なんつーか、ジャングル? みたいな中を、ゆっくり船で進む。
なんか、変な感じ。
幽霊になる前は、こんな生活考えもしなかった。
誰かとずっと一緒にいて。
こんな沖縄の森の中まで一緒で。
それが、楽しいなんて。
私は今、不幸なんだろうか。
それとも、幸せなんだろうか。
なんだか、ますます私は家に帰れない気がしてきた。
だって、きっと。
帰ったらこの生活は終わってしまう。
何故だか、そんな気がしたから。
今度は、カヤックで海へ。
と言っても、別に直接海に漕ぎだしたわけじゃなくって。
場所が変わってるんだけど。
それにしても。
「うっひゃ~!! 超キレイ! 海青っ。砂白っ。写真とってアップしーてわ!」
「あぁ、そうだなぁ」
そうだなぁ。じゃねーよ!
もっと感動しろっ。
つーか、私水着に着替えたんですけど!
なんか言えよっ!
くっそー。
向こうからなんか言うまでは、黙っておくか……。
二人で船に乗って、やたらと青い海の上にぷかぷかと浮かぶ。
なんだか、まるで映画や物語の世界の一部に入ったみたいな景色で。
凄く、気持ちがいい。
そんな中。
見渡す限りに、私達しかいないから。
まるで、世界に二人きり。みたい……。
「ねぇーゆうと」
「なんだ?」
「私、今すげー気分いいわぁ」
ねぇねぇゆうとー。
あんたも思ってる?
「あー。俺も。すげー気分いいわ……」
二人きりで、楽しい。って。
さてさて。
海の上を堪能した後は、今度は海の中だ。
優人は耳が痛くなるのが怖いとかヘタレたことを抜かすので、おいて行く。
ったく、女にもヘタレだと思ったらそれだけじゃなかった。
しょーのないヤツめ。
「んじゃー、行ってくるわ!」
「おう、気を付けてな」
「何をだよっ」
私は例えジョーズと鉢合わせしたって、怖くねーっつーの。
海の中は。
綺麗だった。
綺麗、そんでキレイ。
うん、それしかでてこねーわ。
もし、幽霊になってなかったら。
ダイビングとかを趣味にしてもよかったかも。
……いや、幽霊になってなかったら。
優人とこうして海には来てない。
じゃぁ、ダイビングが趣味とかはどうでもいいか。
多分、きっと。
海だって。
あいつと一緒に来てなかったら、こんなには……。
ん~。優人にもなんとかして見せたいなぁ!
「ねぇっ! ねぇっ! ちょーキレイだよ!?」
「そ、そうか。よかったな」
「よかったな。じゃなくてー! も~!」
えーいっ。
なんとかして見せちゃる!
今こそ、幽活で鍛えた優人の背後霊力を生かす時。
「わかった! 優人、飛行機でやったみたく目を瞑ってて! そんであの時と同じようにしててっ」
「いや、でも体が触れてないから無理だと」
「いいから!」
待ってろー!
「ねぇ。見える?」
答えは無い。
あれー? やっぱダメ?
イケル気がしたんだけどなぁ。
取りあえず海から上がる。
「見えなかった?」
「いいや。見えてた。声も、届いてた」
「本当!? ねぇっ、綺麗だったっしょ!」
やった! 届いたっ。
「あぁ。綺麗だった。本当に」
優人の顔を見て。私も満足する。
だって、やっとちゃんと心が動いた顔をしたもの。
ふへへー。なんか、私も嬉しい。
「佐倉」
「んー?」
なんか優人が、不思議な顔してる。
笑ってる?
「ありがとな。やっぱ、佐倉はいい子だ」
にっ!?
「はぁっ!? きゅっ急に何言ってんの! つーか子供あつかいすんなっ」
いい子って!
いや、褒めてるのかも知れないけどっ。
もっと言いようあるだろっ。
……で、でもまぁ。
悪い気はしない、けど。
そして。
いい加減、そろそろ我慢の限界だ。
この野郎。
いつになったら私の水着褒めるんだ!
「なんで。私の水着に一言もないわけ?」
今思い出したみたいな顔すんなっ。
「佐倉だって、景色に夢中で忘れてただろっ」
「忘れてねーよ! いつ言うのかと思ってまってたんだよこの童貞!」
そんなんだから彼女できねーんだよっ。
いやまて?
