オリュンピア:風猫対烈日

 烈日が落ちた日、それは彼女にとって原初の記憶である。太陽が落ちて華が散った。首都エル・リードでは誰もが世界の終りのような顔つきになっていた。よくわからず、彼女も泣いた。分別の分からぬ子供でさえ泣いてしまう。それほどに、その空気は真に迫っていたのだ。

 誰もが悲観に暮れ、時代の分岐点と成った日。

 彼女は太陽が落ちる意味を知った。

 次は初陣と成った最終戦争。快調な戦働き、小さな自分でもやれるという確信にも似た何か。それは、たった一人の怪物によって消し飛ばされた。敬愛し、尊敬していたディノ・シド・カンペアドール、破壊力に関しては烈日に匹敵するとまで言われていた男が、たったの一撃で粉砕された。

 何も、出来なかった。

 ゼノも泣いていた。感情があるのかもわからなかった自分たちの主、エルビラも涙を一筋、流してしまった。何も出来ない自分を恥じ、仇を取ることも出来ない弱さを憎んだ。カンペアドールの、将と言う存在が背負う重さを、知った。

 喪失の痛みが、そのまま上に立つ者の重さで、だからこそ負けてはならないのだと、知った。カンペアドールを、エスタードの看板を背負って戦うのであれば、自らの敗北であのような空気を生み出すのであれば、それは許し難いことで、そのために彼女は強くなったのだ。

 負けぬために、今度こそ太陽が落ちる姿を見せぬために。

 自分が成らねばならない。烈日に、絶対の強さを持って――

 そのための修練、そのための苦難。そのための才能。

 この重さこそ、我が強さ。


     ○


 劣勢を前に、ゼナの目の色が変わった。勝負に徹していた時とも違う、熱情を帯びた瞳。勝利への執念が、彼女を変貌させた。槍の質も変わる。精密機械のような冷徹な槍捌きは消え、執念の熱情を帯びた槍へと姿を変えた。

「勝つ勝つ勝つ勝つ勝つ勝つ勝つ勝つ勝つゥゥゥウウ!」

「ハッ、さらに重たそうに、楽にしてやろっか?」

「私は、私が、ゼナ・シド・カンペアドールだァ!」

「知ってんよボケ!」

 ゼナは、思考を捨てた。ただ自らが培ってきた修練に、努力に身を委ね、自らはより強く、より速く、戦うことに注力する。その槍はさらに重みを増し、生半可な受けでは止まらぬ破壊力を得た。

 それはまさに炎。巨大なる炎は天輪の輝きを帯びる。

 ミラもまた父から受け継いだ力と母から受け継いだ速さでそれを捌く。自由に、気ままに、されど雄々しく力ずくで。

 誰よりも自由な風、母猫に比べて力強い。

 自在な動きは今もって捉え難く、ゼナの槍がそれを阻むビジョンすら見えない。しかし、間違いなくゼナは、少しずつ距離を縮めていた。

 そしてミラは、決定的な勝機を掴めていない。

 リーチの差、そして、恥も外聞もかなぐり捨てて勝利のためだけに、逃げすら打ってくる彼女に決定打は届かない。

 二つの巨大な才能。共に背負うモノは違えど退く気はなし。個を守るか、集を守るか。愛を貫くか、誇りを掲げるか。そこに違いなどない。

 勝利に手を伸ばす手に貴賤など無い。舞う女も、穿つ女も、どちらも美しく、情熱に満ち溢れているのだから。


     ○


「いつまで、続くんだこれ」

「長い、あまりにも、長い戦いだ」

「才能と才能のぶつかり合いかと思えば、執念のぶつけ合いと化したか。双方一歩も引かんとは、ローレンシアの女人は恐ろしい。そして、美しい」

 熱戦はゆうに一時間を超える長丁場と化していた。当初声を張り上げていたランベルトやパロミデス、アルカディア勢の多くは喉がかすれ声も出なくなっていた。一瞬の判断が天秤を揺らす。勝ち負けが二人の間で揺れていた。

 凄絶な戦い。

 刹那すら気を抜けぬこの闘争を、彼女たちはまだ続けるのだと言う。

「女も国を背負う時代かねえ」

「あれを女と括って良いのですか?」

「人として秀でてんだ。そこに男女など関係あるかよ」

 スコールが、ハティが、フェンリスが、その戦いを注視していた。

 そしてフェンリスがこぼした言葉は、この戦いを見る前であれば、絶対に彼の口からは出なかったもので、だからこそ彼が今、大きなリスペクトをこの戦いにあの二人に感じている証左であった。

