一人な私達の探し物

作者 無月弟

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★★★ Excellent!!!

主人公の宮子は転校した後、訛りをからかわれるなどして、新しい学校にうまく馴染むことができません。

元の学校ではとても楽しくやってきた分、孤独感は一層高まっていきます。そんな中、公園で指輪を探している男の子、逹希に出会い、二人で指輪を探すことになります。

宮子の好きなナツメロの描写が、とても物語にマッチしていて、その曲のイメージも加味されて、単純な言葉では表せない情動が余韻として残ります。

★★★ Excellent!!!

 田舎からとある街に引っ越してきた、小学四年生の宮子ちゃん。新しい学校に馴染めず、毎日ひとりぼっち。そんな彼女のまえにあらわれたのは、やはりずっとひとりで『なにか』を探している少年でした。

 宮子ちゃんの宝物はお父さんからもらったウォークマン。それで聴くのはいわゆる『懐メロ』と、なんとも昭和生まれの心をくすぐってくれるアイテムと名曲が登場します。

 そしてこちら。ジャンルはホラーですが、まったく怖くありません。むしろあったかくてやさしくて、切なくもほほ笑ましいお話です。怖いのが苦手な人も大丈夫。

 勇気とやさしさ。初恋と成長。じんと心に響くノスタルジックな雰囲気も素敵な物語です。ぜひ読んでみてください。

★★★ Excellent!!!

見知らぬ土地に引っ越してきた少女、宮子ちゃん。
仲良しのお友達と離れ離れになってしまい、新しいクラスにも上手く馴染めず……。
独りぼっちの彼女のお供はウォークマン。昭和生まれには馴染み深いレトロアイテムです。
それで聞くのは懐かしのあの曲この曲。いわゆる『懐メロ』。

そんな懐メロ好きの宮子ちゃんはある日、一人黙々と『何か』を探す少年、達希君に出会います。

少女と少年が出会えば、それはもう恋の始まり!?

……と先走ってしまいそうになりますけど。

これはホラーなのです。
けれど、ちっとも怖くない。
むしろ、甘酸っぱくて、可愛くて、切ない。


達希君が探しているものとは。
そして、それが見つかった時、二人はどうなってしまうのか。

ぜひ、作中の懐メロを流しつつ読んでいただきたい、素敵なお話です!


★★★ Excellent!!!

転校先で周囲に馴染めず、孤独を抱えている少女・宮子。
そんな彼女の前に現れた男の子は、なくした指輪をずっと探していて……

主人公の繊細な心の機微が丁寧に描かれています。
ちょっと不貞腐れているところもあれば、正義感が強くて向こう見ずなところもある宮子。いやーな子も登場しますが、なんといっても相手役の男の子が「いい子」です。

初恋がテーマの、切なくも勇気に満ちた物語。
ラスト、じんわりとした感動でいっぱいになりました。



★★★ Excellent!!!

転校生の宮子は、なかなか新しい環境になじめず、なんとなくひとりきり。
寂しいな、と思ううちに日々を過ごす彼女が、ある日出会ったのは、少し年上の少年でした。

そんな少年は「あるもの」を探していて………

こうして始まるこの物語。

非常に甘酸っぱかったり、憤りを感じたり、もどかしさを感じたり、と。

大人になって振り返ってみたら、「あの時、こんなんだったよな」と我が身を振り返ることが多いです。

胸キュンやアオハルを描くことが非常にお上手な作者様の本領が発揮された物語です。
是非、ご一読を!

★★★ Excellent!!!

物哀しさと、物語が秘める恐ろしさが漂う空気感の中で、展開する繊細で心の奥深くに何かを問いかけてくるような物語。


どのような結末を迎えるのか、拝読途中の今はまだわかりませんが、子供の頃の自身の記憶を懐かしみながら、物語を追いかけていこうと思っています。