優人に彼女いないお陰で、私って今こうしてられるのか。
よし! それでよかったわ優人!
でも今後は気を付けろっ。
「んでー? 感想は?」
私がそう聞くと、優人がじっくりと私の姿を眺める。
うっ――。
な、なんか。思ったより恥ずかしい?
あれー?
なんでだろ……。
「あー、うん。似合ってるよ」
「――しげしげと見んな! 変態!」
いけない。
見ろと言っておいて思わず罵倒しちゃった。
ま、いいだろう。
向こうも忘れてたんだし。
お互いさまってことで。
「はんっ。変態上等だっ。折角ひどい恥ずかしい思いして選ぶの付き合ったんだからな。しっかり見させてもらう!」
「べ、べーっつに平気だしっ。ダイエット知らずの体なめんな!」
いいし! 別にいいし!
だって。
似合ってるん、でしょ?
海で沢山遊んで。
私達は、今夜泊まる民宿へやってきた。
ホテルとはまた感じが違って、ワクワクする。
出てくる夕食も、なかなか美味しい。
ま、まぁ。ゴーヤはちょっと苦いけど……。
「あー、明日で帰っちゃうのかぁ~。みじかーい!」
電気も消えて真っ暗な中。
私の声が響……かないけど。優人には聞こえているだろう。
「しゃーないだろ。三連休以上なんてとれないんだから」
「夏休みもないなんて、社会人ってこわ~……」
大人ってやっぱり大変なんだなぁ。
いや、子供にだって高校生にだって色々と大変な事はある。
けど、夏休みが三日なんて聞いたら。ちょっとゾッとするわ。
「まぁ、二連休くらいならまた取れるから。そしたらどっか連れてくよ」
「ほんと!? うっへっへ~どこがいいかなぁ~」
また優人とお出かけできる!
まさに彼女の特権っ。疑似だけど。
「一泊二日なんだから、そんなに遠くはむりだぞー?」
「へいへ~い」
実際、彼女と言えば。本物の彼女の事もだんだん考慮にいれていかないとねー。
私は、所詮幽霊だ。
いつ、どうなるのか。わからない……。
でも。今すぐどうこうなるとも、限らない。
だから。
ん~。
次かぁ。夏はまだ続くしー。
あれ? でも、優人に本当に彼女ができたら。私は?
あき、とか、こうようミにいったり……。
でも、優人には私なんかよりちゃんとした彼女が必要でしょう?
ふゆと、か……ユきのなかの……おんせ……。
私なんて、いつ消えるのかもわからない。タダノジャマモノデショウ?
こ、の……まま……ゆう、と……。
一緒にいたい?
いっしょ……ニ……いた……。
ユウト死んじゃえば、イッショにいられるカもね?
!?――
「――イヤァ!!」
「どうしたッさくら!」
「……え?」
へ?
あ、あれ?
「え? じゃねーよっ、何事だ?」
何事?
なんだっけ。今私、なにを……。
あ、あれ?
わたし。
優人を……。
いや、そんなはずない。
そんなはず、ない。
私は、優人の疑似彼女で居候で。
そんで憑りついた幽霊。
それだけ。
だから、なんでもない。
私のやることは、変わらない。
「あ、あははっ。ゴメンゴメン。なんか、ちょっと頭が混乱したっつーか。なんつーか。気にしないで?」
「気にするなって……。そりゃ無理だろ」
もうっ。
まーた私の心配して。
私の心配より、自分の将来できる本当の彼女の心配でもしてろっつーの。
「……まぁいいが。もし、なんか困ったことがあるなら言うんだぞ?」
困ったこと、かぁ。
ないよ。なーんもない。
強いて言うなら。
幽霊の癖に、楽しすぎることじゃないかな。
「ん。ありがと。ヘーキだって! 別に困ってないよ。優人のお陰でね」
そう。
優人の、お陰で。
沖縄も今日でお別れ。
……また、来れるかな?
「また、来たいね?」
「あぁ。そうだな。また来年きてもいいかもな」
来年かー。
私は、来年。アナタの傍にいるのかな?
「うん! でも、北海道も行くんでしょ?」
「あー。いつ行くかなぁ北海道は」
北海道に一緒に行ったら、きっとすんごい楽しいんだろうなぁ。
「へへっ。楽しみにしてる~」
いつか。一緒に行こうね。
約束なんて、ワタシにはできないけれど……。
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