「俺ならどう戦うか」

 リオネルもまた、彼女たちを敵と認識していた。才能と努力、そして想いの強さ。油断などどうしてできようか、万に一つも慢心など出来るはずもない。

 気合を入れ直す必要がある。心を整えねば、あの二人には届かない。

『テュルクにしては、道理に合わぬ』

『姫様のおっしゃる通り、彼女はどこかおかしい。特性を伸ばす過程で、他の要素は確実に弱まってしまう。短命、病弱、繊細、薄弱、儚くも美しいのが彼らの特徴で、あれほど強く燃え盛る資本を、彼らは持たないはず』

『しかし、現に彼女は拮抗しています。あの巨体、類まれなる身体に比する力を、彼女は持ち合わせている。道理に合いませんが、それが現実です』

『テュルクの血ではなく、もう一つの方が、作用しているのでは?』

『我が父、アスワン・ナセルに匹敵するでかい男か。なるほど、父同様突然変異とタカをくくっておったが、積み重ねていない血などない、か』

『もしくは、かの血脈もまた、特別なものであるか、ですね』

『面白いではないか、ローレンシアも』

 エスケンデレイヤからやってきた異邦人。彼女たちもまた色んな意味でこの戦いを注視していた。特にミラ、テュルクの血を継ぐ者の覚醒にはひと際関心を寄せている。血を繋ぐことに関して、彼女たちもまたこだわっているのだから。

「テュルクの血、そして、グレヴィリウスの血。古くからかの地に根ざした王の血と、母方は血統にうるさいネーデルクスの王族。カイ・エル・エリク・グレヴィリウスもまた血に意味を求めるのであれば、特別な存在なんだよ。二つの異なる濃い血が、新たな可能性の扉を開いた。君は、本当に美しいよ。初めて見た時から」

 アルフレッドはゼナが勝つと予想していた。それは、本来動くことのない確定された未来で、二人を良く知るからこそ、外すことはないと思っていた。しかし、今となってはそれも無意味。

 カンペアドールを背負うゼナと愛する母との約束を翼に換えるミラ。

「だけど、それはゼナも同じ。彼女もまた特別だ。太陽に成るべく生まれ、太陽に成るために研鑽を積んだ。その努力と覚悟は、やはり重い」

 対極に見えて、根っこは同じ守りたいと言う想い。

「女性は守る時にこそ真の強さを発揮する、なんて、陳腐な差別かなあ」

 熱闘。揺れ続ける天秤の上で、槍が爆ぜ、剣が舞う。

 どちらが勝つか、王の器を自称するアルフレッドですら、見えない。


     ○


(……冗談じゃないっての)

 優勢であった。ずっと、この約一時間もの間、ミラはずっと優位に立ち回っていたのだ。さながら勝負に徹したゼナが、つい一時間前の彼女相手に優位を保っていたように。だが、とにかく決め切れない。攻め切れない。どれだけ攻め立てても、猛攻を浴びせても、急所はしっかり守っている。

 審判が止めるような攻撃は絶対に受けない。

 全身傷だらけのゼナの目は、虎視眈々とミラが隙を見せるのを待っていた。

(私だって体力には自信があるんだけど)

 そして、その根気は今まさに実ろうとしていた。普段使っていなかった筋肉の疲労は己の想像以上。何とか騙し騙しここまで来たが、とうとうここに来て限界を迎えつつあった。気力ではどうにもならぬ世界もある。

 どんな生物も、トップスピードを常に出し続けることは出来ないのだから。

 緩急を、変化を用いて、誤魔化すのも限界。すでに、ゼナの目は己の消耗を捉えている。ゼナはゼナであと一手、最大火力での決着を狙っている。

 凌ぎながら、かわしながら、受けながら、逃げながら、ここまで勝機を窺い続けた執念は筆舌に尽くし難い。

「……ちィ!?」

 ほんのわずかな緩みを見せただけで、ゼナは迷うことなく踏み込んで槍を放ってくる。相手を殺すことも厭わぬ破壊の槍。エスタードらしい力強い槍であった。

 ミラはすんでのところで回避。逆に槍の周りをねじるように回転し接近、剣の一撃はかわされるもそこから繋げた足技は腹に入った。

「がぶっ」

 空気と一緒に口から血が噴き出るが、意にも返さず構えに揺らぎ無し。集中が途切れる気配も無い。

 すでに、ダメージは相当蓄積しているはずだが、倒れる気配も皆無。

(今ので、また足が削れた。さすがに次は――)

 すでに、羽根ははりぼてに近い。舞えるほど足は残っていない。

 もう少し早く、この大会が始まるより前にこの『動き』を思い出していれば、習熟する時間があれば、すでに決着はついていたのだろうか、などと考えている時点で弱気に侵されている。それでも、浮かんできてしまう。

 自分がゼナを超え、彼の前に立ちはだかり、彼の道をぶち壊し、またあの日々に戻る夢想を、浮かべてしまう。もはや絶対にありえない絵図だが、それでも――

「ちぇ、やっぱ、最後なのは、変わらない、かぁ」

「……?」

「ああ、気にしないで、こっちの話。気にする余裕、あんたにはないっしょ?」

 飛べた。でも、届かなかった。やはり自分は底辺で、彼は天上人。

 それは変わらなかった。

「悪いけど、そろそろ限界だからさ、終わらせるよッ!」

 ミラは腹を決めた。道は一つしかない。ここから先、守ることが許されないのであれば、せめてこの場は、ここだけは『死守』する。それが母との約束で、それが自分のやりたいことだから。

 全てが収束し、ミラはもう一度飛ぶ。

「……ッ!? 速いッ!」

 ここに来て、まだ舞える。まだ、飛べる。ゼナは驚嘆すると共に、深く、大きな敬意を、愛にも似た何かを胸に刻む。きっと、この気持ちを、この潤いを与えてくれる相手を、好敵手と呼ぶのだろう。

「ハハッ!」

 最大の、最後の窮地で、ゼナは笑った。カンペアドールを背負い、国を背負い、それでもなお、笑える度量こそ真の太陽。

 笑みを浮かべながら放つ渾身の一撃。ここしかない。確かに速いが、それでも遅いのだ。開花した瞬間の、そこから数分間の悪夢。手も足も出なかった、死に物狂いでしのぐしかなかったあの時間帯よりも、やはり遅くなっている。

 目が慣れたのもある。動きを多少は理解したのもある。だが、一番は消耗による速度低下。それが僅かであっても、ほんの少しであっても、全力を賭してこれならば、最後のひと駆けがこれならば、合わせて打ち込む。

「ッゥ!?」

 ゼナが出せる最大火力。最高の突きを、舞うミラへ向けた。引手のことは考えない。相手が勝負を決めに来た。この瞬間こそが最大の好機なのだ。一時間にも及ぶ死闘の果て、互いに見出した勝機。

 その結果は――

「オ、ゴォ」

 重苦しい音と、どこから発生したのかわからぬ声が、漏れる。

「ゴブッ」

 吐血。殺す気で打った。寸止めをする余裕などない。

 ゼナの手に残る、鈍くも、確信に満ちた手応え。

 誰もが、その瞬間、ゼナの勝利だと考えた。主審であるエアハルトへアンゼルムが目配せする。エアハルトが頷き、勝負の決着を告げようと――

「ごご、だァ!」

 ずりゅり、回避し切れなかった、わき腹を穿った一撃を、喰らいながらミラはぐるりと血の軌跡を描き、最後の舞を見せた。

「私が、まもるッ!」

 全力の一撃。ゼナは、予想もしなかった反撃に、受ける体勢など作る余地もなく、袈裟懸けに打ち込まれた剣をもろに受けてしまった。決死、何故、先の無い道を選ぶことが出来るのか。これでは、どう転んでも次の試合など――

(あっ)

 崩れ落ちる中、ゼナは笑みを浮かべるミラの顔を見た。

 満ち足りたその表情は、破れかぶれの反撃ではないことを物語っており、相打ちであっても目的は達成されると――

 二人は、同時に倒れ伏す。

 沈黙の会場。誰も彼もが困惑の中にいた。

「これって、どっちの勝ちになるんだ?」

「いや、勝ち負けってか、引き分けじゃね?」

「勝ち抜き戦だろ? 引き分けってあるの?」

 動かない二人。主審であるエアハルトに注目が集まっていた。

「先に致命傷を与えたのはゼナだろ!」

「だけど倒れたのは同時だぜ!」

「あんなもん破れかぶれの悪あがきじゃねえか」

 徐々に熱を帯びる会場。

 皆が納得のいく裁定を下さねば、おさまりがつかないだろう。

(私であれば、ゼナに軍配を上げる。理由付けは出来るし、彼らエスタードに対する気遣いにもなる。片やカンペアドール、片や名も無き少女、迷う必要など――)

 だが、エアハルトは何も言わなかった。黙って、彼女たちを見つめている。

 じっくりと彼女たちを見ていたエアハルトは、アンゼルムの視線に気づいたのかにやりと微笑み彼女たちを指さした。良く、見てみろ、と。

(……ッ!? あの少女、ミラと言ったか、目に、光がある。意識が、残っているのか。動けないのは同じでも、意識が残っているのであれば、いや、だが――)

 もぞりと、動こうとするミラであったが、最後の一撃か、はたまた疲労が限界に達したのか、立ち上がるどころかまともに動くことも出来ていなかった。だが、意識は間違いなく残っている。その差は――大きい。

(ゼナは、完全に飛んでいるの、か? なッ!?)

 意識を残していたミラにも驚いたが、もう一人の少女、ゼナにはなお驚かされた。ゆっくりと、だが確実に、槍を杖にしながらも、立ち上がり始めていたのだ。あの一撃を受けてなお、立ち上がるとはまさに不滅の太陽。

(勝負あり、だ。エアハルト様。文句のつけようも――)

 堂々と立ち上がったゼナ。背負うモノの重さ、国家の象徴カンペアドールを背負う女傑は、胸を張って天を仰ぐ。その姿はまさに、勝者のモノで。決着は誰の目にも明らかであった。ただ、エスタードの方から歓声は聞こえてこない。彼らは一様に、あたたかい眼で、彼女の雄姿を、美しい姿を、見ていた。

(くぞ、たつなよ、馬鹿女ァ)

 好敵手は強かった。ミラは涙を浮かべて這いつくばる。立ち上がれない自分の弱さを呪う。結局、自分は何一つ守ることが出来なかったのだ。それが、辛い。

「勝負あり!」

 エアハルトの声が轟いた。会場が、静まり返る。

「双方戦闘不能により、この勝負引き分けとするッ!」

 ミラの目に驚きが宿った瞬間、会場からは大きな罵声が降り注いだ。どう見ても勝者はゼナで、敗者はミラ。立ち上がった方と這いつくばっている方、何故それが同じ裁定を下されねばならないと言うのか。

 あまりに公平を欠いた結論。彼らにはそう見えていた。

「ン黙れェイ!」

 その喧騒を裂いたのは、同じカンペアドールであり彼女の兄貴分でもあるゼノ・シド・カンペアドールであった。その隣にいるキケらも同じ表情。

 彼らは、その決着に納得していた。これでゼナを優遇する方が、戦士として正しくないと彼らは思っていたのだ。

「双方、見ィ事な戦いっぷりであった。死力を尽くした一時間、身内としても誇りに思う! されど、それと裁定は別もの。そして、裁定は実に正しい! 片や意識はあれど動けず、片や意識は失えど立ち上がった。どちらも武人として必要な要素を欠き、どちらも一つを残して見せた。これを、引き分けとせずになァにが決着であるかァ!」

 そう、ゼナは、立ち上がりながらも意識を失っていたのだ。無意識にでも立ち上がった彼女の、カンペアドールへの、国家への、仲間たちへの想いは凄まじい。だが、それでも意識はなく、片方には薄れゆくも残っていた。

「見事であった! 死闘に敬意を表する!」

 ゼノの締め。それによって再度、歓声が爆発した。どちらも讃える声が四方八方より降り注ぐ。今度こそ、決着。

「キケ、重傷だ。休める場所まで運んでやれ」

「わかった、あんちゃん」

 ゼノの弟キケが体型の割りに軽快な動きで眼下のゼナの下まで駆けていく。

 それとは別に――

「お、黄金騎士だぞ!」

 アレクシス、アルフレッドもまたミラの下へ駆け寄ってきた。ボロボロになって、今にも意識を失いそうな彼女を見て、アルフレッドは躊躇いなく彼女を腕に抱く。死闘を経て熱を失ったのか、その身体はとても冷たくて、だからこそ、せめて、温かさぐらいは。

 何故ならこれから先、自分は彼女に寄り添ってあげられないから。

「えへへ、あったかい」

 ほんの少しだけ、顔をほころばせ、ミラは意識を失った。

「ありがとうミラ。そして、ごめん」

 ミラを抱き上げるアルフレッド。その視線の先には――

「な、なんだあのでかいのは!?」

 会場に降り立った、『本物』。フードを脱ぎ捨て、威風堂々と現れたその男は、とても無名の者とは思えぬ凄味があった。誰もが、声を失い、其処に眼がいってしまうほど、彼は特別で、有無を言わせぬ迫力を備えている。

「カイルさん、ミラを」

「ああ、ありがとう。あとは、俺が引き継ごう」

 背筋を正し、己が娘を大事に抱える男。

「……あ、あの、男は」

 エスタード勢は、身震いする。自分たちの主であったディノを粉砕した怪物に、酷似していたのだ。そして、たった今、自分たちの希望であるカンペアドールと引き分けた娘の縁者。何かがある。もしかすると、本人かもしれない。

 オストベルグ重装歩兵の生き残りたちも、記憶にべっとりと残る悪夢を浮かべていた。黒き鋼を、まるで木の棒でもへし折るかのように粉砕したあの男――

 ただ、それらとは異なる、毛色の違うまなざしを向けている者たちがいた。

「カ、カイ・エル様ッ!」

 その彼らとカイルとの『再会』が、世界をまたも、変える。

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